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仮想通貨 Tezos ICO後復活した?Tezosの今とは?最新情報まとめ

2018/07/17

クリプト鬼

クリプト鬼

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まずはじめにTezos(テゾス)とは?

2014年にプロジェクトがはじまり、2017年7月にICOにて資金を調達。
その時に200億円以上の資金が集まり、当時としてはかなり大型のICOとして注目を浴びました。

ICO時の価格は1XTZ(テゾスのコイン単位)=40円前後。
注目のICOだったのですが、プロジェクト内の内乱が発生してプロジェクト存続ができるのかと不安になるような事態が発生していました。

プロジェクトの内乱に関する過去の記事はこちら
自分で進化するプログラム?ICOで話題沸騰のTezos(テゾス)とは何か?

自分で進化するプログラム?ICOで話題沸騰のTezos(テゾス)とは何か?

2018年7月17日現在、価格は2.32ドル(約250円)と約6倍。
時価総額ランキングは18位と高い位置につけています。

暗号通貨はブロックチェーンプロジェクトの象徴であり、プロジェクトの存続が危ぶまれるとコイン自体の価値を失うことがほとんどです。
にもかかわらず、Tezosは現在、ICO時と比較して好調といえます。
これはTezosのプロジェクトにポジティブな動きがあった為です。

Tezosのポジティブな動き

Tezosの内紛やそれに伴う、投資家からの訴訟。
これらの事態のは暗号通貨としての期待感を損ねる結果となっていました。

しかし、2018年2月からプロジェクトは大きく動き出します。

①Tezosプロジェクトメンバーの再編

Johann Gevers(Tezos財団創設メンバーであり会長)が辞任し、プロジェクト貢献者であるRyan Jespersonが任命されました。
さらにDiego Olivier Fernandez Ponsに変わり、Teasosが書かれたプログラミング言語であるOCamlを開発したフランスの企業Inriaの上級研究員であるMichel Maunyが任命されました。

②ベータネットの立ち上げ

ブロックチェーンの開発はメインネット(実際に価値のあるコインを送金、
受け取りができる状態)を公開するまでに、テストを繰り返します。
ベータネットはそのテスト段階のものです。

「価値のあるメインネットが公開されてないからダメなのでは?」
ではなく、重要なのは様々な問題があり、プロジェクトの存続が危ぶまれても、メインネットを公開しようと動いていることが重要であると言えます。

③プロジェクトの拡大を図る

Tezosを知る全体の人々に対して、Tezosの価値を上げるようなプロジェクトの提案を募集を開始しました。
採用された人は報酬を受け取ることができます。

※この項目の参考となるURL
〇2018年2月22日:テゾス・ボードの再編成
https://tezosfoundation.ch/news/tezos-board-reorganized/
〇2018年6月30日:遅延に非難、テゾスBCのベータ版テストが開始
http://vc.morningstar.co.jp/000581.html
〇2018年7月14日:仮想通貨テゾス、エコシステム強化に向けたプロジェクトの公募開始へ
https://jp.cointelegraph.com/news/tezos-foundation-to-launch-grantmaking-process

Tezosの抱える問題

①Tezos ICOによる証券詐欺の調査

Tezos ICO Being Investigated for Securities Fraud

②2回の集団訴訟

Tezos is Being Sued (Again) in a Class Action Lawsuit

上記の内容はTezosに対して深刻なイメージダウンをもたらしました。
これらの問題に対して、対処できたという正式な声明はまだ出されていません。
仮にメインネットが公開されても、これからの問題に対処して正式声明を出さないとメインネット公開後の価格の維持をを困難にする可能性があります。

Tezosってそもそもどんなプロジェクト??

簡単に言うと、非中央集権による自己進化するブロックチェーンの開発を目指したプロジェクトです。
現在、完成されたブロックチェーンはない為、世界中で研究・開発が行われています。
しかし、これは中央集権的である為、利権が絡んだ問題が発生します。

ethereum(イーサリアム※以後ETH)が分裂して、ethereum classic(イーサリアムクラシック※以後BTC)が生まれて、コミュニティの分断が発生したり、
bitcoin(ビットコイン※以後BTC)は2017年に分裂が多発し、多くのコインが生まれ結果として、暗号通貨がマネーゲームと見られたり、
BTCのブロックチェーンは技術的課題を抱えていると分かっているのにアップデートまで2年も時間がかかりました。

暗号通貨はそもそも非中央集権的な仕組みが注目されていますが、完全なる非中央集権は存在していません。
ですので、よりよい中央集権的な仕組みに向かっているといえます。

Tezosは分裂を発生させず、ブロックチェーン完成後は中央が開発を決めることなく、自己進化のような形でブロックチェーンを成長させようとしています。
結果として、多くの機能を有して、あらゆる産業で利用できる汎用性の高いものになると期待されています。

ここまでのまとめ

現在、投資家もTezosのプロジェクト状況を知る人は少ないでしょう。
暗号通貨の種類が多すぎて、その詳細を全て追うことは不可能に近いからです。

Tezosは問題を抱えながらも、メインネットの公開に向けて、プロジェクトはポジティブに動き出しました。

投資家の目線でいうと、次の問題が発生する前に売り抜けたいと考える人も多いでしょう。
ポイントはメインネット公開後にどうするかです。
①全て売りぬく
②元金だけ回収する
大きく分けてこの2択になると思います。

大切なのはプロジェクトを応援できるように精神を安定させることです。
ですので、放置をするといった行動をするのでなく、上記の2択のどちらかの行動をとることが重要であると考えられます。

情報取得の参考となるURL

公式WEBサイト:https://tezos.com/
ブログ:https://medium.com/tezos
twitter:https://twitter.com/tezos
ホワイトペーパー:https://tezos.com/static/papers/white_paper.pdf

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