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テザー、さらに2.5億枚新規発行 BTC価格6%アップ

2018/07/11

クリプトボーイ

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地球のみなさん、
こんばんは!
クリプトボーイです。

何かとお騒がせのテザー(USDT)が6月25日、新たに2.5億枚=2.5億ドル相当のトークンを発行!コインテレグラフが報じた時点で、ビットコイン(BTC)の価格は6%アップ。6270ドルで取り引きされていた。

BTCの価格操作疑惑の渦中にあるだけに、どうにも気になる動きだ。

テザーへの風当たり強し?

新たな大量発行は、コインテレグラフ がオムニ・エクスプローラーのデータで確認済みだ。

3月末に3億枚のトークンを発行した際、「BTCの値段に若干影響を与えた」と指摘されていた。また、「米ドルに裏付けされている」という主張が監査中止で立証されていなかったため、Twitterの仮想通貨コミュニティーから大非難を受けた。

追い打ちをかけるかのように、テキサス大学財政学部の教授2人が、テザーが「ビットコインの価格操作に使われた」という論文を6月に発表。テザーの親会社兼香港の仮想通貨取引所ビットフィネックスのCEOが「あり得ない」と反論するなど、緊迫した展開に発展した。

この件に関しては先週、テザーが銀行口座に十分なドルを保有していることが、米法律事務所によって公表されている。ただし「正式な監査ではない」点が気がかりではある。

ライトコイン共同創設者がTweet

価格操作に関してはどうなのか。

ライトコイン(LTC)の共同創設者チャーリー・リー氏は、「2.5億USDT発行=2.5億ドルの入金に匹敵する」とTweetしている。

Generally, this has been a precursor of price going up. Tether gets printed when people deposit USD and get USDT back. This USDT will then be used to buy crypto. This is similar to someone depositing $250MM to exchanges. Of course, that doesn’t mean they will buy right away. DYOR
一般的に見て、これは価格上昇の先駆けとなっている。米ドルを払って受け取ったUSDTは、仮想通貨の購入に使われる。つまり、取引所に2.5億ドルの入金があったようなものだ。もちろん即座の購入を意味するものではないが。自分で調べてみるといい。

コインマーケット・キャップ のデータによると、テザーの6月26日の時価総額は26億 9934万ドル。取引量は39億ドルを突破。前日から-0.39% の0.997ドルで取り引きされている。

BTCは発行前日の6月24日 、5800ドル台から6200ドル台へと急騰し、現在は6100ドル台をキープ。

ビットフィネックスCSOの辞任

それにしてもここまで大量のトークンを続々発行されると、やはりどことなく不安になる。5月18日にも同じ量のトークンを発行したばかりだ。「もしや何か焦っているのか?」と、ついつい勘ぐってしまう。

しかもこうした騒ぎに反応して、ビットフィネックスのCSO フィル・ポッター氏が辞任を表明したから、ますます雲行きが怪しいような・・・。

As Bitfinex pivots away from the U.S., I felt that, as a U.S. person, it was time for me to rethink my position as a member of the executive team(Bitcoinist).
「ビットフィネックスが米国から離れているため、米国人として、エクゼクティブチーム内の自分の地位を考え直す時期がきた(ビットコイニスト)」

ポッター氏はあくまで自主的にビットフィネックスを去るとのことだが、同社が昨年12月に米商品先物取引委員会(CFTC)からを監査召喚状受けたこと、勢いを増す批判や中傷にうんざりした--というのが、退社の真相かもしれない。

ビットフィネックスは6月5日、「メンテナンス」で突然数時間音信不通となったが、後にDDoS攻撃を受けていたことが発覚している。

ビットフィネックスのDDoS攻撃

DDoS攻撃とは、複数のコンピューターからターゲットとなるサーバーに過度の負担をかけ、ダウンさせる攻撃手法だ。

ビットフィネックスは今回の攻撃直後、サイト上で、サーバーに極端な負荷がかかっており、問題の追及後、適時対処する意向を表明した。2016年にはハッキング攻撃で12万BTCを流出させた。

USDTによるビットコインの価格操作

「ビットフィネックスがBTCと連動性が強いUSDTを利用して、BTCの価格を意図的に押し下げた」という疑惑。

テキサス大学がビットフィネックスに出入りするトークンの流れを分析したところ、相場が低迷している時にUSDTを使ってBTCが購入されており、それがBTCの価格を押し上げる結果になったと報告されている

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