ビットコインのマイニング報酬は今いくら?採掘が終わったらどうなる?~名波はるかのやさしい仮想通貨講座~
この記事は約3分で読めます。
こんにちは、名波はるかです。
ビットコイン全体の発行枚数は、2100万枚と決められています。
その全てが、今既に世に出ているかというとそうではなく、今まだ世の中に流通していないビットコインがあり、マイナーに報酬を払うタイミング、つまり10分ごとに新たに市場に放出されているのです。
前回、ビットコインのマイニング報酬は12.5BTCとお話しました。
10分ごとに、新たに12.5BTCが市場に放出される仕組みになっています。
この金額は一定ではなく、約4年に1度の「半減期」に合わせて減少します。
半減期はブロックが210,000個生成されるごとに行われ、計算すると大体約4年に1度の頻度で訪れます。
半減期が来ると、新たに放出されるビットコインの数が半減し、それに伴ってマイナーたちに支払われるマイニング報酬も減額されます。
次回の半減期は、2020年で、今の報酬額の半分の6.25BTCが、マイニング報酬として10分に1度市場に放出されることになるわけです。
4年に一度、報酬が半分になる?それだと将来的に2100万枚すべてが市場に放出された後、ビットコインのシステムは崩壊するんじゃないか!?と、賢い方は気が付くかもしれません。
確かに、マイナーの目的は、新規発行のビットコインを得ることですので、新規発行のビットコインを得られないならば、多額の資金を投入して高性能コンピューターを多数稼動させる意味がありません。
では、ビットコインが2100万枚すべて放出した後、誰もマイニングをしなくなって、取引の承認がされなくなってしまうのでしょうか?
結論から言うと、そうなった後も、ビットコインのシステムは崩壊しないと考えられています。
なぜかというと、マイナーの報酬は新規発行のビットコインだけではないからです。
実は、私たちが送金の際に支払っている送金手数料の一部もマイナーに渡っています。
私たちがビットコインを送金する際、少額ではありますが送金手数料を払っています。
その送金手数料の一部がマイナーに渡っています。
すべてのビットコインが発行されるのは、2140年頃と言われていますので、それまでにビットコインはさらなる進化をし、存続し続けていくと考えられています。
更に、その頃には、流通量も増え、世の中になくてはならないものになっていると考えられているのです。
全て発行されるのは2140年ということで、私たちはもう生きていないと思いますが、実は2033年にはすでに99%のビットコインが発行され、残りの1%は108年かけて発行されるのです。
ビットコインは2033年にそのほとんどが発行されます。
それまで、ビットコインはどのような値動きになるか?
次回はそれについて考察していきたいと思います。
関連記事