仮想通貨EOS（イオス）の将来性　イーサリアムを抜く可能性も？

仮想通貨EOS（イオス）の将来性はどうなのだろうか？通貨発行から1年ほどで時価総額5位にまで昇りつめたEOS。既に2位のイーサリアム、3位のリップルを脅かす存在となりつつある。

当記事ではEOSの将来性を考える上で、最新のニュースや情報、EOS自体の特徴から3つの指標を基にしている。後々はイーサリアムを追い抜くかもしれないとウワサされることもあり、その真相にも迫ってみる。

仮想通貨EOSの将来性の高さを示唆する3つのニュース

仮想通貨EOS（イオス）は2017年6月に一般公開されてから1年も経たずに時価総額5位に昇りつめた。ICOセールの調達額も史上最高額である4,500億円を調達するなど、市場の期待値は高い。

EOSの将来性を予測できるニュースは枚挙にいとまがないが、主な情報を挙げると以下の3点となる。

・EOSネットワークで新たなトークンやアプリが生まれる
・仮想通貨格付けで常に1位
・イーサリアムよりも優れた特徴を持つ

EOSネットワークで新たなトークンやアプリが生まれる

EOSのシステムはEOS.IOと呼ばれ、ブロックチェーン上で自由にアプリやトークンを開発できる。EOSのシステムが基盤になるので、特別なプログラムを使ったり、時間や手間も要らずに開発できるのだ。

既にオーストラリアでは実際にEOSネットワークから新たなコインを生み出そうとしている。

オーストラリアのブロックチェーン企業Havvenは、今年度中に仮想通貨イオス（EOS）のネットワークを使い、米ドルと価値をペッグすることで価格を安定させるステーブルコインを発行する計画であることが8日、一部報道により明らかとなった。
（「豪Havven社、イオスとイーサリアムのネットワークでステーブルコイン発行へ」2018/08/09、フィスコ・アルトコインニュースより）

このようにEOSネットワークから新しいトークンやアプリが生まれると、EOS自体が基軸通貨となる。つまり、トークンに投資したり、アプリの利用料金はEOS通貨で支払わなければならない。

そのため、EOSネットワークが流通するほど通貨の需要が高まり、通貨価値も高まっていくことが期待できるだろう。

仮想通貨格付けで常に1位

2018年を境に仮想通貨を格付けする機関や企業が増えてきた。中国のDPRatings、CCIDに加え、世界的に有名な格付け会社Weiss Ratingsも参加するなど盛り上がりを見せている。

そんな中、DPRatingsやCCID、Weiss Ratingsで行った調査でEOSは全て1位につけるという驚異的な結果を残した。DPRatingsでは満点の「5」、CCIDは総合点「161.5」、Weiss Ratingsでは「B」という結果でいずれもトップである。

もちろん格付けだけが投資指標になり得るわけではないが、調査機関によって大きな差が生まれる格付けという土壌で、全て1位を付けたということは見逃せない事実だ。

イーサリアムよりも優れた特徴を持つ

EOSで開発中のソフトウェアは超高速処理を実現する。1秒間の取引処理速度は100万件を超える。処理が速いほど、EOS通貨の送金や決済時にデータがすぐに反映されるということだ。

ちなみにEOSと同じく分散型プラットフォームを開発するイーサリアム。こちらは秒間の処理速度は約30件にとどまる（クレジットカードは4,000件ほど）。支払いや送金に利用できる通貨で決済スピードの速さは大きな強みと言える。

このスピードを活かすことができれば、現状のイーサリアムを使った分散型プラットフォーム市場は、今後EOSに飲み込まれてしまうかもしれない。

EOS通貨を購入できる取引所は？

2018年8月21日時点でEOS通貨を購入できるのは以下の取引所だ。

・Binance
・HitBTC
・OKEx
・Bitfinex
・Huobi

残念ながらEOS通貨を国内取引所で買うことはできない。この先上場されることを期待しよう。

この中で最も取引が活発なのがOKEx、そしてBinanceと続く。24時間辺りのEOS取引額はOKExで約100億円、Binanceで約65億円に昇る。ちなみに、EOSとHuobiはスポンサー契約を結んでいるが、取引量は約55億円ほど。

2018年8月21日時点の取引所ランキング（24時間取引量別）はBinanceが3位、そして4位にOKExが占める。

それぞれの特徴を比べてみると、Binanceで扱う銘柄は120種類、OKExは90種類。取引手数料はBinanceが0.1%で独自通貨（バイナンスコイン）を使えば0.05%まで下がる。OKExは取引量によって異なり最大0.15%、最小0.02%だ。

EOSの取引量はOKExが勝るが、使いやすさやサービスの点でBinanceに一日の長がある。