誰でもできる4つの「ビットコイン暴落対策」
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地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。
ビットコインやイーサリアムが一晩で暴落してしまった時、秘密鍵が行方不明になった時、パニックに陥る代わりにできることはあるのだろうか。
仮想通貨投資の大損例から学び、だれでも実践できる「ビットコイン暴落対策」を身につけておこう。
コンテンツ目次
仮想通貨投資の大損例
ビットコイン(BTC)で6000万ドル以上を失った32歳のIT専門家ジェームズ・ハウエル氏の例は、暴落ではなく上昇が原因である点が興味深い。
ハウエル氏はBTCがまだ1枚1ドルにも満たなかった2009年、簡潔なGPUマイニングツールを使って1週間ちょっとで7500枚を採掘し、秘密鍵をUSBサムドライブに保管した。
しかし価格が高騰した時、誤ってUSBサムドライブを捨ててしまったことが発覚する。その時の心境を、NYポストで以下のように語っている。
“ [My investment is] worth around $2 [million] or $3 million.’ A few months later it was worth $9.9 million. I was annoyed, pissed off, sick.”
「(USBサムドライブを捨てていなければ)、2~300万ドルの価値になっていた。数カ月後には990万ドル。イラついて、ムカついて、病んだよ」
「秘密鍵は何があっても厳重に保管しよう」という悔やんでも悔やみきれない教訓だが、仮想通貨の暴落は避けられない。投資額が大きければ大きいほど、下落すれば痛い思いをする。今年2月にビットコインが10775ドルまで30%も値を下げた際、ビットコイン・ミリオネアのウィンクルボス兄弟がこうむった損失は2.2億ドルだったと、ニューヨーク・タイムズ紙は見積もっている。
4つの暴落対策
ビットコインだけでも、過去に何度も50%以上価格が落ちている。利益も大きいがリスクも大きい投資であることは周知の事実だが、人間は頭では理解していても実際に損をすると激しく落ち込む生き物だ。立ち直れないほど凹まないように、日頃から対策を立てておくのが一番だろう。
仮想通貨情報サイト「エニシング・クリプト」が提案する暴落対策は4つある。
1.「損切りライン」を決めておく
損失を一定範囲にとどめるために、損切りラインを決めておく。例えば現在のBTCの価格が8036ドルだったとして、8000ドルを大きく下回ることはないと判断しているのであれば、7500ドルまで下がったら売ってしまう。
売った後に価格が再高騰すると「売らなければ良かった!」と後悔するだろうが、逆に7000ドル、6500ドルまで落ち込んでいた場合の損失を想像すると、後悔も和らぐはずだ。どんな投資でも利益と損失のチャンスは50/50である。
2.全財産をつぎ込まない
損切りラインを決めないのであれば、全財産を仮想通貨に投資するのは避けた方が無難だろう。過去の暴落データを参照に、仮に投資していたら損失がいくらになっていたかを算出する。シミレーションから、自分にとっての損失の限界ラインを弾きだして、絶対にそれを超えないようにしよう。少なくとも「ビットコイン破産」は避けられる。
3.BTCより急落しているアルトコインをBTCで買う
BTCの下落はほかのアルトコインに連鎖しやすい。アルトコインによってはBTCより避けらに下落の激しいものもある。興味のあるアルトコインがBTCより急落していたら、それは買いのチャンスかもしれない。手もちのBTCを使って購入してみるのも一案だ。後に大化けしてくれる可能性もある。
4.不換通貨ベースのアイテムの購入・投資は避ける
「価格が落ちているならどこかで使ってしまおう」という気になるかもしれないが、決して良いアイデアではないという。特にクラウドマイニングサイトへの再投資など、不換通貨ベースのアイテムの購入や投資は避けるに越したことはない。暴落中は不換通貨的なBTCの価値は下がっているので、損な買い物になってしまいがちだ。価値が上がり始めるまでは忍耐強く待とう。
5.日頃から暴落を前提にしておく
繰り返しになるが、仮想通貨は価格変動の激しい投資で、BTCは繰り返し大きな暴落を記録している。今後もその傾向は変わらないだろう。
それならば常日頃から、暴落した際を想像するなどして、ある程度感情をコントロールできる訓練をしてみてはどうだろう。「絶対に下がらない!」と信じていたのに急落した場合、その衝撃は計り知れないが、「そのうち下がるんだろうな、しかもガッツリ」などとある意味ネガティブな予想をしておけば、それが現実になる頃には耐久性がついているかもしれない。
過去のビットコイン暴落記録
2011年5月 68 %
2012年8月 51%
2013年4月 71%、11月 45%
2014年2月 49%
2017年6~7月 36%、9月 37%
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