ジーキャッシュが数日で50%高騰!原因は何?理由を解説
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地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。
仮想通貨取引所ジェミニ上場を目前にひかえ、ジーキャッシュ(Zcash)の価格が突如高騰した。5月13~19日までに50%以上上昇。その後再び若干下降気味だが、今後ドカン!と大きく伸びる可能性も十分に考えられる。CNNの記事からジーキャッシュへの期待度と魅力を探ってみよう。
最近の価格変動とジェミニ効果
コインマーケット・キャップのデータによると、5月13日の248.22ドルから15日には381.43ドルまで上昇。17日には308.47 ドルまで落ち込んだが、翌日には377.56ドルに持ち直した。24日現在は289.95ドル、時価総額1.15億ドルで落ち着いている。
1月の876.31ドルという最高値にはまだまだ手が届かないが、180ドル台を切った4月と比べると大した回復力だ。5月に入り、仮想通貨市場が3日間で420億ドル以上の損失をだした事実を考慮すると、ジーキャッシュ(ZEC)の価格変動はポジティブにみえる。
5月14日、米証券取引所ナスダックと提携関係を結んでいる仮想通貨取引所ジェミニが、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の承認を取得し、ZECの取扱いを発表したことが価格を押し上げたようだ。
ジェミニは仮想通貨の億り人、ウィンクルボス兄弟が2015年に立ち上げた仮想通貨取引所で、ほかにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を取り扱っている。IT・仮想通貨業界の大物が経営しており、さらにNYDFSが発行する「ビットライセンス」を取得している仮想通貨取引所に上場したという事実に、市場が好反応を示したという感じではないだろうか。
匿名性の高さが人気のジーキャッシュ
ジーキャッシュに馴染みのない読者のために、軽く解説しておこう。ジーキャッシュはビットコインやイーサリアムほどの派手さはないものの、匿名性の高いアルトコインとして人気がある。現在時価総額ランキングでは21位だ。
そもそもビットコインにはない匿名性を追求するために開発され、シールデッド・トランザクションという技術を用いて第3者から送金者・受取人・金額といった情報を保護している。
イーサリアムの生みの親ヴィタリック・ブテリン氏がアドバイザー、仮想通貨関連の著名エンジェル投資家ロジャー・バー氏が株主として名を連ねている点も高ポイントだ。バー氏はつい最近、Twitterで以下のような爆弾発言もしている。
“Today I demoed Bitcoin & Zcash in @jaxx_io for a team at @CreditSuisse. They were much more interested in Zcash because the fees were lower. ”
「今日はクレディスイスのチームにビットコインとジーキャッシュのデモンストレーションを行った。彼らは手数料が低いという理由で、ジーキャッシュにより強い関心を示していた」
億り人が語るジーキャッシュの魅力
ジェミニは世界初のライセンスを取得したZEC取扱い所となったわけだが、双子の片割れテイラー氏は、BTCが達成出来なかったことをZECが達成すると期待しているようだ。
“Bitcoin has many strengths, but privacy is not one of them.”
「ビットコインには長所もたくさんあるが、プライバシー保護という点では弱い」
“Bitcoin and Zcash are two revolutionary technologies vying for different mantles,” added Cameron Winklevoss, the exchange’s president. “Bitcoin being digital gold and Zcash being digital cash.”
「ビットコインとジーキャッシュは異なるマントル(役割)を争う、2つの革命的なテクノロジーだ」
ウィンクルボス兄弟やバー氏がジーキャッシュに惚れ込んでいることは間違いない。これらの大物サポーターの支援とジェミニ効果がどこまで続くか、今後も要注目だ。
ビットライセンスとは?
ニューヨーク州のビットコイン事業者(両替・送受金・管理・発行など)に取得が義務づけられている免許。2015年8月から施行されている。リップルやサークルもこのライセンスを取得している。審査が極めて厳格なため、取得は至難の業といわれている。
ウィンクルボス兄弟とは?
キャメロンとテイラーの双子兄弟は、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOとFacebookを巡って裁判沙汰を起こしたことでも有名な、ビットコイン・ミリオネアだ。ザッカーバーグCEOとはハーバード大学時代に同期で、Facebookの原型となったアイデアを発案した人物(達)とのことだ。Facebookとは6500万ドルで示談におさまったらしい。
2012年にウィンクルボス・キャピタルを設立し、ビットコインに精力的に投資することで巨額の富を築いた。
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