ブラジル投資ファンドで仮想通貨購入が可能に!
この記事は約4分で読めます。
「ビットコインETFが承認される事によって、機関投資家(法人の資金)が参入して多く資金が入ることで価格が上がる」
こういった情報を見聞きした人もいるのではないでしょうか?
これというのは、現状暗号通貨市場に入っている資金が少なく、
本格的に法人の資金が入ることで市場全体が盛りがることを期待してのことです。
ようは、
「個人の少額でなく、法人の大金が市場に入ることを期待している」
ということです。
最近、ブラジルで投資ファンドの暗号通貨購入(投資行為)が許可される動きがありました。
このことで、どういった影響が考えられるのかを考察していきたいと思います。
暗号通貨の間接購入が可能になった
ブラジルの証券監督機関であるComissãode ValoresMobiliários(CVM)は、
外国資金とデリバティブ(金融商品の一種)の取得を通じて、
暗号化通貨への間接的な投資を許可しました。
これは、投資会社が現在
Bitcoin(ビットコイン※以後BTC)、Ethereum(イーサリアム※以後ETH)、Litecoin(ライトコイン※以後LTC)などの
暗号通貨ポートフォリオを中心に外国資金のシェアを買うことができることを意味しています。
健全な投資を強く主張
日本と同様にブラジルでもマネーロンダリング、不公正な行為、不正行為の実施、価格の操作などに注意を喚起しています。規制を準拠し監督する取引所を通じた投資を推奨しています。
不真面目なICOからの投資家保護も視野に入れており、コインの実態や暗号技術の検証も必要との見解を述べています。
コイン毎の公正価格を懸念
暗号通貨を評価して価格を計算する国際モデルが存在していない為に
公正価格の設定が現状困難である事を懸念しているようです。
また、
「独立した第三者に準備された国際的に受け入れられる価格指数の永久開示が解決策になる」
と考えているようです。
ここまでのまとめ
ブラジルの暗号通貨市場は、2017年にほぼ存在しない状態から2.5億ドルを超える価値まで成長しました。それを踏まえ上記の動きは、世界的に受け入れられていれられる市場に向かっている段階にあると考えられます。
また、ブラジルのこの動きは他国の今後の動きの参考にもなります。
現状、規制により市場ボリュームが下がり、大きく低迷していることで「暗号通貨は終わった」などと言う人もいます。
規制による市場の健全化の動きが各国で活発です。
規制が整う事は「健全な市場の始まり」です。
暗号通貨は新しい概念です。その為、懸念する項目が多く、
「規制が整うまで変なこと(詐欺など)をされたくないから、現状は厳しくしている」と見るのが妥当と考えられます。
暗号通貨の規制が進むと、Googleの広告も対応しやすくなる事も予測されます。
そうすると、私たちの目に見える形で市場が活発に動き出す可能性があります。
価格が上がるのが?下がるのか?
これはOTC取引(相対取引)の事も考慮すると、明確には分かりません。
しかし、市場動向は暗号通貨に対してポジティブに動いています。
長期的な視点では市場ボリュームが上がり、それに伴い価格が上がるという可能性も充分にあると言えます。
私の記事が皆様のお役に少しでも立てれば幸いに思います。
関連記事