「ビットコイン・コアバージョン0.16.1」正式リリース 何が変わる?
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地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。
ビットコイン・コアバージョン0.16.1が6月15日、正式にリリースされた。新バージョンで何が変わるのか?リリース発表をチェックしてみよう。
ここに注目!「ブロックマックスウェイト」オプション
新バージョンには、新しい機能・様々なバグ修正・パフォーマンス改善・翻訳改訂が含まれるそうだが、最も注目すべきは「ブロックマックスサイズ」から「ブロックマックスウェイト」への移行だろう。
Notably, this Bitcoin Core version removed miner block size recalling the deprecation of the “-blockmaxsize” option for miners to limit their blocks’ sizes in version 0.15.1. It states that miners now should apply “-blockmaxweight” option if they want to limit the weight of their blocks.
新たなバージョンでは、0.15.1でマイナーがブロックサイズを制限する「ブロックマックスサイズ」オプションが排除された。今後マイナーはブロックの重みを制限したい場合、「ブロックマックスウェイト」オプションを選択する必要がある。
ここにも注目! 3つの変更点
ほかに注目すべきは以下の3つの変更点だろう。
1.DDoS攻撃ベクトルの軽減
2.マイナーが急速に連続して2つのブロックを生成した際、報酬を失う要因になりかねないバグを修正
3.非SegWitのレガシー署名スクリプトで珍しいオペコードが使われている場合、その取引を停止する。このオペコードが使われると、レガシー署名スクリプトの検証に必要な計算作業量の推定が困難になる。そのため、攻撃者が検証に長時間かかるブロックを作成できないように、ソリューションの展開をブロックする。
この変更は問題そのものを解決するものではないが、ユーザーに受け入れてもらうことで、将来的にこうしたソリューションを安全かつ容易に導入することが可能になる。
今回のアップグレードは、0.16以前のバージョンに対応しておらず、旧バージョンで新しく作ったウォレットを使おうとしても機能しないらしい。よほどこだわりがない限り、早いところアップグレードしたほうが良さそうだ。
SegWit実装とbech32
前回ビットコインコアのクライアントバージョンがリリースされたのは、2月末。このバージョンは処理・待機時間・取引手数料を減らす目的で考案された「セグウィット(SegWit)」のスケーリング技術を100%サポートしていた。
当時、ビットコイン・コアバージョン0.16.0の最大の特徴について、ビットコインコアの開発者ジミー・ソング氏は以下のようにコメントしていた。
“native SegWit support (bech32) is going to get much more adoption as a result of this update. This will reduce block bloat and encourage more wallets in the ecosystem to adopt bech32.”
「今回のアップデートにより、SegWitのサポート(bech32)はさらに普及することとなる。ブロックの膨張を軽減し、エコシステム内でより多くのウォレットにbech32が採用されるだろう」
bech32は?
改善案「BIP-173」で提案されたSegWitのアドレスフォーマット。アドレスがbc1で始めるので、「bc1アドレス」とも呼ばれれている。
SegWitの導入にともない、新たなアドレス=bech32への移行が推奨されている。今のところ必須ではないものの、旧アドレスだと今後色々と不具合が出てきそうだ。
DDoS攻撃ベクトルとは?
複数のコンピューターから意図的に大量の処理要求を送ることで狙ったサーバーをパンクさせ、サーバーダウンを引き起こす攻撃。単独のコンピューターから攻撃する「Dos攻撃」の進化版だ。
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