仮想通貨市場の暴落。価値の保全の必要性が問われる。不動産に価値が連動するRSVとは?
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仮想通貨は2017年に急騰して過去最高の市場ボリュームになりました。
2018年から急落。これに伴い、仮想通貨の代表ともいえるBitcoin(ビットコイン以後BTC)の価格は230万円から2018年12月14日現在は37万円前後を推移しています。
これは仮想通貨の価値について、向き合う必要性があります。
本記事では不動産が価値に連動したコインRSVを例にコインの価値について考えていきます。
コンテンツ目次
現状、仮想通貨の価値は実需用を考慮されていない
先にお伝えさせて頂いた通り、仮想通通貨は価格変動が激しいです。
これというのは、仮想通貨は現状、短期トレード(投機)を目的とした需要が主だからです。
株式投資を例に考えてみます。
何を売っているのか?
赤字なのか、黒字なのか?
売り上げは?
創業年数は?
通常はこういった情報から、売買されていきます。
会社の業績からトレードが始まるということです。
世の中に製品やサービスといった価値を提供していないとそもそもはじまらないということです。
多くの仮想通貨は
「これから価値を提供することを目指すプロジェクト」
です。
つまり、ほとんどの仮想通貨はまだ、価値を提供していないという事です。
仮想通貨が世の中に価値を提供していた場合は短期トレード以外の需要が高まり、価格が今よりも安定し出すと考えられています。
RSVは不動産の価値に連動した仮想通貨
RSVは従来の不動産投資の課題を解決することを目指したプロジェクトです。
RSVは世界中の多くの人が不動産投資を出来るようにプラットフォームを用意します。
通常、不動産に投資をするには現金が必要です。
しかし、RSVプラットフォーム内では、現金ではなくRSVトークンで不動産を取引できます。
RSVプラットフォームに公開される不動産は他のプラットフォームでは公開されません。
つまり、その不動産に魅力を感じた場合、まずRSVを手に入れないと取引が出来ないということです。
この流れを考慮すると
不動産の魅力=RSVの価値に直結
と、いうことになります。
先に述べた通り、仮想通貨は価値の裏付けが薄いです。
ステーブルコインといった価格変動のないコインもありますが、価値の裏付けの証明は出来ていません。
不動産が明確に価値の裏付けになっているコインの重要性は今後増していくと考えれます。
RSVは新たな不動産投資プラットフォーム開発プロジェクト
不動産は言うまでも、大きな需要があります。
ホテルの宿泊
日々の暮らしの為の居住
事務所を構える
など、私達の暮らしには欠かせないものです。
その為、不動産投資にも必然的に高い需要があります。
しかし、従来の不動産投資にはブロックチェーンを利用した未来の不動産投資と比較すると、いくつか改善できる課題があります。
RSVはその課題を解決した未来の新しい形の不動産プラットフォームを作るプロジェクトです。
従来の不動産投資の課題
従来の不動産購入の流れとしては
①不動産を探す
③不動産業者に連絡する
③不動産を購入する
大きく分けて言うとこの3ステップです。
この流れにはいくつかの課題があるとRSVプロジェクトチームは考えています。
不動産を探す上で情報が欠如している
例えば、海外不動産に投資をするとします。
これは実際、その地域情報が分からないと良い不動産を探すことが困難であることを意味します。
地域開発状況や他の不動産との比較
価格は適正なのか?
利回りはどれ位なのか?
こういった事を考えるには地域の情報が不可欠です。
仲介する不動産の手数料が高い
不動産を購入しようと思うと管理をしている業者とやりとりをしなくてはいけません。
しかし、
その不動産への仲介手数料は適正なのか?
※見合って不動産が働いてくれるのか?相場的に妥当な金額なのか?
不動産はどういった方法で管理されているのか?
購入者はこういった重要な箇所が不透明な状態で手数料を支払っているのが現状です。
不動産売買の流動性が低い
先に挙げた不動産の地域情報の欠如
そして、不動産は投資としての単価が高い
この状況は流動性が低く、円滑な売買が出来ないことを意味します。
売買の流動性の低さは売りたくても売れない
と、いうリスクに直結します。
RSVは従来の不動産投資の課題を解決する
RSVプラットフォームでは不動産投資に対して高い専門性を有する人が選別した不動産を扱います。
そして、不動産情報の詳細も掲載します。
これにより、不動産選別のリスクである
情報の欠如を解決します。
また、RSV内で不動産が行う業務が終わっています。
つまり、不動産への仲介手数料が不要になります。
また、不動産がどのように管理しているかの情報も掲載します。
これにより、不動産が行うべき重要な業務が実行されている事を証明するとともに
高い仲介手数料の課題が解決されます。
そして、不動産の価値をトークンで小口化することで
流動性を高めます。
通常、多く資金を用意しないと不動産取引は出来ません。
しかし、その価値を複数のトークンで表すことで小口化すると、少額での取引が可能になります。
多額の資金は誰でもある訳ではないでの、流動性が低くなります。
トークンの小口化は少額での取引を可能にすることで流動性の改善に繋がります。
これにより、売買のリスクに直結するリスクを改善します。
利用者は価値がエアドロップされる
エアドロップとは?
エアドロップはざっくりと
「トークンの配布」というような理解をして頂ければと思います。
例として・・・
仮想通貨はどのWALLETにどの位の数量が保管されているかが記録されています。
10ETH(イーサリアム)保有している人に、○○トークンがX月〇日に付与するということをする場合、条件に合うWALLETにETH以外のトークンを付与するといった事が出来ます。
不動産利益の還元
不動産は主に賃借等の運用益と売却益があります。
RSV内の不動産はRSVプロジェクトチームによって管理されて収益を挙げます。
その利益はプラットフォーム利用者が得た不動産の所有権を証明する不動産担保型トークンの保有数に応じてRSVコインがエアドロップされます。
つまり、
①RSVを購入する
②RSVで不動産の所有権を証明する不動産担保型トークンを買う
③不動産担保型トークンは不動産の種類だけ存在する
④不動産担保型トークン保有者は所有する不動産の利益が1年に1回エアドロップされ、RSVとして受け取る
⑤RSVで追加投資をするか売却して利益を確定させる
この流れでトークンが循環するということです。
ここまでのまとめ
RSVは個人で不動産投資を行う上で課題となる
情報の欠如
仲介業者への高い手数料
売買をする難しさ
これを解決する事を目指した仮想通貨です。
RSVプロジェクトチームが直接不動産を管理している点を踏まえると不動産ファンドをブロックチェーン化することで、
保有不動産
不動産の運用状況
不動産情報
これらを明確に透明性のある情報として公開をし、従来よりも公平な不動産投資を実践できるプラットフォームであると言えます。
重要なのは不動産の魅力です。
優れたシステムであっても不動産に魅力がなければ、RSVを購入する理由にならないからです。
恐らく、この不動産を高い透明性で管理をする機関がRSV内で用意される可能性もあります。
その機関の不動産の専門性がRSVの価値に直結すると考えられます。
今後の期待としては、不動産の価値のトークン化に魅力を感じた事業者がRSVに参加するといった展開かと思います。
また、不動産の所有権を証明する不動産担保型トークンも大切な要素です。
仮想通貨市場は先に述べた通り、投機を目的に参加している人がほとんどです。
これは仕方のないことです。
仮想通貨のプロジェクトの多くは価値を提供できていません。
そうするとコインの価値の裏付けはありません。
この状況が大きな価格変動を引き起こしています。
RSVのような価値の裏付けがはっきりしているものは、現状の弱気市場に強いでしょう。
なおかつ当時の高いレートで集めた資金はフィアット化され、不動産の購入に使用されています。
つまり、当時のレートでの資産価値の保全と
今後のキャッシュフローを生み出すことを期待できる運用できる媒体がある
と、いうことです。
仮想通貨には株式のような配当は明確化されていません。
私の知る限り、配当型コインは存在していても仮想通貨市場内での需要しかありません。
仮想通貨はゲーム、不動産といったような従来の市場に価値を提供することが次のステージだと言われています。
社会、日常生活に価値を提供して循環することでトレード以外の需要が生まれ、買いの圧力が高まり価格を上げる。
この流れを作ることで、価値の裏付けが初めてできます。
これは従来の投資では当たり前の話しであり、仮想通貨もそうなるべきです。
不動産投資に小口で参加、不動産運用益のエアドロップ。
この価値提供が上手く循環する場合はRSVのようなコインのスキームが注目される可能性があると言えるかと思います。
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