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「ビットコインETF」とは何か?その意味と重要視される3つの理由 名波はるかの仮想通貨講座

2018/09/28

名波 はるか

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「ビットコインETF」とは何か?その意味と重要視される3つの理由 名波はるかの仮想通貨講座

こんにちは、名波はるかです。

先日、SEC(米国証券取引委員会)が、ウィンクルボス兄弟の2度目のETF申請に対し、投資家への安全性証明不十分との理由で却下。というニュースが出ました。

ウィンクルボス兄弟は仮想通貨長者として有名で、Gemini(ジェミニ)という、仮想通貨取引所を経営しています。

過去に一度、申請して却下されており、今回は2度目の申請になるのですが、7月27日に再び却下されました。

 

その決定を受けて、ビットコイン(BTC)は再び8000ドルを割りました。

 

ETFとは、「Exchange Traded Fund 」上場投資信託の略です。

なぜ、ビットコインETFが可決されると、BTC価格が高騰する可能性が高いと言われているのでしょう?

ポイント①
機関投資家が参入するため。

ETFの申請が承認されるということは、国がBTCを公式で金融商品と認める事に等しいです。
厳しい基準をクリアして申請承認されると、機関投資家や新規参入者が増えて、BTCへ多くの資金が集まるだろうと期待が高まり、結果として価格が上がる訳です。

ポイント②
金(ゴールド)のETF上場から、金価格が急騰した歴史がある。

2003年ETF開始以降、金価格は長期間にわたって上昇し、2011年にはETFから+478%の高騰を記録しました。

ビットコインは実は、ゴールドととてもよく似ていると言われています。

ゴールドの特徴として

・埋蔵量が限られている(有限性)

・強い耐食性を持つため、腐食・経年劣化しない(永続性)

・導電性が高いため、工業用途としても高い需要を誇る(産業的需要)

ということが挙げられます。

ビットコインはどうかというと、

・理論上、発行枚数が定められている(有限性)

・デジタルアセット(資産)であるため、劣化せずに存在し続ける(永続性)

・用いられているブロックチェーン技術は、様々な産業へ波及する可能性がある(産業的需要)

このように似ている点があるため、BTCをデジタルゴールドと呼ぶ人もいるくらいです。

このような金ETFの歴史を踏まえると、ビットコインのETF上場によってビットコイン価格が高騰する可能性は十分に考えられます。

ポイント③
ビットコインETFでは、信用力の高い取引所にビットコインの管理を委ねることで、多額の資産を扱う機関投資家だけでなく、一般投資家も個人の管理リスクを軽減することができるため、個人投資家たちにもメリットがある。

つまり取引所の管理体制が重要となるので、米SECは現在申請中の複数ETFを同一視せず、取引所ごと個別にしっかり審査をしているわけです。

ビットコインETFの可否で、なぜ価格に大きな影響が出るのか、なんとなく理解できたのではないでしょうか?

 

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