Bitcoin(ビットコイン)で市民権を獲得!?タックスヘイブン地域バヌアツの新しい試み
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こんにちは。名波はるかです。
タックスヘイブン(租税回避地)としても
世界的に有名なバヌアツが、面白い発表をしましたよ。
なんと、市民権を20万ドル、
または相当のBitcoin(ビットコイン)で
購入することができる!というのです。
市民権を売りに出すなんて、ちょっとビックリですよね。
今回の記事では、バヌアツの取り組みについて、
その狙いと効果を解説していきます。
コンテンツ目次
タックスヘイブンとは何か?
タックスヘイブンとは何か?というと、
簡単に言うと「税金が極端に安い地域」の事です。
お金を稼いだ人ほど、税金には悩まされていると思いますが、
そんな人たちにとってタックスヘイブンは、まさに楽園!(言い過ぎ?笑)
ということで、タックスヘイブンには2つの特徴があります。
- タックスヘイブンには、お金を持った人が集まりやすくなる
- タックスヘイブンには、外のお金が自国に集まりやすくなる
バヌアツの市民権を得るメリットとは?
バヌアツは、市民権プログラムにおいて
ビットコイン支払いを採用した初めての国となります。
※参考情報
https://news.bitcoin.com/vanuatu-becomes-first-nation-to-accept-bitcoin-as-citizenship-payment/
では、私たちのような外国人がバヌアツの市民権を得ると、
どんなメリットがあるのでしょうか?
113カ国をビザなしで旅行できる!
バヌアツはイギリス連邦の加盟国であるため、
バヌアツの国民は、EU国家、ロシア、イギリスなどの
113カ国を<ビザなしで>旅行することができそうです。
バヌアツの市民権を取得した外国人にも、この特典が与えられるのだそう。
私もそうですが、旅行が好きな人には魅力的ですね!
ですが、市民権を得るメリットはそれだけでしょうか?
ビットコイン投資家の<節税>に効果的!
バヌアツの市民権を得るメリットは、
やはりこの<節税>効果が強いでしょう。
多くのビットコイン投資家が、
なるべくキャピタルゲイン(投資によって得た利益)の
税金を節税したいと考えています。
そういった方々は、
タックスヘイブンであり、暗号通貨に寛容な地で、
Bitcoin(ビットコイン)から現金などの
「有形資産」に変換することを考えるはずです。
日本におけるBitcoin(ビットコイン)の税法
日本ではまだ、Bitcoin(ビットコイン)に対しての
定まった税法が確立していません。
※過去にクリプトボーイがこんな記事を書いていますね。こちらも参考にどうぞ。
そんな中で、
Bitcoin(ビットコイン)でモノを購入する際、
Bitcoin(ビットコイン)を円に換えた=利確をした
と見なされる可能性があると言われています。
そうなると、例えば40万円で購入した
Bitcoin(ビットコイン)が60万円になっていたとして、
ちょうど60万円の商品を1BTC(ビットコイン)で購入したとします。
しかし、そのBitcoin(ビットコイン)は
元々は40万円で購入したものですから、
40万円で60万円のものを買えたこととなるため、
残りの20万円は利益として確定した、と見なされ、
20万円に税金がかかることになります。
Bitcoin(ビットコイン)で得られるバヌアツ市民権のこれから
以上の理由から、
タックスヘイブンであり、暗号通貨に寛容な地で、
買い物をしたり、有形資産に換えたりしたくなるのは
当然の流れと言えるのが分かると思います。
バヌアツがBitcoin(ビットコイン)で市民権を提供する唯一の国になると、
市民権プログラムは多かれ少なかれ、
暗号通貨に寛容な投資家の人々の関心を引くことになりそうですね。
Bitcoin(ビットコイン)で利益を大きく得られている方は、
バヌアツ市民になることを検討してみてもいいのかもしれません。
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