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トロン(TRX)メインネットに移行 イーサリアムを追い越せるか?

2018/07/09

クリプトボーイ

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トロン(TRX)メインネットに移行 イーサリアムを追い越せるか?

地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。

6月27日現在、時価総額ランキング11位のトロン(TRX)が、2日前に独自のパブリック・ブロックチェーンへと移行した。

トロンは移行した日を「独立記念日」と称して盛り上がっているが、メインネットに移行した今、イーサリアムの強力なライバルとして、仮想通貨市場を熱くできるのか。

コインテレグラフの報道から、可能性を探ってみるぞ。

TRXはどんな仮想通貨?

まずはトロンとTRXについてサクッと説明しよう。

トロンはブロックチェーン技術とP2P技術を用いた、分散型エンターテイメントおよびコンテンツ共有プラットフォーム。TRXはこのプラットフォームで使える仮想通貨だ。

トロン自体はインターネット上の著作権をばっちり保護してくれる点が最大の特徴で、シンガポール発のシェア自転車サービス oBikeや世界最大規模のマイニング関連会社ビットメイン、音楽ストリーミングサービスのPeiwoなど、大手とも提携関係を結んでいる。

TRXは2017年9月に誕生。コインマーケット・キャップの情報によると、最大発行量1000億枚のうち、現在は657億枚が市場に出回っている。1枚0.038ドルという怖いぐらい手の出しやすい価格だ。

過去のピークは1月の0.25ドル。今のうちに大量に仕込んでおいて、せめてピーク時まで盛り上がってくれたら万々歳か。

トロンの独立記念日

そんなトロンが6月25日、メインネットに移行。創設者のジャスティン・サン氏がTwitterで自らこの日を「独立記念日」と称えた。

#TRON Independence Day live stream starts now, join us to be part of the free, decentralized internet.
トロン独立記念日ライブストリーム開始
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イーサリアム・ブロックチェーンからの移行プロセスの一環として、メインネットのベータ版は5月31日にローンチしていた。しかし投資家がERC-20標準のトークンを新しいネットワークに移行できるよう準備するために、ほぼ4週間かけるという慎重さだ。

ブログによると、トロンはプラットフォームを提供し、コミュニティーやステークホルダーが最新の情報を得られる、12時間のライブストリーミング配信チャンネルも用意するサービス精神の旺盛さだ。

The foundation handed out “a small number of TRX during the 12-hr livestream so the members of the TRON community could test the different features of TRON mainnet,” it says.
「12時間のライブストリーミング中に少量のTRXを配布し、トロン・コミュニティーのメンバーが、メインネットの様々な機能を試せるようにする」とのことだ。

メインネットへの移行で何が変わる?

メインネットへの移行によって、トロンの「イーサリアムのライバル」という野望が試されることになる。イーサリアムと並ぶ、あるいは上回る、分散型アプリケーション(DApp)開発をサポートするブロックチェーン・プラットフォームとしての地位を確立できるかどうか。

「トロンのネットワークはイーサリアムより400倍速い」というトロン側の主張の真価が、今まさに明らかになろうとしている。

トロンの将来性

気になるのはトロンの将来性だ。大手企業との提携→TRXの利用価値も高くなる→価格も上がる、とトントン拍子に進めば良し。今年に入り、「中国アリババ・グループ・ホールディングがTRXを導入するかも?」という報道も見かけるようになった。実現すればTRX高騰は間違いない。

またウィルス対策セキュリティソフト「マカフィー」の設立者ジョン・マカフィー氏が昨年12月、Twitterで「今日のコイン」としてTRXを取り上げたことでも話題を呼んだ。

今のところ値動きは地味だが、買っておいて損しない、大化けコインになるかもしれない。

開発者サポート

サンフランシスコを拠点に、現在400万人以上のユーザーを持つトロン。TRXのほかウォレットやDAPPS、トロン・エコシステムの構築を目指し、開発者・コミュニティー向けの「プロジェクト・ジェネシス(Project Genesis)」などを提供している。
「トロン・アクセレーター・ローン(Tron Accelerator Loan)」を通して、開発者に融資も行っている。

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