ICOバブル!ICOってそんなに儲かるの?
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こんにちは。名波はるかです。
企業や団体が資金調達のために行うICOですが、
私たち投資家からしても「将来的に大化けする」可能性があり、
ICOセールは非常に注目を集めています。
今回の記事では「ICOで資金を集める側」のお話ではなく、
ICOに投資する側、つまり、私たちが投資するという視点で
ICOについてお話したいと思います。
ICOに関しては、過去に投稿した
「今から始めても遅くない?」の記事でも
少し触れさせていただきましたので、ご覧くださいね。
コンテンツ目次
ICOとは何か?IPO、未公開株との違い
まず、ICOというと、上場前の
「未公開株」のようなイメージを持たれる方が多くいます。
ほとんど儲かるんじゃないか?
という期待をされる方が多いのですが、
株のIPOとは異なる点が幾つかあります。
公開が前提であるIPO株と、必ず上場するとは限らないICO
まず、IPO株は新規上場株で、公開が決まっているものを基本的に指します。
しかしICOは必ず上場するとは限りません。
つまり、上場することなく、未公開のまま
消えてなくなってしまう可能性も、なきにしもあらずなのです。
ICOは上場しても価格を割る可能性も少なくない
そして、規制ができつつありながらも、
国によってはまだまだ簡単にICOができてしまう現在、
ICOの数があまりにも多すぎます。
そのせいもあり、無事に上場できても、
ICOで購入した価格を割ってしまうことも少なくはありません。
ICOはベンチャー企業に投資するようなもの
基本的にICOは、ベンチャー企業に投資するようなもの、と考えるべきです。
ICOに参加して、上場した途端に売って利益を得ようという考えは、
投機的な考え方であり、本来の投資とは違うように感じます。
一昔前までは、こういったやり方でも儲かったのですが、
ここ最近は難しくなってきてしまいました。
ですので、ホワイトペーパーと呼ばれる目論見書的なもの、
つまり企業のビジョンをしっかりと呼んで理解し、その企業の可能性を信じて応援する。
中長期でコインを保有するスタンスで参加するのが良いのではないかと思います。
なぜICOは人気なのか?
ICOになぜ、人が魅力を感じる大きな点として、
1コインの価格がものすごく安いことが挙げられます。
今、Bitcoin(ビットコイン)は1ビットコイン約90万円もします。
100万円投資しても1ビットコインと少し。
なんだか損をしたような気分になりますね。
ですが、Bitcoin(ビットコイン)を例えばRipple(リップルに)換えてみると、
1リップル27円として1ビットコインが33,333リップルになります。
なんだか、枚数が増えて少し嬉しくなったりしませんか?(笑)
ICOのコインはほとんどが1コインあたり、1ドル以下です。
なので、少額投資で、いきなりたくさんのコインを買うことができます。
そのコインが将来、Bitcoin(ビットコイン)価格まで行かなくても、
1万、2万、あわよくば数十万になったら?
そうしたら、自分たちよりももっと先に
Bitcoin(ビットコイン)に投資した人たちに追いつけるのでは?
と、ICOに夢をみてしまうんですね。
ICOで「億り人」になるための心構えと実践
ICOで夢を見る気持ちはわかりますが、
ICO投資はあくまでも「ベンチャー企業への投資」と捉えるべきです。
もし、自分がICOでなく、実社会でベンチャー企業に投資するなら?
かなり慎重になりますよね?
未知なるものを生み出そうとしているベンチャー企業への投資ならば、
「世界中で社会に貢献できる将来的なビジョン」
「それを実現する為のプランとチーム」
「具体的なプロジェクト内容」「技術力の基盤となる研究所」
など、事細かに慎重に調べる事が、本来当然だと感じて頂けると思います。
ですが、残念な事にベンチャー企業への投資と認識している人が少なく、
確率の高いギャンブルとして参加している人が多いです。
調べていないから失敗するという人が多いのも頷けますね。
ICOに参加するのに、「なんとなく儲かりそう」とか、
「誰々が買ってる(勧めてる)から」とか、
そういった状態で投資すると、痛い目をみる可能性があるので要注意です。
言い方を変えると、調べて投資をする事は
少額投資の高利回りのチャンス引き寄せる事になります。
少額で多額の利回りを得られるから「億り人」が急増しているのです。
まとめ
ICOで億り人を目指すのであれば、
そのコインの特徴、生まれた背景、描かれるビジョンなど
詳細を調べて、手堅いと思われるものに投資するのが良いでしょう。
ICOは決してギャンブル的に投資するものではありません。
それを理解して実践していくことで、
「投資家」として地に足をつけて
大きな富を得られる投資を行っていけることでしょう。
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