話題のニュース

ライトコインが銀行株取得 銀行経由の仮想通貨サービス開始?

2018/07/28

クリプトボーイ

クリプトボーイ

この記事は約5分で読めます。

地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。

ライトコイン(LTC)がドイツに拠点を置くWEG銀行の株9.9%を取得したそうで、「仮想通貨の銀行産業進出か?」と注目を集めている。

実現したら物凄い衝撃なのだが、果たしてそんなことはあり得るのか?

提携先のトークンペイの発表やクリプト・グローリストの報道などから可能性を探ってみよう。

ライトコインがWEG銀行株取得

This Monday, Litecoin (LTC) confirmed the acquiring of 9.9% of a German Bank with the option to buy an extra 75% of the bank in future(Crypto Globalist).
7月16日、ライトコイン(財団)はWEG銀行の株の9.9%を取得し、規制当局の許可が下り次第、さらに75%を取得する計画を明らかにした(クリプト・グローバリスト)。

9.9%の取得でも凄いことなのに、さらに75%を買い占める計画から、ライトコイン財団のただならぬ野望が感じとれる。

しかしグローブニュースワイヤーを通したトークンペイの発表によると、今回の株取得は仮想通貨決済事業「トークンペイ・スイス」が以前取得していたWEG株を、そっくりそのまま新たな提携先であるライトコインに譲渡するという流れらしい。

ライトコインはその見返りとして、「幅広く包括的なマーケティングおよび技術サービス」をトークンペイ・スイスに提供するという条件だ。具体的にはライトコインの高水準なブロックチェーン技術が目的だろう。

トークンペイとは?

トークンペイについても説明しておこう。

トークンペイは分散型決済プラットフォームで、仮想通貨トークンペイ(TPAY)やウォレットサービス、ビジネス向けの決済ツールを通し、「ビットコインより早くて安全、高セキュリティーな決済手段」を提供している。

技術面での優等生ぶりもさながら、最大の特徴は、「仮想通貨×銀行」の要素を打ちだしている点だろう。

昨年12月にICOを実施した際、将来的に仮想通貨と銀行をリンクさせる「国際銀行統合」を計画していることをホワイトペーパー(p.42)で明かしている。

コインマーケット・キャップのデータによると、2018年7月20日現在、TPAY は3.80ドル前後で取引されていて、時価総額は5880万ドル。ランキングは136位だ。

両社の提携関係は、近代的な消費者主導のクリプトFinTechソリューションを提供する、主要力になると期待されている。

ウィンウィンの関係?

そんなこんなで、ライトコイン創設者のチャーリー・リー氏も、今回の動きにご満悦の様子だ。

“This partnership is a huge win-win for both Litecoin and TokenPay. I’m looking forward to integrating Litecoin with the WEG Bank AG and all the various services it has to offer, to make it simple for anyone to buy and use Litecoin”
「ライトコインとトークンペイの提携はとてつもないウィンウィンの関係だ。誰もがもっと簡単にライトコインを購入したり利用したりできるように、ライトコインをWEG銀行やそのほかの様々なサービスと統合させるのを楽しみにしている」

トークンペイの目指す先を考慮すると、以下のような図式が成り立つ。

トークンペイがWEG銀行株を取得→全部ライトコイン財団にあげた→トークンペイがさらにWEG銀行株を取得する→また全部ライトコイン財団にあげる?→ライトコイン財団も銀行セクター参入?→将来的には銀行経由でLTC取引も開始?

リー氏自身もレディットの投稿 で、「銀行を通して、デビットカードや加盟店処理といった革命的なソリューションのように、仮想通貨ソリューションを生みだし、提供できるようになるのがベスト」と認めている。

現時点では希望的観測ではあるが、十分あり得るのではないか。

例えば最近コインベースが開始したデジタル資産管理サービス「コインベース・カストディ」は、仮想通貨セクターのエコシステムが従来の金融セクターのエコシステムに近づきつつある一例だ。

リー氏自身もレディットの投稿で、「銀行を通して、デビットカードや加盟店処理といった革命的なソリューションのように、仮想通貨ソリューションを生みだし、提供できるようになるのがベスト」と認めている。

前進と後退を繰り返しながらも、仮想通貨と銀行の境界線が曖昧になり始めているのかも知れない。

WEG銀行とは?

ドイツのオットブルンにある銀行で、以前はGRAFAP銀行として知られていた。あまり情報が出回っていないのだが、同社のサイトをみる限り一般的なリテール銀行ではなく、住宅投資関連の融資や当座預金口座、コンサルティングサービスを提供しているようだ。

登録者限定プレゼント&コア情報配信中!

コメントを残す


関連記事

TOP