仮想通貨の中でビットコインが一番価格が高いのはなぜ?~名波はるかのやさしい仮想通貨講座~
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仮想通貨の中でビットコインが一番価格が高いのはなぜ?
こんにちは、名波はるかです。
2018.9/15現在、ビットコイン(BTC)価格は約73万円です。
現在、仮想通貨は1600種以上あるのですが、73万円という価格は、この中で断トツで高いです。
2番目に価格の高い、ビットコインキャッシュという仮想通貨が約5万円、イーサリアムという仮想通貨が約24,000円となっています。
前回、BTCの送金にかかる時間は、仮想通貨の中で最も遅い、というお話をしました。
実は、1600種以上ある仮想通貨の中で、BTCの性能は、最も悪いと言っても過言ではありません。
実際に、BTCを送金するのに、現在約10分くらいかかりますが、
ビットコインキャッシュやイーサリアムは送金にさほど時間がかかりません。
性能として、BTCがほかの仮想通貨よりも劣っているのに、なぜ、価格が高いのでしょう?
価格が高い=価値が高い、ということになると思うのですが、
まず、BTCの価値が高い要素の1つとして、「この世で初めて生まれた仮想通貨である」ということがあげられます。
ブロックチェーンという技術を使って、この世に初めて現れたBTC。
ブロックチェーンという技術が、初めて世の中にお披露目されたのも、BTCの誕生でした。
BTCはプログラム(コンピューターに対する命令)で動いており、ソースコード
(プログラムの設計図のこと)は無料で公開されています。
BTCがソースコードを無料公開したおかげで、誰でも仮想通貨を開発することができるようになったのです。
ソースコードが公開された状態を「オープンソース」と言います。
初めて生まれた仮想通貨で、オープンソースだから価値が高いのか?というと、それだけではもちろん、ありません。
一番最初に生まれた、ということは、一番歴史が長い、というようにも言い換えられます。
BTCは諸説ありますが、2009年1/4に誕生したという説が濃厚です。
生まれた当初から、BTCには中央と呼ばれる管理者も、特定の開発者もいませんでした。
「ナカモトサトシ」と呼ばれている人が、BTCの開発者だ、という人もいますが、正確には、ナカモトサトシという匿名の人物の論文をもとに、
その構想に魅了された人々によって、作られたと言われています。
法定通貨(円やドルやユーロなど国が発行している通貨)は、国が発行し、国が管理していますが、BTCはそういったものではありません。
誰も管理していないし、発行者も存在しません。
誰も介在していないにもかかわらず、約9年半も存在し続け、一度もビットコインそのものをハッキングされたことがない。
これが大きな「信用」となって、ビットコインは価値をあげているのです
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