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BTC送金手数料30%安く?スケーラビリティ問題解決?注目の「プリディクティブUTXOマネージメント」

2018/08/08

クリプトボーイ

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地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。

多重署名ウォレットを提供するビットゴー(BitGO )が、「プリディクティブUTXOマネージメント(predictive UTXO management)」という技術を発表。手数料30%削減やUTXO問題の解決にも貢献するかも?と期待されている。

「テクニカルな用語は仕組みはさっぱりわからない」という人にも理解してもらえるように、できるだけ分かりやすく説明しよう。

「プリディクティブUTXOマネージメント」とは?

「プリディクティブUTXOマネージメント」は、BTCに採用されている「コイン・セレクション(coin selection)」という技術に改良を加えたもの。

「コイン・セレクション」は取引の際に組み合わせるコインデータを選択する技術だが、「プリディクティブUTXOマネージメント」はその一歩先をいく。取引の効率アップために組み合わせるコインデータを選択することで、手数料をおさえてくれるのだ。

これらの技術に関しては何年も前から研究・開発が進められていたのだが、大手企業では初めてビットゴーが採用するので注目を浴びている。

ビットゴーに直接取材したコインデスク の報道によると、昨年12月のように手数料が20ドルを超えるといった高騰が起きた場合、ビットゴーユーザーなら手数料を30%もおさえられる。

As long-promised, coin selection more efficiently selects what coins go toward a particular transaction, and thus could have a big impact on users the next time fees go up (due to rising prices or increased use of the network).
長い間約束されていた通り、コインセレクションは取引で使われるコインをより効率的に選り分ける。したがって、(価格の上昇やネットワークの使用増加によって)再び手数料が値上がりした場合、ユーザーは恩恵を受ける。

現在、手数料は1ドルぐらいまで落ちているが、「20ドルのトラウマ」に怯えるユーザーも少なくないはずだ。再び手数料が20ドルまで上がっても、最新版のソフトを使っているビットゴーユーザーなら14ドルですむ。

手数料値上がりの原因

そもそもビットコインの手数料が値上がりしたのは、手数料が送金金額ではなくデータ量で決まるから。ビットコイン取引の容量は限定されているので、送金したいユーザーが増えると送金詰まりが起きる→送金詰まりがおきると、手数料が高い取引から処理される→送金が詰まれば詰まるほど、手数料がガンガン上がっていくという魔のループだ。

そこでビットゴーのエンジニア、マーク・エルハルト氏が「いい解決法はないのか?」と頭をひねり、既存の「コイン・セレクション」に改良を加えたのが「プリディクティブUTXOマネージメント」である。

ビットコイン取引は送金分の複数のデータを組み合わせて行われる。例えば0.8BTC送金するのなら、0.4のデータを2つ組み合わせる場合もあるし、0.1 と0.7のデータを組み合わせる場合もある。この組み合わせの選択は、アルゴリズムがランダムに選択する。

しかし毎回バッチリの組み合わせが誕生するわけではない。0.5と0.4という組み合わせを選び、余った0.1を送金者のウォレットに戻すという「無駄」もある。

こうした無駄をなくしてもっと効率的にデータを組み合わせることで、手数料を低くしたり、ダストやマイクロペイメントを向上できるのでは?という試みだ。

スケーラビリティ問題解決にも貢献?

既存の「コイン・セレクション」が非効率的なことは、BTCコントリビューターのアンドリュー・チョウ氏も前々から認めていた

“Bitcoin Core’s original coin selection algorithm actually needs a lot of reworking, especially with regards to transaction fees. It’s inefficient and it ends up doing a weird loop to try to guess the number of transaction fees that are needed,(icenter.co)”
特に取引手数料(の高騰)を考慮すると、BTCが採用しているコイン・セレクション・アルゴリズムは改良の必要性がある。非効率的だし、必要な取引手数料を推測しようとして妙なことをしたりする(icenter.co)」

ビットコインの取引はインプット(着金)、アウトプット(送金)、UTXO(未使用のトランザクション・アウトプット)、メタデータで構成されている(コインテレグラフによる)。UTXOは送金の際、現金の代用として使われるデータのこと。現金と違って財布には入れられないので、普段はウォレットなどに保管されている。

コインデスクによると、「プリディクティブUTXOマネージメント」は手数料のしきい値を1バイトにつき10サトシに設定し、これを超えるとインプットの数を可能な限り減らす。逆に手数料がそれより低い場合は、自動的に少額の取引を統合させることができる。

ということは、単に手数料をおさえるだけではなく、スケーラビリティ問題に貢献する可能性もある。またビットゴーの動きに誘発されて、同様の技術が広がっていくかもしれない。そうなると、仮想通貨産業に物凄い進歩がもたらされる。今後の進展に要注目だ。

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