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ETH(ethereum)を例に考える!暗号通貨・仮想通貨市場の今後について

2018/07/10

クリプト鬼

クリプト鬼

この記事は約6分で読めます。

仮想通貨バブルが終わった?馬鹿な!

2017年12月にBitcoin(ビットコイン※以後BTC)は約2万ドル、日本円にして約230万円になりました。
そして2018年7月5日現在。BTC価格は約73万円となっています。

昨年末の価格からは大きく値下がり、トレーダー達の熱も冷めたことから、「バブルが終わった」などという人もいます。

…果たしてそれは本当でしょうか?

ここで、昨年2017年の今頃のBTC価格を振り返ってみましょう。
2017年7月当時のBTC価格は約20万円でした。

つまり、現在の価格は昨年の価格と比較すると、3倍以上に騰がっているのです。

何が言いたいかと言うと、この状況は視点を変えて見ることで

「半年で10倍にもなった方が異常なのであり、現在も市場は成長を続けているのではないか?」

こういった見方、考え方もできますよね。
この記事では、これまでお伝えしてきたことも参考にしながら、ethereum(イーサリアム※以後ETH)を参考に今後の長期的な動向を考察していきたいと思います。

現在、市場が盛り下がっているのは今後の成長に必要な動き

まず、なぜこれほどまでに暗号通貨市場が盛り上がったかについて触れておきましょう。

これはひとえにトレーダーの過熱が原因と言えるかと思います。

なんと、アメリカでは一攫千金を狙った人々が住宅ローンで得た資金でBTCを購入するケースが続出したそうです。

恐ろしいことに、この動きはBTCが230万円を超える直前に発生しました。

その後、取引所のハッキング被害規制の報道税金の為の利益確定による売り注文が相次ぎ、BTCは大きく価格を下げる事態となってしまいます。

仮想通貨市場はトレーダーの熱狂によって高騰し、急落している

しかしです。例えば、銀行強盗が発生したとしても、日本円自体の価格は下がらないでしょう。

暗号通貨を使用したマネーロンダリングや違法商品の売買が問題視されています。

こういった問題に対処する為に規制化は必要なはずです。

つまり、ハッキングは本質的にBTCの問題でなく、取引所自体の問題です。

そして、規制化を市場健全化に向かう長期的にはポジティブな動きということです。

※この内容に類似する過去の記事はこちら
暗号通貨の相場の鍵の一つは取引所

 

暗号通貨のトークンは主にビジネス

暗号通貨で何か資金を集め、暗号通貨を使用したコンテンツを作ってビジネスをする。

こういった動きがICOと呼ばれる、資金調達です。

現在、多くの組織がICOで資金を調達する為にETHを使用して、トークンと呼ばれる種類の暗号通貨を作成しています。

つまり、ICOによって生み出されるトークンとはビジネスの象徴であり、トークンの数だけ暗号通貨のビジネスがあるといっても過言ではありません。

ETHのトークンは現在、多数あり、今なおその数を増やしています。

※トークンに関する過去の記事はこちら
暗号通貨で知っておくべきこと。コインの種別。

 

暗号通貨の技術は進化の途中

現在、暗号通貨に完成品はありません。

世界中で普及しつつあるとは言え、実際に普及している訳でもありません。先に説明したビジネスに関しても、コンテンツをユーザーに提供しているものはほとんどありません。

もっと言うと、現在の性能では世界の使用に耐えられません。

その為、アップデートが必要です。つまり、技術の開発と研究を重ねアップデートをしないと、今後の普及に耐えられず、需要があっても成長しないということです。

ETHも例外でなく、アップデートに向けた開発が進んでいます。

※この内容に類似する過去の記事はこちら
イーサリアム(ETH)はシャーディング実装でどうなるのか?ヴィタリックが明言

 

技術がアップデートすると期待できること

今後、技術が進みETHが進化すると、ETHを保有したいというニーズが高まる可能性があります。

結果として、現在よりも売りの力が弱まり、価格が上昇する可能性があります。

(すでに保有しているあなたには嬉しい話ですね!まだ持っていない方は、、?)

詳しい詳細は過去の記事を参照ください。

※この内容に類似する過去の記事はこちら
ethereumの開発が分かりにくいという方へ。今注目されていることとは?

 

アップデートするとリスクもある

上記の過去の記事を見ていただければ下記のような現象がおこる可能性があります。

①32ETH保有する人はトレードをせずにマイニングする。(流動性が

ない状態)

②32ETH保有できない人は普通にトレードをする現在、ETHは保有してもマイニングが有利になりません。

その為、トレードが活発なわけですが、アップデート完了後、①のような現象が発生することにより流動性が低くなる可能性があります。

これまで大量に資金を持っていた人がETHを売らなくなるためです。

つまり、①ETHを売らなくなる②ETHのマイニングしようと抱え込む為に買いが入る③32ETH以上保有できない人がトレードする④②の動きでETHのクジラが誕生し、32ETH保有していてもマイニング成功しない為、売りに走るものが出てくる

②で価格を上昇させ、④でマイニングを諦めた人が一気に売りが入る可能性もあります。

また、マイニングで流動性が滞る場合、32ETH保有できない人がトレードをするとなると、クジラがETHを手放すのが大きなリスクになります。

 

ここまでのまとめ

ここまでのことを端的にまとめていくと、

①規制が進むと取引所・マイナー・トークンが増える可能性があり、それはETHが影響を受けやすいと考えられる。
②技術の開発が進むと、マイニングする為にETHは保有する需要が増し、売りの力が弱まり、ETHの保有数を上げようと買いの力が高まる。
③1.2の動きにより、価格上昇する可能性があるが、マイニングは流動性を低くする可能性もある。
④ETHを大量に保有するクジラが目立つようになる。また、マイニングで得たコインを売る、次第に保有したいと考える買いとバランスが取れるが、その時にはいくらになっているかは現段階では予測できない

上記の①~④の動きにより規制が進み、多くの企業が参入することで、新たな資金が市場に入る可能性があります。

また、技術の動向次第ではありますが、ETHは今よりも保有されやすくなる結果、売りの力が弱まり買いの力が一時上昇して、ETHの価格を上げる可能性があるといえます。

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