ビットコインETF。VanEck/SolidX有望視されつつも延期。
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大手取引所のBitMEXのCEOのHayes氏は
「ビットコインETFが承認されたらBitcoin(BTC)は年内に5万ドルになる」
と、2018年7月にコメントしていました。
ビットコインETFは機関投資家の参入による市場活性化の為に重要視されている要素です。
いくつかの取引所がビットコインETFの申請をしています。
2018年12月6日、有望視されていたVanEck/SolidXビットコインETFの認可の決定を延期する事をSECは発表しました。
ビットコインETFは多くの投資家が注目をする動向の一つとなっています。
VanEckとSolidX
VanEckはニューヨークに本社がある投資管理会社です。
SolidXはブロックチェーンのスタートアップ会社です。
2社は提携して、SEC(米国証券取引委員会)に2018年6月にビットコインETFを申請していました。
承認されていれば、シカゴの証券取引所であるCboeに公開される予定でした。
再考慮の期限は2019年2月27日なのだが
VanEck/SolidXビットコインETFの決定は2019年2月27日に再発表されます。
「クリプトママ」の愛称で知られるSEC委員長のHester Peirce氏は
「ビットコインETFの実現は明日か20年後になる可能性がある」
「ETFを待たない方が良い」
とコメントしました。
ETFだけが機関投資家の入り口ではない
ETF承認は大きな意味を持ちます。
しかしながら・・・
・Fidelity
・Bakkrt
・NASDAQ
の大手金融会社の3社は仮想通貨市場への参入を発表しています。
直近では・・・
Bakkrtは2019年1月24日に取引を開始する予定です。
また、NASDAQは1~3月を目途に取引を開始する予定です。
信用力高い金融会社は市場への参加を表明しています。
ETFはあくまでも入口のひとつです。
現状の動向を見る限りは、
ビットコインETFの承認よりも先にインフラが整備される可能性もあるでしょう。
Hester Peirce氏の
「ETFを待たない方が良い」
これは、市場のインフラ構築の手順として、SECからのビットコインETFの承認を待ってからでは、停滞すると懸念してのものです。
ここまでのまとめ
・ビットコインETFは承認をするSEC内部でも意見が分かれていて、実現するまで時間がかかる可能性が高い
・ETFを待たなくても機関投資家は参入していくる
ビットコインETFを市場活性化の重要要素ですが、絶対条件という訳ではないです。
各国の規制動向やブロックチェーンコンテンツが見られるようになってきたこと。
企業はブロックチェーンエンジニアを雇う為に高い費用をかけていること。
タイではICOが合法化されたこと。
市場は間違いなく盛り上がりを見せてきています。
ビットコインETFは否認でなく、あくまでも延期です。
市場動向が進み、改善が進む程にビットコインETFが承認される可能性が高まっていくのではと考えれます。
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