ビットコインと半減期の関係 半減期が来ると価格が上がる?!その理由。~名波はるかのやさしい仮想通貨講座~
この記事は約3分で読めます。
こんにちは、名波はるかです。
ビットコイン(BTC)は発行枚数が2100万枚と決められていますが、そのすべてが現在市場に出ているわけではなく、マイニングと呼ばれる取引承認を行ってくれるマイナーと呼ばれる人に、10分に一回、BTCで報酬が支払われ、徐々に市場に放出されています。
報酬は約4年に一度、半分の枚数になるのですが、その時期を半減期と呼びます。
現在、10分に1度、12.5BTCがマイナーに支払われていると前回の記事で書きましたが、ビットコインができたばかりのころは、マイニング報酬として50BTCも貰えていました。
50BTCというと、現在価格で換算すると、約3500万円というとんでもない価格ですが、当時はBTCの価格が非常に安かったため、今の12.5BTCよりも価格は低かったのです。
2009年1月にビットコインは誕生しましたが、当時のマイナー報酬は50BTC、2013年に25BTC、2017年に12.5BTCになり、2020年後半から2021年の上旬にまた半減期が訪れると報酬は6.25BTCになるのです。
この半減期、何のためにあるのかというと、徐々にBTCが市場に放出されるための仕組みなのです。
なぜなら、一気に2100万枚のビットコインが市場に放出されてしまうと、マイナーたちが売りをかけ、価値が暴落する可能性が高くなるためです。
徐々にマイナーたちの手に渡ることにより、BTCの価値を守っていくような仕組みになっているのです。
マイニングをしない人には関係のない情報だと思われるかもしれませんが、ビットコインに投資をするにあたり、この半減期は非常に重要なイベントとなります。
なぜなら、過去のビットコイン半減期を見ると、価格が高騰しているからです。
ではなぜ、半減期にビットコインの価格は高騰するのでしょう?
その理由として、マイナー報酬のビットコインの枚数が半分になるということは、
そのままの価格だと、マイナー報酬が半額に減ってしまうことになるからです。
今までと同じ仕事量なのに関わらず、報酬が半額になったら、あなたはその仕事をきちんとしますか?
辞めるか、または手を抜いたりしませんか?
つまり、マイニングという大切な仕事をしっかりとマイナーにしてもらうために、極端に報酬を減らすわけにはいかないのです。
貰える枚数が半分になることは、決められたことですので、マイナー報酬を減らさないためには、ビットコインの価格そのものを上げる必要があるわけです。
一気に二倍に上がるというわけではありませんが、過去の半減期をみると、やはりそのタイミングで価格が高騰しているので、高値掴みをしてしまい今のビットコイン価格に落胆している方も、次の半減期までは保有しておくといいと思います。
関連記事