仮想通貨Stellar(ステラ)が成長する理由とは
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前回に続き、仮想通貨Ripple(リップル)とも結びつきの強いStellar(ステラ)について紹介していこう。時価総額ランクは6位(2018年8月9日時点)と、リップルにも追いつくほど急激な成長を見せている。
ここではステラが今後も成長を続ける理由を3つに分けて紹介している。
まだ国内では扱っていない銘柄だけに、今のうちに情報を集めておきたい。
コンテンツ目次
仮想通貨Stellar(ステラ)が今後成長する理由
仮想通貨Stellar(ステラ)は、兄弟分であるRipple(リップル)を超えるかもしれない。そんな憶測がネット上で飛ぶなか、ここでは冷静にステラの将来性を分析してみた。
ステラはリップルのシステムをベースに国際送金サービス提供を目的に開発された。
2018年にはSBIホールディングスが積極的に海外送金システムの開発を行っており、仮想通貨市場でも注目度は高い。
ステラの成長が期待できるポイントは以下の3つ。
・世界の大手企業との提携
・国際送金の市場規模は20兆円以上
・個人間の国際送金需要が高い
ここから順番に紹介していこう。
世界の大手企業との提携
ステラは世界的に有名な企業の数々と手を結び始めている。
その代表格がコンピュータシステム会社の巨人「IBM」。IBMでは2020年を目途にブロックチェーン技術を利用したまったく新しい金融システムの開発が進んでいる。その協力相手の1つがステラというわけだ。
また、アフリカ地域で携帯端末を利用した送金システムをてがける「PARKWAY」、ステラとの統合でユーロへの国際送金テストが成功した「TEMPO」、ステラと共同でモバイルアプリを開発する「Deloitte」など既に複数の送金試験が進んでいる。
国際送金の市場規模は20兆円以上
世界銀行の試算によれば2014年の国際送金サービス総金額は1,870億ドル(当時平均レートで約20兆円)にも達し、今後も成長が見込まれている。
ステラと同じく国際送金サービスを提供するリップルも同様に恩恵を受けるだろう。しかし、ステラの方がより大きなメリットが受けられる。その理由は以下で解説している。
個人間の国際送金需要が高い
上記世界銀行の調査では、国際送金市場20兆円のうち、もっとも大きなマーケットはインド、中国、そしてフィリピンであった。こうした第三国では、若い労働者が海外へ出稼ぎへ行き、現地で稼いだ給料を里親や肉親へ送金していることが多い。いわゆる個人間決済だ。
ステラは国際送金市場の中でも特に個人向けサービスをターゲットとしている(リップルは企業や団体向け)。つまり、狙う市場としてはリップルよりも格段に大きいというわけだ。
ステラのシステムが稼働すれば、アメリカから中国、ヨーロッパからフィリピンなど中継銀行を使うことなく簡単に送金ができるのだ。もちろん中継銀行への手数料も必要なく、ステラなら0.0004~0.0005円の送金手数料だけで済む。処理もリアルタイムだ。
ステラネットワークを使った国際送金サービスに人気が集まるほどXLM通貨に対する需要も高まるだろう。
ステラ通貨(XLM)を購入できる取引所は?
ステラ通貨(XLM)を購入できるのは海外取引所のみだ。残念ながら国内取引所にはまだ上場していない。
XLMを扱っている取引所は以下の9つだ。
・Binance(バイナンス)
・Huobi(フォビ)
・Poloniex(ポロニエックス)
・Bittrex(ビットレックス)
・Upbit(アップビット)
・Kraken(クラーケン)
・OKEx(オーケーイーエックス)
・Bitfinex(ビットフィネックス)
・BCEX
この中でもおすすめはバイナンスだろう。バイナンスでは、ステラの取引量は全体の約半分を占める。流動性リスクを抑えることが可能だ。
また、バイナンスの取引手数料は0.1%。独自通貨のバイナンスコインを決済に利用すると0.05%という非常に安い手数料だけで取引ができる。
バイナンスではステラの他にも、120種類以上の仮想通貨を買えるので分散投資に優れるメリットもある。XLMを買うには最適な取引所と言えるだろう。
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