イーサリアムとはどのような仮想通貨なのか?①
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イーサリアムは現在、時価総額ランキングがビットコインに次いで2位の仮想通貨です。
イーサリアムとはいったいどういった仮想通貨なのか、解説していきます。
FacebookやTwitterを初め、私達は様々なサービスを利用して生活をしています。
サービスを生み出し、提供しているのは会社や国といった組織です。
見方を変えると組織は私達が利用しているサービスを管理しています。
これは私達の中では普段、意識することのない当たり前のことです。
でも、特定の組織がサービスを管理するというのは本当に安全な事なのでしょうか?
いくつか例を出してみます。
- 会社で働く人の悪意を持った資金の横領
- 個人情報の流出
- 個人情報の悪用
- サービスの不正操作(ゲーム等の商品当選確率の操作など)
など、これらの事は実際に聞いたものもあると思います。
しかしながら、本当に不正や悪意が無い事を証明することは、現状、極めて困難です。
イーサリアムはブロックチェーンを利用して、「自動契約」を可能にする技術の開発と提供を目指しています。
ブロックチェーンを利用した自動契約、
つまり、プログラムによる自動化なので、人の手による不正の無いサービスを提供する事に役立ちます。
そして、暗号通化はどのようにプログラムされているのかが分かるオープンソースです。
ビジネスモデルや細かい業務まで公開するようなものです。
これは、不正や悪意が無い事を証明することに役立ちます。
この自動契約技術は「スマートコントラクト」と呼ばれています。
イーサリアムとは何か?を話す際に、このスマートコントラクトは一番にあげられるイーサリアム最大の特徴だと言えます。
ビットコインが取引記録だけをブロックチェーン上に保管しているのに加え、スマートコントラクトは、ブロックチェーン上に取引と一緒に契約も記録することができるのです。
具体例をあげると、「AさんがBさんに1万円を何月何日何時何分に送り、一年後の同日同時間に、BさんがAさんに、2万円にして送金する」という契約をした場合、この契約自体をブロックチェーン上に記録してしまえるということです。
現在は、取引記録や、会社の登記などは、決まった中央機関(銀行や役所、国など)が保証しています。
それが、中央機関なしでも契約が行える上に、改ざんができないという大きなメリットがあるのがスマートコントラクトなのです。
この技術は仮想通貨以外にも応用ができるため、世界中でスマートコントラクトを使って出来ることの研究がなされています。
スマートコントラクトでどんなことができるようになるか?世の中がどのように変わるのか?
次回、解説していきたいと思います!
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