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ゲイツ氏またビットコイン(BTC)批判「正真正銘の大バカ理論的な投資」

2018/05/17

クリプトボーイ

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地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏がまた「ビットコインは正真正銘の大馬鹿理論的な投資」「保有するならショート」と痛烈に批判している。

CNBCのインタビューから、最新の批判の詳細を探ってみよう。

「大馬鹿理論的な投資」の本意

大親友のウォーレン・バフェット氏同様、機会あるごとにビットコインを酷評して来たゲイツ氏だが、今回の批判はメガトン級に手厳しい。

以下、5月7日にウォーレン・バフェット氏とチャーリー・マンガー氏と共に、CNBCのテレビ番組に出演した際の発言だ。

“As an asset class, you’re not producing anything and so you shouldn’t expect it to go up. It’s kind of a pure ‘greater fool theory’ type of investment,”
「資産クラスとしては、何も生み出していないのだから値上がりを期待すべきではない。正真正銘の大馬鹿理論的な投資だ」

大馬鹿理論とは、金融市場などで価格決定要因が完全に織り込まれていて、これ以上の高値はあり得ないという状況でも、それを上回る価格で購入してしまう大馬鹿者がかなりいるせいで投資が正当化されない――というキツイ理論だ。

要するにゲイツ氏は「ビットコインを買うヤツは大馬鹿者だ」と、かなりダイレクトに批判しているのである。

どことなく、バークシャー・ハサウェイ副会長のチャーリー・マンガー氏の発言とかぶる。マンガー副会長は2月、自身が経営するメディア、デイリー・ジャーナルの年次会で、「誰かがクソをトレードしているから、自分も乗り遅れてはいかんと思うのだろう」と痛烈な批判を繰り広げた。

「ビットコインを保有するならショートで」

ゲイツ氏はさらに、仮想通貨取引について「仮に簡単な方法があるならば、ショートのポジションをとるだろう」とビットコインの価格がいずれ下落するという見解を示した。

ロングで保有するにはリスクが高過ぎるというわけだ。

“Bitcoin and ICOs, I believe completely [they’re some] of the crazier, speculative things,”
「ビットコインやICOは完全に狂気じみた投機的なものだと信じている」

それゆえに、誕生日プレゼントとしてもらったビットコインも、数年後には売却してしまったそうだ。

何とももったいない話だが、純資産917億ドルの大富豪(フォーブス5月7日データ)にとっては、地団駄を踏んで悔しがるほどのロスではないだろう。

ゲイツ氏がビットコインを猛烈に否定する理由は、やはりバフェット氏同様、「実在価値がない」からだ。

また2月に米SNS「Reddit」の質問コーナーに参加した際、中央機関の介入なしに運営されている分散型ネットワークの危険性を指摘していた。

マネー・ロンダリングや脱税行為、テロの資金を摘発する政府の能力を評価しているのに対し、仮想通貨が犯罪に利用されていると言うのだ。

” Right now, cryptocurrencies are used for buying fentanyl and other drugs, so it is a rare technology that has caused deaths in a fairly direct way.”
「現在はフェンタニル(鎮痛や麻酔に使われる強力な合成オピオイド)や他の薬物を購入するために、仮想通貨が利用されている。つまり相当直接的な死亡原因を作り出している珍しいテクノロジーということだ」

かつてはビットコインに友好的だった?

意外かも知れないが、ゲイツ氏は最初から反仮想通貨派だったわけではない。

2014年10月にはブルームバーグの取材で「ビットコインは利点やコストという点で仮想通貨より優れている」と語っていた。

また2015年1月の「バック・チャンネル」の取材でも、「ビットコインは国と国の間のお金の送金を容易にし、コストを著しく削減出来るテクノロジー」と賞賛していた。

最初は猜疑心を露わにしていたにも関わらず、徐々に態度を軟化させる専門家や投資家も少なくない。ゲイツ氏は時間の経過とともに態度が硬化していく、珍しい例かもしれない。

しかしその当時から、ビットコインが支配的なシステムになる可能性は否定していた。

“We need things that draw on the revolution of bitcoin, but bitcoin alone is not good enough.”
「我々はビットコイン革命を最大限に利用すべきだが、ビットコイン単独では十分によいとはいえない」

近年の市場の熱狂を目の当たりにし、期待よりも懸念の方が膨れ上がったということだろうか。

マンガー氏の地味だが激しい批判

ゲイツ氏とバフェット氏の仮想通貨批判ばかりが取り上げられているが、マンガー氏もかなりの頻度で罵声を浴びせかけている。

マンガー氏はバフェット氏と同じくオマハ生まれの元弁護士。バフェット氏と共に、長年バークシャー・ハサウェイを支えて来た人物だ。

同氏の批判は3人の中で最も切れ味が鋭く、つい最近もビットコインを「赤ん坊の新鮮な脳の売買」と比較し、仮想通貨全体を「反社会的で愚かで非道徳的」と攻撃したばかりだ。

また「皆、簡単にお金儲けしたいだけ」で、「仮想通貨を推奨している人々は、その行為を恥じるべき」とも主張している。

仮想通貨市場に参加するセレブ達

ゲイツ氏にビットコインを贈ったのは誰か?
どれほどの量だったのか?
何歳の誕生日だったのか?

残念ながら真相は明らかになっていない。

仮想通貨を贈られたり、自ら積極的に市場に参加している著名人は少なくない。

スヌープ・ドッグ氏は2017年、「SparkleCOIN」1500枚(5.5万ドル相当)を、自身の運営する青年サッカープログラムへの寄付として贈られており、感謝のコメントを発表している。

パリス・ヒルトン氏はトークンセールスにも参加しているし、マイク・タイソン氏はビットコイン・ダイレクトと共同でウォレットを開発した。グウィネス・パルトロー氏はビットコインウォレット・スタートアップAbraのアドバイザーまで務めたそうだ。

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