5月の勝ち組「バイトコイン」は派生通貨の元祖?
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地球のみなさん、こんにちは。
クリプトボーイです。
仮想通貨市場で苦戦が続いた5月、唯一の勝ち組が「バイトコイン(Bytecoin) 」だったとか。息が長い割にあまりにも地味なイメージが強いコインだが、どんな期待材料を提供してくれるのだろう--サクッと検証してみよう。
仮想通貨価格総崩れだった5月
コインマーケット・キャップのデータによると、後半は盛り返したものの、5月の仮想通貨市場はパッとせず。29日の全仮想通貨の時価総額は3040億ドルで、4月13日以来の最低水準(前月比26%減)まで落ち込んだ。
ビットコイン(BTC)は19%減、リップル(XRP)とビットコインキャッシュ(BCH)は 26%減、EOS は30%減、ライトコイン(LTC)は20%減と総崩れ。イーサリアム(ETH)が唯一、主要通貨の中でBTCより値下がりが緩やかだったが、それでも13.8%減だった。
BTCは比較的耐え抜いた方ではないか。時価総額トップ25の仮想通貨の下落を比較したランキングでは、BTCはワースト18位=ほかの主要通貨よりマシ。仮想通貨市場を占める割合は、過去3週間で35.86%から40%に拡大した。
5月の勝ち組「バイトコイン」とは?
そんな中、コインデスクから「5月の勝ちコイン」の称号を受けたのがバイトコイン(BCN)だ。
まずはBCNについて軽く説明しよう。BCNは2012年に誕生したアルトコインで、実はイーサリアムよりも2歳も年上だ。しかも時価総額ランキングでは大抵トップ25入りしているという、地味だが根強いファンがいる仮想通貨界の演歌のような存在だ。
特徴としては匿名性の高さ、ブロック生成時間の速さが挙げられる。発行枚数の上限が1844億 7000万、現在1839億枚近くが循環していると聞くと、ちょっと多くないですか?という気がするが、きっとそれなりの理由があるのだろう--と信じたい。
6月3日現在の時価総額は12億ドルでランキング21位。過去24時間の取引総額は1190万ドル。BTCやETC、XRPなどとはけた違いだが、息の長さではピカイチだ。
年内に「物すごい計画」実施?
それでは「5月の勝ちコイン」の功績を紹介しよう。
Monthly performance月間パフォーマンス: 24 %増
過去最高値: 0.0186ドル
5月31日の終値: 0.006838ドル
現在の1枚当たりの価格: 0.006665ドル
時価総額ランキング: 19位
思わず「最高値0.0186ドルって?1枚 0.006665ドルって?」と焦燥感に駆られてしまうが、それはどうしてもBTCの最高値(2017年12月19783.06ドル)やEHC(2018年1月1417.38ドル)などビッグネームと比べてしまうからだろう。
バイナンス上場発表で5月上旬には0.01862ドルを記録したものの、後半には失速。6月3日現在は0.0064ドル。しかし「何だ、やっぱり悲惨じゃないか」と、さっさと片づけてしまうのはどうだろう。何事もポジティブな面に目を向けるのが、幸せ生活を送る秘けつである。
6月12日にはハードフォークという一大イベントが待ち構えている。今回のハードフォークは、新たな手数料システムの導入や旧APIの解体が目的で、完了後、全ユーザーは新しいウォレットに移行する。さらに7月10日にはテストネットも開設するが、これは年内に実施予定の「ものすごい計画」に向けた下準備だという。
We have big plans for the 3rd and 4th quarter of 2018 and that’s why we are going to release a new public testnet where every user will be able to test new software and leave their comments, notifications, and suggestions.
新たな公共テストネットを提供するのは、今年第3~4四半期にかけて予定している大規模な計画のためだ。全ユーザーは新たなソフトを試したり、コメントや通知、提案を行うことができる。
つい最近顧客のプライバシー保護技術「トラストゾーン(Trust.Zone)」を採用したばかりだし、期待材料としては十分ではないだろうか。「物凄い計画」がどの程度物凄いのか、現時点では不明だが、何となくワクワク感に誘われてしまう。
BTCやETH並みの大化けコインになる可能性は低いだろうが、がっちり手堅い投資として懐で温めておきたいコインかもしれない。
バイトコインの美人CMゴールドバーグ氏とは?
マイナー仮想通貨には珍しくないことなのか?バイトコインも設立者や所在地は公表されておらず、コミュニティー・マネージャーとしてジェニー・ゴールドバーグ氏なる美女が存在を明らかにしているだけだ。
ゴールドバーグ氏は資産トークンプロモーション企業アセットラッシュ(AssetRush)のCMOも務めている。スペインのEAE経営大学やスイスのジュネーヴ経営大学、オランダのアムステルダム大学で知識と経験を積んだ人物らしい。
どうしてこの人だけが一人ポツンと仕切っているのかかなり謎ではあるものの、活動内容や履歴を見る限り、特に怪しさは感じられない。一時は詐欺コインの疑いもあったようだが、何といっても派生通貨の元祖的存在ゆえに、妙な安心感を与えてくれる。
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