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ハードフォーク目前!ビットコインキャッシュ(BCH)は本気を出すのか?

2018/05/03

クリプトボーイ

クリプトボーイ

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地球のみなさん、こんばんは!
クリプトボーイです。

5月15日のハードフォークを目前に控え、
ビットコインキャッシュ(BCH)の価格が激しく変動している。

しかし価格変動の背後には、
大手マイニングプールによる策略が見え隠れするなど、なかなか面白い展開のようだ。

新ハードフォークのメリット、それに浮かれる市場、
なんとかBTCを盛り上げようとするサポーター側の努力などを以下にまとめてみた。

 

新ハードフォークのメリット

ハードフォークにより、ブロックサイズの容量が現在の8MBから最大32MBに拡張すると、一体どんなメリットがあるのだろう。Bitcoin.comの記事から探ってみよう。

The increase will allow developers to maintain consistent transaction throughputs for the billions of people living in the world, alongside on-chain fees anyone from any developing nation can afford.
容量アップにより、開発者は世界中の何十億人という人々の取引を、一貫して維持することが可能になるほか、発展途上国の人々にも負担にならない手数料を提供することができる。

Coin Dance 2018年4月28日のデータ によると、
ビットコインキャッシュ(BCH)での取引は
ビットコイン(BTC)よりも22.81倍も高くつく。

新フォークで32MBという大容量が実現すれば、
今後数年間は円滑な送金が可能になるらしい。

もう一点注目されているのは、
特定のオペレーションコードの追加や再アクティブ化だ。

このアップデートで具体的になにがどう変わるのかというと……

This upgrade will enrich BCH with a variety of robust features such as tokenization and the ability to program simple smart contracts via the BCH chain.
BCHチェーン経由でのトークン化やスマートコントラクトのプログラムなど、様々な頼りになる機能が実装される。

Instead of using a separate platform like Ethereum or Counterparty, BCH developers will be able to create representative or color coins that can be backed by anything.
BCHの開発者はイーサリアムやカンターパーティーといった別々のプラットフォームを経由不要で、裏付けの種類を問わないカラーコインや(トークンなどの)代表コインを発行することができる。

つまりハードフォーク後は、
例えば債券・株・貴金属・コモディティなどの物理的投資商品やデジタル資産を
BCHに裏付けされたカラーコインで取引する――といったこともできるようになるようだ。

 

市場は新ハードフォーク大歓迎!の様子

市場はおおむね、新ハードフォークを歓迎している。
コインマーケット・キャップ のデータによると、
4月20日には1000ドルの大台に乗り、24日には高値で1500ドルを突破。
3週間で2倍以上値を上げたことになる。

As traders look toward this upcoming hard fork, Bitcoin Cash is benefiting from rising “interest and volumes(Forbes)”.
「トレーダーが来るべきハードフォークに期待を膨らませていることで、BTCへの関心と取引量が高まっている(フォーブス誌)」

このように、著名IT投資家オリバー・アイザック氏はコメントしている。

この流れに便乗し、アルトコインも19日の時点で1000ドル近く値上がりしていて、
現時点では仮想通貨市場にとってプラス効果を発揮している。

 

大手マイニングプール BCHの間接的価格操作疑惑?

しかしBCHの価格上昇に関しては、作為的な力が働いているとの報道もある。

大手マイニングプール「アントプール」が、BCHの流通量を減らす目的で、
収益の一部を燃やしていた(バーン)というのだ。

この行為自体は違法ではないが、例え一部とはいえ収益を燃やす=収益が減るということだ。一見アントプールにとってなんの利益もないどころか、損しているのではないか―と戸惑ってしまうが、実は流通量を減らすことで価格を釣り上げるという抜け目ない意図がある。

しかしアントプールが1日に燃やしているBCHの量は12ドルと小規模なため、今回の価格上昇への影響はもちろん、長期的な影響もそれほど深刻とは思えない。直接的な効果も謎である。

Digital Asset Research analyst Lucas Nuzzi comments as follows:“Now, projects like Bitcoin Cash are struggling to remain relevant, which is hard when very few users are using the network. The move from Antpool is intended to slow down further price depreciation, by attempting to increase the perception of scarcity. Whether the move will be successful remains to be seen.(NEWSBTC)”
デジタル・アセット・リサーチのアナリスト、ルーカス・ヌッツィ氏は、「ネットワークの利用者が少ない状況下で、BCHのようなプロジェクトは苦戦している。希少性を高めることで価値の下落を食いとめようとするアントプールの動きが功を成すかどうかは、まだ分からない」と述べている(ニュースBTC)。

今回のBCH価格上昇は、やはりハードフォークへの期待によるものと思われる。

期待外れに終わらないように、本気をみせてもらいたいものだ。

 

仮想通貨の「バーン」とは?

「バーン(Burn)」は日本語に直訳すると「焼却」という意味で、
仮想通貨業界では発行済みの仮想通貨を廃棄処分にすることだ。

仮想通貨はあらかじめ発行枚数が決まっていることが多いので、
バーンして流通量を減らすと、1枚の通貨の価値が上がりやすい。

過去にバーンされた仮想通貨は、トリガー(TRIG)、ALIS(ALIS)、Funfair(FUN)などがある。
バーンが発表されると短期的に価格が上がるかもしれないので、
手もちの仮想通貨にバーン予定がないか、こまめにチェックすることをおすすめする。

 

今後予定されているハードフォーク

5月15日 BCH、グローバルコイン
5月27日 ムーンコイン
6月7日 ビットシェアーズ
6月12日 バイトコイン

日付の決まっていないものでは、
5月中にイーサリアム・クラッシック、
第2四半期中にヘンプコイン、
第3四半期中にビットコイン・ゼロX、
年内にデジバイト、ドージコインのハードフォークが予定されている。

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