リップル(XRP)、Google検索数がビットコイン超え!リップラー歓喜、価格高騰の理由は?
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ついに日本でリップルのGoogle検索数がビットコインを上回った。
一瞬「XRPの価格高騰がその理由か?」と思いそうなものだが、それは早とちり。
実は他に要因があったようだ。
何かと話題のリップルだが、検索急増と価格急騰をめぐる最新情報をまとめてみたので、既存のリップラー、そして「リップラーになろうかな?」と考えている人は是非読んで欲しい。
コンテンツ目次
検索急増はXRPの価格とはあまり関係ない?
XRPの突然の高騰が始まったのは検索が急増した9月18日以降。0.20台から30ドル台に復調後そのまま上昇を続け、21日には0.66ドルを記録。10月2日現在は0.56ドルに落ち着いているが、それでも約200%の高騰だ。
これに対し、Googleトレンドでリップルの検索が急増したのは9月9~15日にかけて。BTCの検索を追い抜いたのは、実はリップルの検索が再び下降に傾いた23~29日である。
検索急増・価格高騰の2つの要因
つまり「検索の急増とXRPの価格高騰は直接的にはあまり関係がない?」という結論に落ち着く。
同時期にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の価格も回復しだしたのだが、XRPの勢いが凄過ぎて印象がかすんでしまった。
それではどうして日本で検索数が増えたのか?
これは後に価格が急騰した要因と同じなのだろうが、「xRapid」の商用化を示唆するリップルのコメントと、同社主催の国際カンファレンス「SWELL2018」開催を目前に控え、仮想通貨投資家の注目が集まったことが関係しているのではないか?
「xRapid」商用化が10月に実現?
この情報はCNBCの取材で、アジア太平洋・中東規制関連部門の責任者サガール・サラバイ氏が明かしたもの。金融機関向けの国際送金システム「xRapid」の商用化を近日中に計画しているというのだ。
“I am very confident that in the next one month or so you will see some good news coming in where we launch the product live in production(CNBC)“.
「xRapidのリリースに関する良い知らせを、来月頃には お届けできると確信しています」
XRPの価格はサラバイ氏の発言の直後(9月17日)に高騰したので、xRapid商用化によるXRP普及への期待感が高まったのはほぼ確実だ。
「SWELL2018」への注目度UP
10月1~2日にかけてサンフランシスコで開催される「SWELL2018」は、ゲストスピーカーにビル・クリントン元米国大統領や著名経済学者ジーン・スパーリング氏、国際通貨基金(IMF)のロスレコウ副総裁など豪華ゲストがズラリ。
xRapidのリリースも含め、「このイベントで重要なニュースが発表される!」と世界中のリップラーが固唾を飲んでいるという緊迫した状況が、XRPの価格やリップルへの関心を高めたのだろう。
コインベースがXRP取扱い開始?
さらに25日、大手仮想通貨取引所コインベースが上場プロセスの大幅な変更を発表した。
Today we’re announcing a new process that will allow us to rapidly list most digital assets that are compliant with local law, by satisfying listing requests in a jurisdiction-by-jurisdiction manner.
新たな上場プロセスで管轄区域ごとの上場要求を満たすことにより、現地の法律に準拠したほとんどのデジタル資産を迅速にリストアップすることができます。
新たなプロセスでは、発行者が上場したい資産をコインベースに申請し、コインベースが独自の「デジタル資産フレームワーク」に基づいて審査する。GOサインがでたら上場できるという仕組み。
コインベースは今のところ5種類の仮想通貨しか取り扱っていないが、今後はより多くの仮想通貨を取引可能になりそうだ。そしてここにXRPも含まれる可能性は大アリだ。
ただし仮想通貨に対する規制やスタンスは国・地域によって違うので、取扱い通貨もユーザーの移住地によって変わるだろう。
ちなみにこの発表を受け、一旦下降気味だったXRPの価格が再び上がり始めた。ナスダック上場の可能性の報道なども流れているようなので、追って詳しくお知らせしたい。
コインベースはどんな仮想通貨の上場を検討中?
現在はビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアム・クラッシック(ETC)、ラインコイン(LTC)を取り扱っているが、将来的にはXRPのほか、カルダノ(ADA)、ゼロエックス(0X/ZRX)、ステラ ルーメン(XLM)、ジーキャッシュ(ZEC)辺りから手を広げていくのでは?と一部の専門家は予想している。
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