ビットコインの週足確定。中途半端な下落。上にも下にもプランを持とう
この記事は約5分で読めます。
本記事のポイント
①ビットコインの下落は中途半端な印象。下落トレンドであることを認識するも急激な進行は発生しないことを事を考慮
②ビットコインの過去のチャートの流れから様子見が良いという印象。トレードをするなら上に進行した時と、下に進行した時の両方のプランを持つ事が大切
③アルトコインはファンダメンタルが強いものはビットコインの影響を受けにくくなっている状況
④G20は仮想通貨の中でビットコインを注視しており、ビットコイン価格が上がり続けれた警戒を強める可能性がある
※本記事は2019年6月10日12時現在に作成
※チャート情報はバイナンスを参考
ビットコインに関して
ビットコインは7600ドル前後を推移。
2019年6月9日21時から一気に下落を進行させ、
翌日6月10日AM8時に7510ドルになりました。
週足ベースでの下落トレンドを維持したという状態。
急激な下落の進行はせず、100ドルの買戻しが発生したというのが今の状況。
過去の流れから考えて、
①徐々に買戻しの力が弱くなっている
②大きく下がって、大きく買戻しが発生するというパターンは形成されにくいという印象
③急激な下落の進行も発生しにくい状況ではあるが、上に行く力が弱まっていることから大きな調整も警戒すべき
まずは上記3つの事を認識する必要があります。
それを踏まえた上で、トレードの戦略としては
①買戻しが発生した場合は上に行く力が弱いと考えて、7900ドル前後(誤差200ドル)で上値が重い可能性がある
②このまま下落が進行させる場合は7000ドルまでは想定の範囲内で様子見が良いという印象
③トレードをするなら、ショートでもロングでも希望的観測を持たずに長くエントリーするのは避けた方が良い
この3つを考慮して実施するのが良いと考えられます。
アルトコインに関して
全体としてビットコインの大きな下落進行時の影響を受けて下がっています。
しかしながら、ビットコインに相関するコインが少なくなってきたかなという印象。
ファンダメンタルの強いコインはビットコインよりも大きな上昇率がある為、
ビットコインの影響を受けても、結果として長期的に価格を高騰、あるいは維持が出来ています。
強いファンダメンタルが価格に表れているコインは長期保有者が出現しているだろうと状況が推察されます。
こういったコインはそのコイン独自のポジティブニュースが価格に表れやすいと考えられるので情報をチェックしていくのが良いでしょう。
例としてはバイナンスのIEOです。
また、トレードを実践するならビットコインの影響も考慮して少額で長くエントリーをしない方が堅実でしょう。
G20に関して
G20とは
「先進国、新興国を含めた計20か国が参加をして議論をする国際会議」
と、ざっくりご理解頂ければと思います。
G20では仮想通貨も注目されており毎回議論をしています。
マネーロンダリング対策
投資家保護
を主な目的にどういった対策を講じるべきかを話し合っています。
今回、気になったのは
「仮想通貨は現状、既存の金融システムを脅威にさらすものではないと考えているがビットコインの価格が上がるとその意識を変えるかもしれなない」
と、いうもの。
2018年は各国の規制により多くのコインの価格は暴落しました。
上がり続けたら、さらなる規制をかける可能性があるということを再認識する必要があるでしょう。
日本では2016年に資金決済法が改正されました。
これは「これから仮想通貨の規制化にも取り組んでいきますよ」という解釈が出来るものです。
2017年に大きく盛り上がり2018年に沈静化。
2019年現在は過去の取り組みよりも進んでいます。
規制に対する意識も強いでしょう。
今回のG20の動きは
2017年のようなバブル相場の形成が再度訪れるという認識は持たない方が良いと再認識して戦略を立てる方が堅実
と、考察できる内容であったと言えます。
これまでのまとめ
ビットコイントレード戦略において、
基本スタンスは急激な下落も上昇も進行しにくい。
徐々に買戻しの力が弱くなっている。
※急落も警戒はするのですが、上記の2つの動きが主になるだろうという考えです。
上値は誤差200ドルの範囲を考慮しつつ、7900ドル前後で重いと考えられるのでその付近で売りを入れるのが良い印象。
買いを入れるタイミングは下落が進行している最中の買戻しが発生する時が良い印象。
これまでの流れで下落が止まった時に買戻しが100ドル~200ドル程の発生しています。
(ようするに大陰線の長い下ヒゲの利幅を取るということ)
急激な買いが発生するポイントは目先7000ドル付近と考えられます。
つまり、
現状の見立てとしては中長期において下落トレンドである印象。7000ドル付近で買いが発生する可能性がある。
急激に上昇も下落も進行する印象は薄いので、細かい利幅でリスクを減らしてトレードするのが良いだろうという考えです。
上下を繰り返して、ゆっくりと下がっていくというのが現状の印象なので
上にも下にも進行したとしてもどうするかのプランを持った方が堅実でしょう。
また、リスクや上昇率の観点ではアルトコインの方が印象が良いです。
そして、ファンダメンタルが強いアルトコインはビットコインの相場の影響は薄れているものの、影響はまだまだ強いので深追いはしない方が良いでしょう。
※本記事はトレードを提案したり推奨するものではありません。
一つの考え方を示し、参考にして役立てて頂く事を目的としています。
関連記事