BCHSVがBCHABCを抜いて、時価総額ランキング5位になる
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日本時間2018年11月16日にBitcoin Cash(BCH)は分裂をして、
Bitcoin SV(BCHSV)
Bitcoin ABC(BCHABC)
に分裂しました。
BCHABCが元々のBCHのチームを引き継ぎ、BCHSVが新コミュニティとして独立した状態です。
この分裂は投資家やトレーダーに不安を与えて、市場を急落させるきっかけになりました。
痛烈な批判を浴びた騒動で誕生したBCHSVは騒動の元になったので、見られ方が悪かったです。
2018年12月7日現在、BCHSVはBCHABCの時価総額を抜きました。
コンテンツ目次
BCHSVは印象が悪かったはずなのだが
BCHSVは大手取引所のPoioniex(ポロニエクス)が先物取引を展開したことで市場価格が付きました。
BCHSVの価格推移としては下記の流れです。
約88ドルでスタート
↓
約50ドルまで下落
↓
分裂前に240ドルを突破
↓
分裂後に50ドル以下になる
↓
分裂騒動は市場全体に不安を与えて、市場全体のボリュームを下げる
↓
市場はセリングクライマックスが囁かれる程の下落
↓
BCHSVは100ドルを突破し時価総総額ランキング5位になる
※2018年12月07日現在
BCHSVが争論の元であった
マイニングの重要性
Bitcoin(BTC)をはじめとする仮想通貨はマイニングと呼ばれる重要な項目があります。
・取引の承認(不正コピーがあったか否かの確認)
・ブロックチェーンのセキュリティの向上
この2つの役割をマイニングが担っています。
マイニングをする人の事をマイナーと呼んでいます。
BCHSVを支持するコミュニティの中にマイニングを専門に行う業者がいます。
業者はBTCもマイニングしています。
マイニングは基本は誰でも参加できます。
では、
①1人でマイニング
②100人でマイニング
どちらが、セキュリティが強いでしょう?
当然②です。
マイニングは参加者が多い程にセキュリティに優れているし、信用度が上がると言えます。
今回、BCHSVのマイニングを実行したのは、元々BCHやBTCをマイニングしていた業者です。
結果として、BTCのセキュリティが落ちます。
セキュリティが落ちたからといって、簡単に突破される訳ではないのですが、
この状況は投資家の不安を煽りました。
BCHSVの生みの親はBTCの生み親とも考えられている
BCHSVの生みの親は「自称ナカモト サトシ」で知られる
Craig Steven Wrigh(クレイグ スティーブン ライト※以後CSW)氏
です。
ナカモト サトシはBTCの生みの親と考えられいる人物です。
しかし、実際に誰なのかは明確になっていません。
彼はロジャーに対して、驚愕のメールを送りました
英文
「if you want a war…
I will do 2 years of no trade. Nothing.
In the war, no coin can trade.
If you want ABC, you want shitcoins, welcom to bankruptcy.
It was nice knowing you.
Bitcoin will die before ABC shits on it.
I will see BCC trade at 0 for a few years. WII you?
Side with ABC, you hate bitcoin, you are my enemy.
You have fucking no idea what that means.
You will.
I am Satoshi. Have a nice life. You will now discover me when pissed off.
And, no. You Could have had proof. Your choice.」
ざっくりとした日本語訳
「あなたが争いを望むなら…
私はトレードを2年間しません。 何もしない。
争い中、コインは交換できません。
あなたはABCのようなshitcoins(ダメダメなコインみたいな意味)を支持するなら、私はあなたの破産を歓迎したい。
あなたを知って良かったです。
BitcoinはABCがshitcoinと知る前に死にます。
私はビットコインキャッシュの取引が数年間0になると見ています。 あなたは?
ABCの側につき、あなたはビットコインが嫌い、あなたは私の敵です。
あなたはファッキングだ。何もアイデアがない。
あなたそういう人でしょう。
私はサトシです。 いい人生になりますように。 あなたは今、怒ったときに私を発見するでしょう。
あなたは人々は納得させる意見や選択がない。」
これを見て印象の良く見る人はまずいないでしょう。
彼はこの他にも
「次はリップルを破壊する」
と、いったコメントをしています。
印象の良くないBCHSVがなぜ上がるのか
そもそもBCHは
「BTC創始者のナカモト サトシの思想を継承した、真のビットコインを目指す」
と、いった思想で2017年8月に誕生しました。
BCHSVのSVは「Satoshi vision」の略です。
BCHSVは「我々こそが真のビットコインである」
と、いった主張をしています。
これというのは、
非中央集権というBTCが注目されたきっかけの思想に魅力を感じる人々がBCHSVのファンであるということです。
加えて、マイニング専門業者を動かすことで他のコインを妨害したりといった事もできます。
マイニングは仮想通貨の価格を支える重要な要素の一つでもあります。
これらの情報がトレーダーを刺激して、出来高を上げたと考えれます。
懸念は、長期的目線でBCHSVが良いのか?
ということ。
表立って印象の良くない発言が目立つので、警戒が必要です。
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