煮え切らない相場のビットコイン。警戒される内容とは?
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※本記事更新は2019年11月30日17時30分
※価格情報はバイナンスを参考
11月27日の高騰で少し展開が変わる
前回の分析(11月25日)は、6500ドルで反発をしたことを除き、
・下落相場であったこと
・上昇した場合に意識される価格帯
において分析の範囲内で推移しています。
しかしながら、現状は下落相場の印象が変わってきています。
要因としては、
日足でビットコインは11月は下落トレンド。
11月25日に約6500ドルに到達して反発。
このポイントはマイニングコストで意識される価格でもある為、反応したと考えるのが妥当かと考えられます。
11月26日に約7300ドルに到達して下落。
27日に約6900ドルに到達。
ここまでの動きは11月の強い下落トレンドが簡単にトレンド転換する印象が薄い為の反応と考えられます。
同日、大きく反発して約7600ドルまで高騰。
28日は約7300ドルになり、29日は大きく高騰して約7800ドル。
29日現在は7700ドル前後を推移。
25日と26日の動きは大きな下落の流れの小さな反発と判断できる動きでした。
しかし、27日の高騰。28日の下落を嫌うように29日の高騰。
直近6日間の動きとしては、上昇が効率的になっています。
トレードに関して
まず、念頭におきたいのは月足下落トレンドの範疇であるということ。
加えて、確定申告に向けた売りが控えているということ。
ビットコインは2019年1月と比較して大きく高騰しています。
4月から相場が大きく変わったことも考慮して、年内の大きな売り圧は警戒対象です。
つまり、現状の見立てとしては、
「このまま高騰したとしても、意識の高い価格帯で大きな売り圧が控えている」
と考えるのが妥当と考えられます。
また、月足下落トレンドラインを明確に超えることは簡単なことではないということも念頭に置いておく必要があります。
総合的にみて、現状はうかつなエントリーは控えて下落を待つのが印象が良いです。
トレードするにしても、短期利確が良いです。
大きな売り圧の警戒が前提にあるということは、買いは大きな流れでは逆張りであると認識することが必要です。
現状は、上昇した場合に意識される価格帯は
日足SMA25
月足下落トレンドライン(約8640ドル)
この2点です。
意識の高い価格帯に到達しても安易なショートは入れない方が良いです。
最近の報道としては、10000ドルへの意識が高まるものも見受けられるので慎重な姿勢が必要です。
下落した場合は、
7300ドル
7000ドル
6500ドル
この3点です。
また、6500ドル以下になった場合は、悲観売りが促進される可能性が高まることも認識しておく必要があります。
※本記事は取引を推奨するものではありません。実際に取引をする場合は自己責任でお願い致します。
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