11月21日スタート 仮想通貨市場の追い風となるか? スイス規制当局が仮想通貨通貨ETPを承認
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2018年は仮想通貨市場が弱気です。
コインチェックのNEMの盗難
各国の規制
ステーブルコインバブル
ビットコインキャッシュの分裂騒動(ハードフォーク)
などの材料が多くの投資家を混乱させました。
一方でアメリカのSECが仮想通貨ETFを認めれば、市場は一気に急転するだろうと考えるアナリストの意見もあります。
アメリカのSECの仮想通貨に対する動向が騒がれる中、スイスの規制当局は仮想通貨ETPを承認しました。
これは、スイスにおいて仮想通貨が金融商品として、公式に位置づけられた事になります。
ETPってなに?
ETPとは、Exchange Traded Product(上場投資商品)の略称です。
証券取引所で日中取引される多種多様な金融商品を指します。
ETPの価格変動は、他の金融商品(株式、コモディティ、金利、通貨など)に連動します。
スイスの大手証券取引所が展開
今回、ETPの認可が下りたのはスイスの大手証券取引所である
SIX Swiss Exchangeです。
会社HP:https://www.six-group.com/exchanges/index.html
時価評価額:約18兆円
取引の開始はAmunにて11月21日に開始予定です。
AmunHP:https://www.amun.com/en/products/
HPは英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語の4語に切り替えが可能です。
ターゲットとする国の言語を用意したと仮定すると言語を用意した国からのアクセスが今後気になるところです。
扱うコインは時価総額の高いものです。
ビットコイン(BTC)50.7%
リップル(XRP)24.4%
イーサリアム(ETH)16.7%
ビットコインキャッシュ5.2%
ライトコイン3%
市場への影響として期待されること
株式をはじめとする従来の金融商品に接してきた投資家の参加
規制上のハードルでと取引所に登録できない個人投資家の参加
アメリのSECのビットコインETFの承認に関しての影響
今回の動きで期待されることは機関投資家や個人投資家の表からの参加でしょう。
表というのは、OTCといった相対市場の計測できない取引の数字が現状は昨年の10倍あるとされています。
つまり、本質的なデータが欠如しているということです。
OTCとは別の資金、また、OTCに流れている資金が表の計測できる市場に流れてくることは2017年と2018年の状況を比較しても市場にはポジティブであると言えます。
また、今回の発表はアメリカのSECとしてもどうような仮定で承認に至ったのか?
と、いう点で関心を引く所でしょう。
今回の件がアメリのビットコインETFが承認される事に対して、多かれ少なかれポジティブに作用する可能性があります。
11月21日以降に注目したい
AmunのETPの取引の開始が11月21日。
取引の開始→新たな資金が流れる→買いが入る
この流れになれば、市場は好転可能性があります。
いずれにせよ、明日以降の市場の動きに注目したいところです。
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