ノードの98%が同じサーバーから?BCHに「中央集権化疑惑」再浮上
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地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。
ビットコインキャッシュ(BCH)に「中央集権化疑惑」が再浮上している。ビットコイニストの報道によると、最新の調査から「大量のノードが同一サーバーから上げられている」ことが発覚したらしい。
同様の疑惑は昨年12月にも報じられていたため、「やっぱりそうなの?」というのが本音だが、今回の調査は「51%攻撃」を仕掛けるというアグレッシブなものだ。
BitPicoの「51%攻撃」
ビットコインの開発者やマイナーなどが参加する匿名グループ「BitPico」はビットコインのネットワークを調査後、スクリーンショットとともに、
98% of the shown nodes are sitting in the same server rack.
表示されたノードの98%が、同じサーバーから立ち上げられている。
とTweetした。
BitPicoの目的は何か?
「BCHは少数のマイナーが支配するノードによって管理されていて、中央集権化している」ことを証明しようとしているのだ。
BitPicoは以前、ライトニングネットワークでも同様のストレステストを行い、6月には「BCHに51%攻撃を仕掛ける」と宣言していた。
The #bcash $bch @bitcoin attack has been started; it will continue to run as we work to amplify it over the coming months. We expect to have 5000 Bcash attack nodes in roughly 6 weeks and then we will multi-fork the chain. @rogerkver will now cry 😭. #hacking #skills #security
ビットコインキャッシュへの攻撃を開始した。今後数カ月にわたり攻撃を継続し、約6週間で5000個攻撃ノードを稼働させるつもりだ。その後、チェーンを複数にフォーク(分岐)させる。(ビットコイン関連のエンジェル投資家)ロジャー・バー氏は泣きをみるだろう。
「BCHのネットワークを崩壊させることがいかに簡単か、BCH側は理解していない」という不敵なコメントも付け加えていた。
BitPicoとBCHの熾烈な戦い?
BitPicoのTwitter をフォローすると、BCHに対する攻撃開始後、BitPicoのモニタリングノードが何度も遮断されるなど、両者間で熾烈な戦いが繰り広げられた様子が実況中継されている。同時進行で、ライトニング・ネットワークへの「テスト」も続けているらしい。
BitPicoによる一連の調査を「攻撃」と見なすか、不当性を社会の明るみに引きずりだす「テスト」と見なすか、賛否両論だ。
ライトニング・ネットワークのテスト後、Twitterには賛辞を含む様々なコメントが寄せられた。
Not all heroes wear capes! Awesome to see hacking being used for good. @bitPico Thank you for taking a risk in order to push the #Bitcoin Lightning Network closer to mass-adoption.
すべてのヒーローがマントを着てるわけではない!ハッキングが良い目的で利用されるのは素晴らしいことだ。ライトニング・ネットワークの普及に貢献するためにリスクを負ってくれたBitPicoに感謝するよ。
これらのテスト、あるいは攻撃が「単なる杞憂」で終わる可能性を指摘する声もある。
ビットコイン開発者による調査
BCHの中央集権化については、昨年12月、ビットコインの開発者ニック・スザボ氏も指摘していた。
この調査では、BCHのノードの54%がアリババのサーバーから立ち上がっていたという。その結果、スザボ氏はTwitterでBCHを「中央集権化したソックパペット(靴下で作った人形)」とこき下ろした。
他にも、コミュニティー内でテストを行う「BCH Stress Test Day」が9月に予定されている。こちらはBCHのトランザクションレベルを試すという正統派で、BitPicoのような攻撃性は一切みられない。
ビットコイン統計サイト「コインダンス」のデータによると、BCHの到達可能ノードは過去6週間で2240個から2084個に減少。7月10日の時点で、そのほとんどをビットコインABCが占めている。
BitPicoとは?
ビットコイン開発者やマイナーが集合したグループとのことだが、何者(たち)なのか一切明かされておらず、謎が謎を呼ぶ。
数々のテスト情報や活動に関しては、スクリーンショットなどとともに常にTwitter上で公開しているので、興味があればフォローしてみるといいだろう。
中央集権化とは?
金融機関による中央集権化がリーマンショックの要因とされているが、仮想通貨は非中央集権システムを築くことで、金融市場の権力を民衆の手に取り戻すという発想に基づいて生まれた。
しかし現状としては、少数のマイナーが権力をにぎる中央集権化が問題視されており、それに対抗する手段として様々な取り組みが行われている。
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