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仮想通貨 ざっくりと理解するコインの分裂の基礎知識

2018/11/06

クリプト鬼

クリプト鬼

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2018年11月15日にBitcoin cash(ビットコインキャッシュ※以後BCH)はハードフォーク(ざっくりと大規模なアップデートと考えて頂ければと思います)を実施する予定です。これはコインが分裂して新BCHが誕生する可能性があります。
BCHも元々はBitcoin(ビットコイン※以後BTC)から分裂したコインです。

分裂コインは他にも・・・
ビットコインゴールド
ビットコインダイアモンド
イーサリアムクラシック

など、知名度が高く価値が高いものも含まれます。

コインの分裂は仮想通貨の世界ではよくあることです。
今回の記事はコインの分裂に関しての基礎知識を身に着けて、今回の事に限らずコインの分裂に対応できるようにする事を目的に情報を掲載させて頂きます。

どうやってコインは分裂するのか

仮想通貨が分裂する条件は一言でいうと「コミュニティの分裂」です。
そして、この事を理解するには仮想通貨の心臓部であるブロックチェーン技術に触れる必要があります。

ざっくりと理解するブロックチェーン


例えば、AさんがBさんに1BTCを送金するとします。
BTCの不正コピーなどがないかをマイナーと呼ばれる人がチェックします。
マイナーはブロックチェーンのシステムを支える人と言えます。
不正がないことが証明されたら、取引記録はブロックと呼ばれる容れものに記録されます。
ブロックは一定間隔で増え続けます。BTCなら10分毎に生成されます。
1つのブロックで記録できる量に限界があるので、ブロックを増やす必要があります。

ポイントをまとめると・・・
①ブロックチェーンのシステムはマイナーが支えている
②送金記録はブロックの中に記録される
③ブロックは一定間隔で増え続ける

と、いうことです。

ブロックチェーン技術のアップデート

ブロックチェーンの技術アップデートはいくつか種類があります。
ソフトフォーク
ハードフォーク
ハードスプーン
などがあります。

コインの分裂でよく報道されるのがハードフォークです。
似たような言葉でソフトフォークがあります。

ここでは、ハードフォークとソフトフォークの違いを理解していきます。

ソフトフォークとハードフォークの違いは「一時的な分岐」か「永続的な分岐」かです。
ブロックチェーンはフォークと呼ばれるアップデートをすると、これまでの旧性能とアップデート後の新性能に分かれます。
新性能と旧性能に互換性がある場合は、新・旧に分かれても最終的には収束されて新性能のみになります。
これがソフトフォークです。
分かれても最後は一つにまとまるので分裂には基本的に影響しません。
ハードフォークは新・旧に互換性がありません。アップデート後も分かれ続けます。つまり、永続的に分岐します。

つまり、アップデート後のデータとアップデート前の性能が残るのがハードフォーク。
アップデート後のデータだけになるのがソフトフォークです。

基本的にはこのように理解して頂ければと思います。

分裂は永続的に分岐したデータの支持が分かれる事で発生する


ハードフォークで新・旧の性能のデータが存在し続けることが分かったと思います。
また、先の説明でブロックチェーンはブロックが増え続けるということも説明させて頂きました。

実は、ブロックが増え続けない事象があります。

それは・・・
「システムを支えるマイナーが存在しない」という事象です。

データが永続的に分岐していても、必要とされないデータはブロックが増え続ける意味がありません。
必要とされない=マイナーがシステムを支えない=ブロック増えない
と、いう解釈をして頂けたらと思います。

言い方を変えると
マイナーがシステムを支えた場合はブロックが増え続けます。

つまり・・・
新・旧どちらのデータもマイナーがシステムを支えたらブロックが増え続けます。
この状態がコインが分裂です。

なぜ、このような状態が発生するかというと、
「新性能の方が価値がある」
「いや、旧性能の方が良い。新データには欠陥がある」
などと、各々意見が違ったりします。

過去の分裂の例を追うと・・・
イーサリアムクラシックは、
「非中央集権のブロックチェーンなのにこのようなアップデートはおかしい。だから、アップデート前の性能のデータはイーサリアムクラシックが別コインに独立する」という内容で誕生しました。

BCHは、
「BTCの性能のアップデートはA案でなくB案がふさわしい。今のBTCがA案を採用するなら。B案のアップデートをしたコインを誕生させるべきだ。」
このB案がBCHです。

過去の例から言っても、コインの分裂は単にハードフォークをしてデータが永続的な分岐をしたからと言って発生する訳ではありません。

「そのコインを支持するコミュニティの分裂によりマイナーが拡散する」
この状態がコインの分裂を発生させます。

今回のBCHもまさにこのような状況になっており、分裂する可能性が高まり結果として新コインが誕生しそうであるということです。

分裂コインはどうやって受け取るのか

コインが分裂した場合、分裂前の基となるコインの保有量に応じて、無料で付与されます。
正しく付与されて管理をする為には仮想通貨を管理するシステムであるウォレットについて知る必要があります。

プライベートキーを管理しよう


例えば、BTCを送金しようとすると、ウォレットを使用して送金という事をすると思います。
現在は沢山の種類のウォレットがありますが、使用方法はある程度共通しています。

①パスワードとIDを入力してログイン
②ウォレットが消えても良いようにバックアップをする
重要な作業としては①と②の作業を行うでしょう。

ウォレットには「キー」と呼ばれる項目があります。
パブリックキー(公開鍵)
プライベートキー(秘密鍵)
この2つです。

ざっくりいうと・・・
パブリックキーは第三者に見られても大丈夫な情報です。
反対にプライベートキー絶対に第三者に知られてはいけない情報です。

不動産を例に考えてみます。

不動産を購入したとして、住むとなった時は玄関の鍵を開けて家に入ると思います。
この玄関の鍵がウォレットのログインに必要なパスワードとIDに該当します。

家に住んでいる人=家の所有者にはなりません。
中には家を貸す人もいます。

家の所有権を証明する書類が存在しています。
プライベートキーはこの所有権を証明する書類に該当します。

仮想通貨の世界と現実世界では所有権を証明する方法が少し違います。

現実世界なら書類が正しいものか第三機関が調べることができます。
しかし、仮想通貨の世界では・・・
「プライベートキーを知っていたら所有者」という認識です。

プライベートキーがあれば、ログイン情報がなくても仮想通貨を使用することができます。
つまり、プライペーキーを第三者に知られるということは・・・
「自身が所有者である証明がしにくくなる」
「他者に悪用されるリスクが高まる」
この2つを意味します。

なので絶対にプライベートキーは第三者に知られてはいけない情報なのです。

分裂コインはウォレットに付与される


コインが分裂すると正しく付与する為に、プライベートキーに紐づいてウォレットに付与されます。
プライベートキーAで管理していたコインが分裂すると、プライベーキーBで管理されているウォレットには付与されません。

プライベーキーは他のキーと重複しません。
なので、このプライベーキーに紐づけることで、誤った付与を避けることができます。
言い方を変えると・・・
「プライベートキーを管理していないと分裂コインを受け取れないという事態が発生する可能性が高まる」と言えます。

ウォレットと取引所は別物

ここまでの説明で
なぜコインは分裂するのか?
分裂したコインを受け取るのにはプライベートキーを管理することが大切である
この2つが分かったと思います。

仮想通貨に参加をしたばかりの人にはある疑問があると思います。
それは・・・
「取引所からプライベートキーを教えてもらってない」
「自分のウォレットのプライベートキーを知らない」
こういった疑問です。

プライベートキーはとても重要な情報です。
その為、取引所は顧客であってもプライベートキーを教えません。
流出したら大変ですからね。

また、プライベーキーの流出により仮想通貨を失う人も過去にいました。

プライベートキーの管理はとてもデリケートです。
その為、顧客であってもプライベートキーは知らされないのです。

個人で使用されるウォレットに関していえば、バックアップはプライベーキーでなく、複数の単語の順番で管理することが主です。
プライベーキーは長い桁数の英数字です。
馴染みのない人には管理しにくいものです。

その為、管理しやすいように単語に置き換えて、バックアップが出来るようになっています。

分裂コインを受け取る為のまとめ

ここまでの話でプライベーキーが重要であること。
そして、取引所で管理をしているとプライベートキーが分からないので分裂コインが受け取れない可能性があること。
この2つが大きな懸念材料であることが分かります。

解決方法としては2つです。
①取引所が分裂コインを扱うか情報を追う
②プライベーキーを管理させてくれるウォレットを使う
この2つです。

取引所もウォレットで仮想通貨を管理しているので、プライベーキーを管理しています。
ですので、取引所は顧客から預かっているコインが分裂したら分裂コインを受け取ります。

このコインを顧客に渡す。そして、分裂コインのトレードサービスを展開することを発表している取引所はどこなのかを調べる事が大切です。

個人のウォレットなら、プライベーキーを確認させてくれるものもあります。
そのウォレットがあれば、かなり高い確率で遅かれ早かれ分裂コインを受け取ることができます。

てっとり早いのは分裂コインの付与とトレードを展開する取引所に分裂前にコインを預けておくことでしょう。
しかし、仮想通貨市場には沢山の取引所があります。
不真面目で信用のないものもあります。

トレード展開する事を発表した取引所の信用度はチェックする必要があります。
知名度、規模、セキュリティ、使いやすさ、出来高。
こういった項目に目を向ける必要があります。

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