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時価総額10億ドルを突破した暗号通貨「ジリカ(Zilliqa)」とは?

2018/05/16

クリプトボーイ

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時価総額10億ドルを突破した暗号通貨「ジリカ(Zilliqa)」とは?

地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。

5月に入り時価総額10億ドルを突破し、「ユニコーン仮想通貨」となったジリカ(Zilliqa)とは一体何 なのか?(ジリカホワイトペーパーはこちら

ジワジワと勢力を増すジリカの可能性を、コインデスクの記事から探ってみよう。

ジリカが評価される理由

According to CoinMarketCap, Zilliqa passed the $1 billion threshold late Monday and is worth nearly $1.2 billion at the time of writing, making it the world’s 23rd-most valuable cryptocurrency.
コインマーケット・キャップによると、ジリカの時価総額は月曜(5月7日)午後に10億ドルを超え、現時点(9日)で12億ドルに手が届く勢いだ。世界で23番目に価値のある仮想通貨になっている。

価格上昇は、香港を拠点とする世界第3の取引規模を誇る仮想通貨取引所OKExが、ジリカの取扱いを始めたという発表と前後する。

ジリカはブロックチェーンが抱えるスケーラビリティ問題の解決に向け、シンガポール国立大学でコンピューター科学の博士号を取得したシュウ・ドン氏や、同校同学部のプラティーク・サクセナ主幹教授などが中心メンバーのプロジェクトだ。

スケーラビリティ問題については様々な取り組みが行われているが、ジリカ流スケーラビリティ問題解決策は、イーサリアムと同じく、「シャーディング」である。

First introduced last year, the team’s white paper claims that “at ethereum’s present network size of 30,000 miners, Zilliqa would expect to process about [1,000] times the transaction rates of ethereum.”
昨年初めて発表されたホワイトペーパーによると、「マイナー3万人という現在のイーサリアムのネットワーク規模で、ジリカは約1000倍の取引を処理できる」。

これが実現すれば、画期的なスケーラビリティ・ソリューションとなることは間違いない。市場が期待するのも当然だろう。

1秒間で約8000件の取引処理が可能?

しかしイーサリアムもシャーディングを計画しているため、ジリカのバリュープロポーションは若干下がるかもしれない--とCoinDeskはみている。実際はどうだろう?

クリプトポテトの記事によると、ジリカは4月の時点でプライベート・テストネット上とはいえ、3600のノードを用いて1秒2488件の取引処理に成功している。要するにジリカの技術を使えば、ノード数が増えれば増えるほど、1秒間に処理できる取引件数も増えるということになる。

With a network size of 10,000 nodes, Zilliqa will enable a throughput which matches that of VISA and MasterCard with much lower fees for the merchants (expected throughput is approximately 8,000 transactions/sec).
1 万ノードのネットワーク規模であれば、1秒間で約8000件の取引処理が可能だと期待されており、VISAやマスターカード並みの取引量をより低い手数料で対応できるようになる。

イーサリアムはシャーディングの実施を計画しているが、具体的にどれぐらい取引量を増やせるのか、今のところ明かしていない。イーサリアムには840種類ものDAPP(分散型アプリケーション)が存在するそうだが、1秒あたりの取引量は15件が限界である点をクリプトポテトは指摘している。またコインベースの共同設立者フレッド・エアザム氏は、イーサリアムには現在の100倍以上のスケール能力が必要だと主張している。

ということは少なくとも現時点では、イーサリアムのシャーディング実施後、ソリューションとしてのジリカの評価が下がるとは断言できないのではないか。

2月にテストネットv1.5、3月にv2.0をリリース。第2四半期にメインネット、第3四半期にDAPP提供予定というのが、2018年のロードマップだ。

どこで買える・売れる?

以上のような理由で、ジリカは「世界初のハイスループット・パブリックブロックチェーン・プラットフォーム」を自負している。ビットコインやイーサリアムとは比べ物にならないクレカ顔負けの高速取引で、世間をあっといわせようという意気込みだ。

気になるジリカ(ZIL)は、独自のブロックチェーンを基盤にしている。取扱っている仮想通貨取引所も、OKEx、バイナンス、UPbit、コインコデックス、フォビ、クーコイン、Gate.io、IDEXなど着実に増えている。

シャーディング(分割)とは?

「スケーラビリティ問題」とは、取引量の増加が原因で取引処理が詰まってしまっている状態、それによって手数料が高騰している状態を指すが、この「スケーラビリティ問題」の解決法として注目されているのはシャーディングである。

複数のネットワークコンピューターが取引の負担を分担し、1本のブロックチェーンが処理できる取引件数を増やすことで解決するという方法だ。

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