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OmiseGo長谷川氏が予想「イーサリアムは今後2年でビッグになる」?

2018/08/20

クリプトボーイ

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「OmiseGo」の設立者兼CEO長谷川潤氏が「2020年までにイーサリアムの大規模なスケーリングと政府による導入が進む」というロードマップを概説した。

CNNの報道から、どんな未来が待ちうけているのかみてみよう。

2017年=大規模な調整期に突入

2017年はICOとトークンの売上高が四半期ごとに数十億ドルの利益を上げ、クリプト通貨やブロックチェーン関連企業が投資家やベンチャーキャピタル企業から調達した金額を上回るという、かなりクレイジーな年となった。

仮想通貨の価格も高騰しまくり。例えばイーサリアム(ETH)は1年間で10ドルから1500ドルに跳ね上がった。しかしその後大規模な「調整期」が訪れ、ビットコインを含む主要仮想通貨の価値は70~90%も下落してしまった。

Hasegawa noted that the correction, which is still ongoing, has allowed the market and developers within it to build products and scaling solutions to support the next rally(CNN).
この「調節」は8月1日の時点でも継続中だが、長谷川氏は調節期のお陰で、市場や開発者が次のラリーをサポートするための商品およびスケーリングソリューションを開発できると語った(CNNより)。

ヴィタリック「まだ時価総額5000億ドルの価値はない」

イーサの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は昨年11月、仮想通貨の時価総額が5000億ドルに達した際、「伝統的な金融分野を揺るがし、ブロックチェーン技術の潜在力を実証しない限り、この時価総額を正当化することはできない」とコメントした。

時価総額がいくら上がっても、銀行口座をもたない人はまだまだ沢山いるし、実際に興味深い価値あるものがどれほどスマートコントラクトに保存されているのか?というのだ。

“The answer to all of these questions is definitely not zero, and in some cases it’s quite significant. But not enough to say it’s $0.5T levels of significant. Not enough. ”(CNN)
「決して何も貢献していないというわけではないし、いくつかのケースでは著しく貢献している。しかし時価総額5000億ドルに相応しいほどの成果を上げているかというと、まだ不十分だ(CNNより)」

要するに、「5000億ドルは過大評価され過ぎ」というのがブテリン氏の見解だった。若くしてザクザク大金が転がり込んで来たら「人生も人間性も180度変わる!」という人が多いのに、本当に地に足がついた人物である。

2020年までのイーサリアムのロードマップ

この発言以降、イーサリアムの仮想通貨コニュニティーは著しい進歩を遂げている。長谷川氏は、今年はシャーディング、キャスパー、プラズマ、インターチェーン・プロトコルの開発進展とともに、エコシステム構築の年になると予想していて、今後2年にわたるイーサリアムの発展を以下のようにまとめている。

2017年:投機(ICO)

2018年:PoC (概念実証)、エコシステム構築、スケーリングソリューション(レイヤー2#プラズマ #OmiseGO、レイヤー1#シャーディング#キャスパー)、インターチェーン・プロトコル

2019年: 実在のビジネスへの導入、UIUX を重視したツール、より多くのDapp

2019 ~ 20年: イーサリアムの大規模なスケーリングおよび政府による導入、本当に採用可能なプロトコルと有害で投機プロジェクトの違いが鮮明になる

この非常に興味深いロードマップが実現するかどうか、今後もこまめに情報を更新していくつもりだ。

OmiseGoとは?

「OmiseGo 」は2013年タイで設立されたOmiseが、東南アジア向けに開発したブロックチェーン決済プラットフォーム。日本語で「オミセ(お店)ゴー」という小洒落たネーミングはさておき、イーサリアムと提携していて、ブテリン氏が正式なアドバイザーとして就任している。またSBIインベストメントや三井住友ファイナンシャルグループが出資している。

長谷川氏はフォーブズジャパンの「トップ起業家ランキング2017」でトップ10入りを果たしたカリスマCEOだ。

シャーディングとかキャスパーって何のこと?

シャーディング、キャスパー、プラズマ、インターチェーン・プロトコルはいずれも、パブリックブロックチェーンのネットワーク上で、即時取引処理を行うためのカギとなる技術。

「そんな適当な説明じゃ分からん」という読者の皆さんは、是非ともこの記事この記事を読んでみることをおススメする。

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