BTG(ビットコインゴールド)とは何か?分裂騒動で話題のコインに迫る!
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地球の皆さんこんにちは。クリプトボーイです。
今日の記事は、ビットコインの分裂騒動で話題になっている
「ビットコインゴールド」について。
前回の記事ではビットコインゴールドってなんだ?というところを
ざっと調査してみたが、今回はさらに詳しい情報をまとめていくぞ!
今回のビットコインのハードフォーク(分裂)については
様々な憶測とも呼べる情報が飛び交っているらしいが、真実はどこにあるのだろう・・・?
ひとまず、10月25日のリリース、11月1日の配布に向けてさらに理解を深めておこう!
コンテンツ目次
ビットコインゴールドの基本情報をおさらい
ビットコインゴールドの基本的なところと、
分裂にあたって手持ちのBitcoin(ビットコイン)をどうしたらいいか?などの情報は
以前に書いた記事を参考にしてほしい。
要点だけざっとまとめてみると、次の通り。
- Bitcoin(ビットコイン)がハードフォークして、BTG(ビットコインゴールド)がリリースされる
- BTG(ビットコインゴールド)のリリースは10月25日、11月1日に配布される
- Bitcoin(ビットコイン)と同じ枚数が配布される
ハードフォークに伴う注意点
- Bitcoin(ビットコイン)をホールドしたい人は、各取引所の対応方針をチェックして預けておく
- 価格の乱高下が起こることが予想されるので、振り回されないように注意が必要
BTG(ビットコインゴールド)は「非中央集権」を目指している
調査してみると、BTG(ビットコインゴールド)は
「非中央集権を目指す」人たちによって作られようとしているらしいことが分かった。
ん?でもそもそも、Bitcin(ビットコイン)自体が非中央集権じゃなかったっけ?
※ここで補足
非中央集権とは「特定の個人や団体によって運営されていない、分散型のシステムのことをいう。
「Bitcoin(ビットコイン)には管理者がいない」ということは
Bitcoin(ビットコイン)のかなりの基本情報なので、そんなの知らないよ〜という人は
下記の記事をチェックしてくれ。Bitcoin(ビットコイン)の基本情報をまとめてある。
Bitcoin(ビットコイン)が非中央集権だと言われている理由
Bitcoin(ビットコイン)が非中央集権だと言われている理由は、
大きく分けて以下の2つだ。
- 創始者である「Satoshi Nakamoto」の詳細が不明
- システムの管理(マイニング)は世界中で誰でも参加することができる
なのだが、この内の2番目「誰でもマイニングに参加できる」というのが難しくなってきているという。
それによって、Bitcoin(ビットコイン)の非中央集権が崩れるのではないかと危惧されているのだ。
Bitcoin(ビットコイン)の非中央集権が脅かされている理由
理由1:PoW(プルーフ・オブ・ワーク)の仕組みにより生まれるマイニング競争
Bitcoin(ビットコイン)の取引承認などのシステム管理を行う
ブロックチェーンには、「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」が採用されている。
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)を簡単にいうと、
「Bitcoin(ビットコイン)取引が行われた瞬間に、
全世界のマイナーたちが一斉に超難しい演算競争を行い、
もっとも正確で最速な演算で取引承認を行ったマイナーに
マイニング報酬が与えられる」仕組みだ。
いまいちイメージできない人は、
笛が吹かれたら一斉に走り出す<夏の砂浜のビーチフラッグ>を
思い浮かべてもらうと分かりやすいんじゃないかと思う。あんな感じ!
世界中の人たちがマイニングに参加する中、
マイニング報酬としてBitcoin(ビットコイン)が与えられるのは勝者1名のみ。
ということは、いかに周りよりも速く、精度高く演算を行うかが鍵になる。
PoWの仕組みによるマイニングは自由競争だからこそ、
マイナーたちは各々のマイニング技術の向上を目指していくことになる。
理由2:Bitcoin(ビットコイン)価格の跳ね上がり
今となっては信じられない話だけど、Bitcoin(ビットコイン)価格は当初1円以下だった。
そこから値段が大幅に跳ね上がり、今ではその価格は約50万円にもなる。
それだけBitcoin(ビットコイン)が人気者になったってことだけど、
人気になればなるほど、当たり前にマイナーの数も増える。
マイニング報酬であるBitcoin(ビットコイン)数は変わらないけど、
Bitcoin(ビットコイン)自体の価値が上がっているんだからこれは当然のことで、
マイニング報酬を得るための競争がかなり激化したのは想像に難くない。
「マイニング報酬をゲットするためにも、
他のマイナーよりも有利にマイニングしたい!その為の技術を開発するぞ〜〜〜!!!」
そうなると、理由1の最後に書いた「マイニング技術の向上」にも拍車がかかる。
非中央集権を支えるマイナーが中央集権化の動きへ?
電気代30%カット!「ASIC搭載マシン」の登場
マイニングマイニングとなんか凄そうに連呼しているが、
マイニング自体はぶっちゃけマシンを動かすだけで行うことができる。
その使われるマシンスペックへの投資だったり、
何よりマイニング時に発生する「高額な電気代」が
マイナーたちの悩みの種なわけで、
ここを抑えてマイニングができたらどんなにいいだろう。
そしたらなんと、
この電気代を30%もカットできる技術が開発されたらしい!!
これはマイナーたちにとっては絶対に嬉しい!!!
その技術の名称は「ASIC」という。
マイニングマシンがbitmain社の独占市場に?
ASICを開発したのはbitmain社で、
この会社は現在、マイニングマシンの販売を行っている。
購入者はまず間違いなくASIC目当てだろうし、
その数はきっと今後も増えていくだろう。
なんたって電気代30%カット。
10,000円の電気代が7,000円になるぐらいだったら
1回飲みにいけば消えてしまう額だが、
使用料が多ければ多いほどこの恩恵はデカい。
浮いたお金で綺麗な女性が出迎えてくれるお店にだって行けるだろう。
そうなると何が起こるか?
マイニングマシンの製造元が1社に集中すると、
その時点で非中央集権が崩される。(本当に?それだけで?と思わなくもない)
「マイニングマシンも複数企業で製造されるべきだ!」
つまり、<ASICは非中央集権を維持する上で望ましくない>と考える人が
BTG(ビットコインゴールド)をつくろうとしているという事だ。
Equihashを採用したビットコインゴールドで、非中央集権化を防げ!
BTG(ビットコインゴールド)は
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)ではなくEquihashを採用する。
EquihashとPoW(プルーフ・オブ・ワーク)の違いは
ASICに適しているかどうかというところ。
Equihashを採用することで
ASICで電気代を安くする裏ワザが使えなくなり、
逆に特別な技術を使用していない
「誰でも製造できる通常の技術」を使ったほうが電気代が安くなる。
さらにいうと、Equihashのほうが
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)よりも電気代が安かったりする。
そうなってくると、ASICを使う人はまずいないといっていいだろう。
結果、マイニングマシンの製造元が1社に集中することはなく、
非中央集権化が阻止できるとことになる。
BTG(ビットコインゴールド)が作られる背景には、こんな理由があるらしい。
で、結局ビットコインゴールドってどうなの?
仮想通貨市場で揺るぎない地位を保っているBitcoin(ビットコイン)に対し、
BTG(ビットコインゴールド)は今後、明確に価値を持つのか?それは誰にも分からない。
争点となるのは、
- 今後BTG(ビットコインゴールド)を支持する人がどれ位いるのか?
- BTG(ビットコインゴールド)は取引所で扱われるのか?
というところ。
今まさにリアルタイムに進んでいることなので、動向からは目が離せない。
何か情報を掴んだら、またシェアしていくぞ!
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