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続報!! 米国証券取引委員会(SEC)はBitcoin ETFを再検討する意思を示す

2018/08/24

クリプト鬼

クリプト鬼

この記事は約4分で読めます。

日本時間で2018年8月23日に証券取引委員会(SEC)は、ProShares、Direxion、GraniteSharesのBitcoin ETFを否認しました。
そして、1日時間が経過した2018年8月24日にそれらを再検討するとコメントしました。

Hester Peirce氏によってこのニュースは広められた

ウィンクルボス兄弟のビットコインETFが否認された時に異議を唱えたHester Peirce氏よってこのニュースは広められました。彼女は

「証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)のような規制当局は、ビットコインのような新技術のゲートキーパーとして働くべきではない。」
※ゲートキーパー:(支援を目的として監視 / 管理する人。悩みんだ人に対しての必要な支援を目的とした命の門番のような意味

と述べています。

ウィンクルボス兄弟のビットコインETFに関する過去の記事はこちら
https://cryptoboy.jp/bitcoin-etf-winklevoss/

SECはBitcoin ETFを再検討するとコメント

現状、上級SEC職員は確定ではないものの、否認したBitcoin ETF見直す可能性が高いと見られています。

参考情報
https://www.coindesk.com/sec-says-it-will-review-bitcoin-etf-rejections/

これまでBitcoin ETFが否認されてきたのは2つの理由

①暗号通貨の詐欺対策ができていない
②価格操作に関する適切な体制が整っていない

仕手、クジラ達による価格形成、暗号通貨で発生する詐欺。これらに対してSECが求める基準で体制を整えないとSECとしては金融商品としてと認められないという意味合いです。

暗号通貨の価格は操作されている側面がある

例として・・・
セキュリティソフトを開発してた、ジョンマカフィー氏のTwitterが乗っ取られ、彼が推しているというニュアンスで暗号通貨が紹介されたことがあります。紹介された暗号通貨は価格をはね上げました。

JPモルガンが「職員にビットコインを買う事を推奨できない」と、いったよなニュアンスのコメントをした後、ビットコインは価格を大きく下げました。
真偽は定かではありませんが、JPモルガンの娘は下がったビットコインを買っていたという噂が裏で流れました。

上記の例を考慮して、暗号通貨は影響力のある人の発言で価格が大きく変動すると言えます。
そしてそれは、必ずしも民衆に対する善意ではなく「ポジショントーク」が多かれ少なかれ含まれていると考えられており、その目的は価格操作と見られています。

ここまでのまとめ

これまでBitcoin ETFが否認された理由は

暗号通貨が不当に利用されたきた歴史と現状。そして、価格が操作されている事に対して取引所がそれに対する適切な体制が整っていないというのがSECからの見解でした。

「暗号通貨を扱いたければ、取引所でしっかりと正当に扱われるように管理しなさい」
と、いうことでしょう。

しかし、今回の再検討はこれまで見解も踏まえた上でのことです。
SEC内部でも意見がまとまっていないのはHester Peirce氏の例でも明らかと言えるでしょう。

Bitcoin ETFの可否を決める延長、そして延長ができなくなったら否認。否認したら再検討。
時間をかけて議論しても決めきれない。決められないから否認するしかない。
でも、暗号通貨の将来的な価値を考慮するとETFの否認はしても、完全否定はできない。
こういった状況が推察できるかと思います。

この状況は暗号通貨市場に対してとてもポジティブな状況といえます。
Bitcoin ETFは去年まではすぐに否認されてきました。それが「決めきれない」というところまで来たと考察できるからです。
ビットコインの価格はETFだけで見るのでなく、SECが感じている否定できない本質的な可能性と価値を考慮していくことも重要となるでしょう。

 

 

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