仮想通貨のはじめ方

イーサリアムとはどのような仮想通貨なのか?①

2018/10/29

名波 はるか

名波はるか

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イーサリアムは現在、時価総額ランキングがビットコインに次いで2位の仮想通貨です。

イーサリアムとはいったいどういった仮想通貨なのか、解説していきます。

FacebookやTwitterを初め、私達は様々なサービスを利用して生活をしています。

サービスを生み出し、提供しているのは会社や国といった組織です。

見方を変えると組織は私達が利用しているサービスを管理しています。

これは私達の中では普段、意識することのない当たり前のことです。

でも、特定の組織がサービスを管理するというのは本当に安全な事なのでしょうか?

いくつか例を出してみます。

  • 会社で働く人の悪意を持った資金の横領
  • 個人情報の流出
  • 個人情報の悪用
  • サービスの不正操作(ゲーム等の商品当選確率の操作など)

 

など、これらの事は実際に聞いたものもあると思います。

しかしながら、本当に不正や悪意が無い事を証明することは、現状、極めて困難です。

イーサリアムはブロックチェーンを利用して、「自動契約」を可能にする技術の開発と提供を目指しています。

ブロックチェーンを利用した自動契約、
つまり、プログラムによる自動化なので、人の手による不正の無いサービスを提供する事に役立ちます。

そして、暗号通化はどのようにプログラムされているのかが分かるオープンソースです。

ビジネスモデルや細かい業務まで公開するようなものです。

これは、不正や悪意が無い事を証明することに役立ちます。

 

この自動契約技術は「スマートコントラクト」と呼ばれています。

イーサリアムとは何か?を話す際に、このスマートコントラクトは一番にあげられるイーサリアム最大の特徴だと言えます。

 

ビットコインが取引記録だけをブロックチェーン上に保管しているのに加え、スマートコントラクトは、ブロックチェーン上に取引と一緒に契約も記録することができるのです。

 

具体例をあげると、「AさんがBさんに1万円を何月何日何時何分に送り、一年後の同日同時間に、BさんがAさんに、2万円にして送金する」という契約をした場合、この契約自体をブロックチェーン上に記録してしまえるということです。

 

現在は、取引記録や、会社の登記などは、決まった中央機関(銀行や役所、国など)が保証しています。

それが、中央機関なしでも契約が行える上に、改ざんができないという大きなメリットがあるのがスマートコントラクトなのです。

 

この技術は仮想通貨以外にも応用ができるため、世界中でスマートコントラクトを使って出来ることの研究がなされています。

 

スマートコントラクトでどんなことができるようになるか?世の中がどのように変わるのか?

次回、解説していきたいと思います!

 

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