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仮想通貨 AION NETWORK(アイオンネットワーク)の活動まとめ

2018/09/07

クリプト鬼

クリプト鬼

この記事は約31分で読めます。

2018年9月18日に情報追加。追加された項目は目次にて2018年9月18日の日付が記載されています。

2017年10月にICOで資金を調達したAION。2018年9月までの活動内容や記録を調べてまとめた内容がこちらです。
ICOからわずか1年足らずです。しかし、AIONは大きく活動をしてエコシステムの拡大とブロックチェーンの研究・開発を進めていた為、内容の量が多いです。

目次の「8 ここまでのまとめ」の項目に簡潔にまとめています。目次の項目をクリックするとその箇所に一瞬で移動できます。
まとめの内容の詳細を知りたい方は目次にて該当する項目をクリックして頂ければ大丈夫です。

コンテンツ目次

AION NETWORKとは??

AIONは世界4大会計事務所のDelotte(デロイト)から派生した組織


参考情報:https://www.coindesk.com/deloitte-spin-off-nuco-integrates-blockchain-to-the-internet-of-things/

AIONは世界4大会計事務所に数えられるDeloitte(デロイト)から派生した組織です。
Deloitte(デロイト)はブロックチェーン業務を進める為に、その業務ごと別会社のNucoを2016年に設立して、Nucoとパートナーシップを結びました。
Nucoが立ち上げたプロジェクトがAION NETWORKです。

NucoはEEA(Enterprise Ethereum Alliance)の創設・理事メンバー

 


NNucoはMicrosoft、JP Morgan、ConsenSys、Accenture&CMEと共に、EEA(Enterprise Ethereum Alliance)を創設しました。
EEAは時価総額ランキング2位のethereum(イーサリアム※以後ETH)をビジネス利用することを目指した非営利の企業連合です。
600社を超える世界中の企業が参加をしており、いまなおその数を増やしています。
多くの大企業も参加をしています。

※EEAに関する過去の記事はこちら
https://cryptoboy.jp/enterprise-ethereum-alliance-japan/

ETHの創始者Vitalik ButerinがNucoのアドバイザー


NucoはEEAの理事メンバーである為、ETHの需要も視野に入れたプロジェクトです。
ETHとはライバルでなく共生・協力できる立場にあります。世界中にETHに関連した組織、プロジェクトは数多くあります。

Vitalik(ヴィタリック)はそのどれでもアドバイザーになる訳ではありません。自身で良いと思ったものに対してアドバイザーになります。

参考情報
https://betakit.com/nuco-launches-aion-framework-to-tackle-blockchains-interoperability-problem/

Vitalik Buterinのお父さんであるDmitry Buterinがエンジェル投資家


参考情報:http://www.buterin.com/

DmitryはVitalikの父親です。Vitalikを通してNucoを知ったと考えるのが妥当でしょう。ここで少し想像してみましょう。エンジェル投資家とはいえ、彼はブロックチェーン企業に簡単に出資をするのでしょうか?答えはおそらくNoでしょう。現に参考情報によればNucoを含めて4社しか出資をしていません。優良な企業と考えて出資をしたと考えるのが妥当でしょう。

世界最大級の取引所のBinance(バイナンス)が手数料なしでAIONを上場させた


参考情報:https://www.ccn.com/binance-argues-it-does-not-charge-400-bitcoin-for-listing-ceo-clarifies/

通常、暗号通貨はトークンを発行した後、そのコインを取引所に上場にさせる為に取引所に申請をします。しかし、AIONはそう言ったことはせずにトークン発行後にBinanceにて上場されました。
BinanceのCEOはポリシーとして、「大金を積まれても不真面目なコインは上場させない」と公言しています。
つまり、AIONは誰もが大金を払ってでも上場させて欲しい取引所であるBinanceが無料で自発的に上場させたということです。
上記の記事の内容を参考にすれば、ETH、NEO、XRP、EOS、XMR、LTCといった時価総額ランキング上位のコインと同等以上の価値があると考えたという事になります。

AIONのチームメンバー

【CEO】Matthew Spoke(マシュースポーク)


Twitter:https://twitter.com/MattSpoke

EEA(Enterprise Ethereum Alliance)の創設、理事メンバー。
GlobalLive TechnologyとPolymathの顧問を務める.
オンタリオ州証券委員会、オンタリオ財務省、バルバドス政府の顧問を務める。

【CTO】Jin Tu(ジントゥ)


プロフィール:https://www.linkedin.com/in/jinius-t-72ba903b/
AION財団の理事も務める開発者。長年、ソフトウェア開発をしているエンジニアです。
Deloitte(デロイト)、Nucoでの経歴を経てAIONプロジェクトのCTOを務めています。

AIONは今日開発中の最も刺激的な新しいブロックチェーンプロトコルの1つであり、CEO、CTOを含むカナダのトロント、バハマのブリッジタウン、ルーマニアのクルージュ、中国の上海の世界中の4都市で約75人名のチームで構成されており、公式WEBサイトからその90%以上が技術・開発者です。
※2018年9月現在

AION財団の設立


参考情報:https://blog.aion.network/aion-foundation-launches-cd908d00a586

AIONの技術の研究・開発、コミュニティの構築活動を目的に設立した非営利組織です。AIONはNucoが指揮をするプロジェクトでした。AION財団はNucoが保有していたAIONプロジェクトに関する権限、リソースを移行されました。つまり、AIONプロジェクトを指揮する立場になります。
AIONプロジェクトの指揮権が営利団体のNucoのままだと他社製品を巻き込んだエコシステムの拡大が実行しにくいので、非営利団体に指揮権が移行されました。

マーケティングの強化:Ian Chan(イアン・チャン)氏の加入


最近、AIONをブランド化する為のマーケティング・コミュニティ形成を行う為にIan Chan(イアン・チャン)氏が加わりました。彼は13年間デロイトと関わりました。その過程でDeloitte Global Innovation&Disruptionチームのシニアパートナーを務めました。
チームは、AI、IOT、Blockchainのトピックについて世界的に有名な雑誌であるFortune(サイトランキング世界2897位)に選ばれたトップ100の企業にアドバイスするだけでなく、世界中の最新の技術動向を追跡する事も仕事に含まれます。

非常に優秀な経歴を積み重ねたIan Chan氏の参加はAIONの認知度を高め、コミュニティを拡大させることを期待されています。

AIONのプロジェクト内容

AIONはブロックチェーンの抱える課題を解決できる第3世代のブロックチェーンの開発プロジェクトです。

第1世代のブロックチェーンについて

2009年1月3日に世界で初めての暗号通貨であるBitcoin(ビットコイン※以後BTC)が登場しました。世界中に安い手数料で送金ができ、取引データは限りなく改ざん(ハッキング)が困難な仕組みを世の中に提供しました。
その仕組みがブロックチェーンです。

第2世代のブロックチェーンについて

BTCは作り方が公開されているオープンソースです。BTCの仕組みを改良、変化を加えたのが第2世代のブロックチェーンであり、その代表がEthereum(イーサリアム※以後ETH)です。
第1世代の決済の機能に加え、スマートコントラクトと呼ばれる、自動契約機能が追加されました。この機能は、人の手による不正契約が激減し、公平でスピーディーな契約が低コストで実現できる基盤を世の中に提供しました。

ブロックチェーンが抱える課題

革新的なものを提供しているブロックチェーンですが、世の中に普及する上で課題を抱えています。主に言われていることが下記です。

決済機能のアップデートの必要性(スケーラビリティの問題)

例えば、世界中でBTCが普及したとします。世界中でBTCの送金、受け取りが発生します。しかし、BTCは1秒間に最大7件の取引しか処理できません。
ETHはBTCは1秒間に最大15件の取引を処理できます。
大手のクレジットカードを例にするとVISAは1秒間に4000~6000回取引を処理できるとされています。
現在、BTC、ETH共に取引処理能力の改善を行うべく、研究・開発を進めています。
しかし、それはあくまでも改善見込みであり、未だ未解決の領域です。

AIONにおいては、現状は、1秒間に1000回の取引件数を処理する事が出来ます。また。ブロック生成時間は10秒です。

プライバシーの問題

現在、BTCをはじめとするブロックチェーンは全ての取引記録がインターネットを通して公開されています。これは取引所の透明性という点で優れていますが、プライバシー保護の観点からは課題とされています。
また、Zcashをはじめとした匿名性に優れたブロックチェーンも存在していますが、AML/KYC(マネーロンダリング禁止/顧客情報管理)の側面で課題となります。

AIONは必要に応じて、取引記録を暗号化することでこの課題にアプローチしています。
基本は透明性を保ち、保護したい記録は第三者からの閲覧を避ける為に匿名性を上げて、取引記録を管理できます。

各ブロックチェーンに互換性がない問題

ETH、NEO、BTC、IOTA、ADAなど。現在、AION以外の多くの独自ブロックチェーンが存在しています。現状、各ブロックチェーンは互換性がありません。

1,各ブロックチェーンに記録されたデータが共有できない
2,記録されたデータが移動できない
互換性がないとこういった課題が発生します。

この課題は将来的にブロックチェーンコンテンツが普及した時にビジネス展開において大きな壁となります。

AIONは相互運用性の技術で課題を解決することを目指している


例えば、互換性のない独自ブロックチェーンでコンテンツを作っているA企業とB企業がいたとします。
A=ETHブロックチェーンコンテンツ
B=NEOブロックチェーンコンテンツ

AはBと類似するコンテンツであるため、提携したいと考えた。
しかし、双方のブロックチェーンは互換性がない為、技術的に提携できる限界がある。(ブロックチェーン上に記録されている情報の共有など)

これが現状です。AIONはこの互換性のない異なるブロックチェーンのHUBのような存在になる事を目指しています。AとBはAIONを使用することで、互換性を持つことができ、上記のような課題をクリアできます。

また、AIONはHUBになるだけでなく、接続されたブロックチェーンのスケーラビリティとプライバシーの問題を解決します。

スケーラビリティ=AIONが処理を手伝う
プライバシー=必要に応じて、データを暗号化して、匿名性を強化

相互運用性は他のブロックチェーンを助ける事にもつながるプロジェクトです。
その為、他のブロックチェーンと競争するのでなく、共生できるプロジェクトであると言えます。

異なるブロックチェーンに互換性を持たせる技術をAIONは「トークンブリッジ」と呼んでいます。
これはテスト版が既に公開されています。
参考情報:https://blog.aion.network/aion-token-bridge-alpha-version-2d3655d9d861

 

AIONの技術に関して

Blockchain Interoperability Alliance発足による相互運用性の技術の開発

AIONは相互運用性の技術開発の為にBlockchain Interoperability Alliance(ブロックチェーン相互運用連合)を発足しています。

ICON(アイコン)、Wanchain(ワンチェイン)、AION(アイオン)の技術開発パートナーシップです。
3社の共通理念である独立したブロックチェーン間の相互接続性を促進する為の連合です。
興味深いのは、3社は技術の共有ではなくそれぞれの立場で必要な技術を協力して研究・開発しています。
その技術は将来的に3社を競争させるのではなく、それぞれの役割を果たす協力し合う立場にあります。

参考情報
https://medium.com/helloiconworld/blockchain-interoperability-alliance-icon-x-aion-x-wanchain-8aeaafb3ebdd

SingularityNET(シンギュラリティネット)


公式WEBサイト:https://singularitynet.io/
世界中の誰もがAIサービスを構築し共有し、収益化できるようにすることを目指した暗号通貨であり、2018年8月6日現在、時価総額ランキング156位。※coinmarketcap.com(コインマーケットキャップドットコム)調べ
この提携はAIONの技術の拡大、パフォーマンスの向上につながります。

参考情報
https://blog.aion.network/aionandsingularitynet-f0a9adddd305

enigma(エニグマ)


公式WEBサイト:https://enigma.co/
ブロックチェーン課題であるプライバシーと大量の計算を安い原価で行う(スケーラビリティ)必要性を解決する為の暗号通貨であり、2018年8月6日現在、時価総額ランキング107位。※coinmarketcap.com(コインマーケットキャップドットコム)調べ
この提携はあらゆるブロックチェーンにデータと計算のプライバシーをもたらすことを目指すことを目的としています。
参考情報
https://blog.aion.network/aionenigma-3215097a29

開発進捗状況


参考情報:https://cryptomiso.com/
開発の進捗(コミット数)をランキング形式で表示するサイト「CryptoMiso」によるとAIONは過去3か月で10位です。
9位がADAコインの開発を行っているCardanoです。
過去6か月では14位。Cardanoは12位です。
過去9か月では14位。Cardanoは13位です。
※ICOが開始したのが2017年の10月。2018年9月現在、まだ1年経過していないので過去12か月のランキングは省きます

Cardanoが時価総額ランキング9位であることを考慮すると、トップレベルのコインに引けを取らない開発状況であると言えるかと思います。

※2018年9月18日追加項目 ATS(Aion Token Standard)の発表

ATSはAIONのToken(トークン)の標準です。
他の既存のブロックチェーン上のトークン標準の欠点に対処するように設計されています。

相互運用性(異なるブロックチェーンに互換性を持たせること)、取引手数料の低料金、強力な決済処理能力(スケーラビリティ)の実現を可能にします。

ATS(Aion Token Standard)に関する参考情報
https://blog.aion.network/aip-proposal-aion-fungible-token-standard-53c501aec970

Mainnet(メインネット)はすでに公開されてる

Token swap(トークンスワップ)

2018年4月25日にメインネットである「Kilimanjaro(キリマンジャロ)」が公開されています。

AIONには現状・・・
①ETH系トークンとしてのAION
②AIONブロックチェーンとしての独自プラットフォームコインとしてのAION
の2種類があります。

トークンセール時はETH系トークンとしてのAIONが販売されました。
しかし、AIONは独自ブロックチェーンプロジェクトです。
ですので、ETH系トークンとしてのAIONは後々、AIONブロックチェーンとしての独自プラットフォームコインとしてのAIONに交換をする予定になっています。これをトークンスワップと呼んでいます。

トークンスワップは2018年9月~同年11月末までの間に完了する予定です。
現状、トークンスワップをサポートする取引所か2社出てきてます。

LATOKEN


公式URL:https://latoken.com/

Bilaxy


公式URL:https://bilaxy.com/
Bilaxyに関しては既に独自ブロックチェーンのAIONコインも取り扱いを開始しています。
参考URL:https://blog.aion.network/aion-mainnet-coin-listing-on-bilaxy-41427089db55

AION側からの追加アナウンスは今後される予定です。
トークンスワップ後はETH系トークンの方は取引所ではトレードサービスは停止になり、独自コインとしてAIONのトレードサービスに切り替わる予定です。

参考情報:https://blog.aion.network/introducing-the-aion-token-swap-134e31233d13

※2018年9月18日追加 WALLETを使用してもToken Swap(トークンスワップ)は実行できる

・My ethereum wallet
https://www.myetherwallet.com/

 

・MyCrypto

 

・Meta Mask

 

・Coinomi

 

・Jaxx

AIONの公式情報によれば、上記のWALLET(ウォレット)を使用することでETH系トークンからAION独自ブロックチェーンコインに切り替えることができます。
上記のWALLETで最もポピュラーなのが「My ethereum wallet」であり、フィッシングサイトも数多く報告されている為、URLを記載させて頂きました。

Token Swap(トークンスワップ)に関する詳細情報は
https://aion.network/token-swap/#stay-informed
にアクセスをして、メールアドレスを登録して情報を得るのが良いです。

AIONのブロックチェーンエクスプローラー


参考URL:https://mainnet.aion.network/#/dashboard

ブロックチェーンは取引記録がインターネットを通して公開されています。
その取引記録を公開しているサイトを「エクスプローラー」と呼んでいます。
独自ブロックチェーンコインはこのエクスプローラーを用意しています。

AIONのエクスプローラーによると、現在100万ブロック以上のマイニング(取引承認作業)が完了されています。これはAIONに大きな期待を寄せるマイナーがいることを意味しています。

AIONのマイニングが盛り上がっている


全世界でAIONは約700名にマイニングされていてその数を増やしています。
ここでポイントなのは現在、1AIONを得る為に約1ドルの電気代を必要とすることです。
2018年8月30日現在、AIONの価格がは約60セントです。
マイニング費用の方が高いです。しかし、現在もブロックは増え続けています。
これは、AIONの将来性に期待している人が多い事を意味しています。
しっかりとAIONの中身を知った上でマイニングをしている人が多いということです。

AIONを欲しがる・貢献したいと考えている人が今、マイニングを先行して行っています。BTCを例に考えると、マイナーは「ビットコインがマイニングよりも安く手に入るなら買う」という人が多いです。AIONも将来的にそういった現象が望めます。プロジェクトが進み、期待と必要性が増せばマイナーが増え、コストパフォーマンスの観点から買い支えに繋がると考えられます。

F2POOL


F2POOLのWEBサイト:https://www.f2pool.com/

2018年6月5日には世界でもBTCマイニングシェア率6位の「F2POOL」がAIONのマイニングをサポートしました。F2POOLはETHとLitecoin(ライトコイン※以後LTC)においてもマイニングシェア率2位の会社であり、マイニング技術力の高い会社です。

参考情報:https://blog.aion.network/f2pool-launches-aion-pool-fd101876038f

AIONのマイニングを先行して行うと発表したSONM


公式WEBサイト:https://sonm.com/
マイニングのサービスを展開する暗号通貨であり、2018年8月6日現在、時価総額ランキング186位。※coinmarketcap.com(コインマーケットキャップドットコム)調べ
この提携はAIONの技術をサポートし、AIONのマイニングを先行して行う事を意味します。

参考情報
https://blog.aion.network/bittwelcomesaion-ff5b073fe805

WinMiner


公式WEBサイトhttps://www.winminer.com/
未使用のCPUパワーを利用してマイニングサービスを提供している会社です。
この会社もAIONをサポートしています。

AIONをマイニングするYoutuber達も登場

VoskCoin氏

VoskCoin氏のyoutubeチャンネル:https://www.youtube.com/watch?v=Z9D_REj6reE

Digital Gold氏


Digital Gold氏のyoutubeチャンネル:https://www.youtube.com/watch?v=mmIESQ28i_U

YouTuber達はAIONのマイニング方法の解説動画を公開しています。

AIONのマイニングのシステム

AIONのマイニングは「Equihash(エクイハッシュ)」+「PoS(プルーフオブステーク)」
EquihashはZcashにも使用されているシステムであり、PoW(Proof of Work(プルーフオブワーク))の一種です。BTCもPoWですが、従来のシステムではマイニングが中央集権化するという事態になりました。結果として、特定の特化した高性能マシンが多くのマイニングシェア率を獲得するという状況になりました。

EquihashはBTCで発生したマイニングの中央集権化を防ぎます。中央集権化した理由であるBTCのマイニングマシンの電気代を安くする特殊チップを使用したマイニングに適さないという特性を持ちます。

ePICとの提携によりEquihashを効率化


ePIC Blockchain Technologies Inc.
(イーピックブロックチェーンテクノロジーズ アイエヌシー)
会社HP:https://www.epicblockchain.io/newsandmedia/

マイニングのASICチップの製造会社であり、360 Blockchain Inc.より10万ドルの投資をされています。
AIONとの提携においては、Equihashの開発において、提携前よりも10倍の効率を上げ、より分散され安全性の高いシステムをオープンソース化しました。このことは2018年5月18日に発表されています。

参考情報:https://www.epicblockchain.io/blog/2018/5/7/aion-partners-with-epic-blockchain-to-accelerate-equihash-processing

2019年以降はこれにPoS(Proof of Stake(プルーフオブステーク))が追加実装される予定です。PoSはコインの保有数に応じてマイニングがしやすいシステムです。つまり、AIONの保有数が多い方が有利ということになり、これにより売り圧力が下がる可能性があります。

ざっくりと理解するPoS(プルーフオブステーク)


ブロックチェーンが稼働するシステムにはいくつか種類があります。
世界で初めての暗号通貨であり、もっともポピュラーなBTCは
PoW(プルーフオブワーク)と呼ばれるシステムです。
セキュリティが優れている反面、電気代のコストが高いです。その為、将来的には取引の承認作業を実行してくれるマイナーが離れる可能性を懸念する声もあります。

その課題解決に対して、PoW以外のシステムがいくつ生み出されました。
現状として、期待されているシステムがPoS(プルーフオブステーク)です。

PoWを簡単に説明するなら「休みのない終わりなき短距離走」です。

①次のブロックが生成される瞬間をアナウンスされる
②マイナーは我先にとブロックを生成し始める。これは早い者勝ち
③先にブロックを生成したものが報酬得る
④ブロックを生成できなかったマイナーもブロックを生成しようと稼働したマシンに電気費用は同様に発生する

つまり、ブロックを生成してもしなくても電気代を払い続ける事になります。
ブロック生成毎にエネルギーを使い続けるという点で「休みのない終わりなき短距離走」というニュアンスになります。

PoSのマイニングのシステムは異なります。
これは短距離でなく「当選」です。
イメージとしてマイニングをするコインに番号が振られています。
「〇番のコインを持った人がマイニングできます」
と、いったアナウンスが流れて、当選した人がマイニングを行います。

PoWと比べてマイニングを実行しない人はブロックの生成にエネルギーを使わないので電気代が安く済みます。結果として、マイナー全体で見ると費用が安く済みます。

需要・流動性の拡大・獲得に繋がるパートナーシップ

Bancor(バンコール)


公式WEBサイト:https://www.bancor.network/
トークンに流動性をもたらす暗号通貨であり、2018年8月6日現在、時価総額ランキング75位。※coinmarketcap.com(コインマーケットキャップドットコム)調べ
BancorはAIONのトークンの流動性をもたらします。

参考情報:https://blog.aion.network/aionbancor-687921632c36

bitt(ビット)


公式WEBサイト:https://www.bitt.com/
WALLET(ウォレット)、取引所のサービスを展開しているカリブにあるスタートアップ企業。bittのWALLETはIOS、Androidで展開されています。
これはbittを通してカリブ海諸国にAIONを使用してもらうことに役立つ提携です。
また、bittはAIONの技術を利用することでWALLETサービスを強化・拡大します。

参考情報
https://blog.aion.network/bittwelcomesaion-ff5b073fe805

Metaverse(メタバース)


公式WEBサイト:https://mvs.org/
デジタル資産とデジタルアイデンティティ(電子身分証明)を提供することを目指す暗号通貨であり、2018年8月6日現在、時価総額ランキング67位。※coinmarketcap.com(コインマーケットキャップドットコム)調べ
この提携はAIONに新しいユーザーベースと業界へのアクセスに繋がります。

参考情報
https://blog.aion.network/aionandmetaversepartnership-c5b331e20b40

ビジネス利用としてのAION

Bicameral Crypto Ventures(バイカメラル クリプト ベンチャーズ)


公式WEBサイト:http://bicameralventures.com/
linkedin:https://www.linkedin.com/company/bicameralventures/
Twitter:https://twitter.com/bicameralcrypto

【CEO】Kesem Frank(ケセムフランク)

アイオンとヌコネットワークスの共同設立者。
Nuco / Aion以前のDeloitteシニアコンサルタント。
IDC Herzliyaで学士号を取得。トロント大学MBA。

AIONを使用してビジネスを構築する会社です。つまり、AIONを基にしたトークンやコンテンツを広める事に繋がります。AIONの実需用の獲得の為に重要な会社です。

AIONを基にしたトークン

Velocia(べロシア※以後VELO)

公式WEBサイト:https://www.velocia.io/
Medium(ブログ):https://medium.com/@velocia.inc
ホワイトペーパー(暗号通貨の技術/概要書類のようなもの):https://docsend.com/view/72gbkga
べロシアプレゼン資料:https://www.youtube.com/watch?v=sA7xKtSdR8k&t=570s

AIONのメインネットを基に作られるトークンです。
5月18日Youtubeでも公開されています。
https://www.youtube.com/watch?v=sA7xKtSdR8k&t=570s

現在の所、2018年中に資金を調達する予定です。
つまり、そろそろ集め始める頃という事です。

AIONの技術を使用したトークン

veritransfer(ベリトランスファー)


公式WEBサイト:https://veritransfer.io/
ホワイトペーパー(暗号通貨の技術/概要書類のようなもの)https://veritransfer.io/static/VeriTransfer%20Whitepaper%20v1.02.pdf
銃の所有権の移動を容易にしたブロックチェーンプロジェクトです。veritransferの機能の多くがAIONのスマートコントラクト機能がまかなっています。
これはAIONブロックチェーンの利用例であり、ユーズケースの一例です。
こちらはICOを行うかどうかは未発表です。

Maven net(メイバンネット)


公式WEBサイト:http://mavennet.com/
Twitter:https://twitter.com/Mavennet_?lang=en

【CEO】Patrick Mandic(パトリックマンディック)

彼は大企業の成功に焦点を当てており、大企業向けの幅広いソリューションの為の適用について幅広い知識を持っています。前職はNuco/Aionのエンタープライズ(企業・事業の意)部門の責任者を務めました。それ以前は、Deloitte(デロイト)のコンサルティングのシニアマネージャーを務め、カナダ東部でのIoTコミュニケーション実践を率いて、世界中で3,500人以上の実務者から構成されるテクノロジー戦略実践のグローバルチーフでした。

AIONは2018年9月より新たな発表を控えていると、telegram上でスタッフがコメントしていました。
同時期でコミュニティ内で発見されたのがMaven netです。
AIONはこれまで大企業と共同で研究を行ったり、大企業の事業をブロックチェーンで改善したりと実績をつくり、エコシステムを拡大していきました。
その企業達が「納品記録」の項目に記載されているものです。

Mave netに記載されている企業

MOOG(ムーグ)


公式WEBサイト:http://www.moog.com/
有名な金融雑誌である「FUTUNE」に取り上げられる年間20億ドル(約2000億円強)以上の売り上げの企業。米国防衛庁とも取引がある。

Vordafon(ボーダフォン)


公式WEBサイト:https://www.vodafone.com/
年間売り上げ‎€46.571 billion(約6000兆円)の売り上げ。世界的な通信会社.
参考情報:https://www.telecomlead.com/telecom-services/vodafone-reveals-salary-of-ceo-and-other-management-team-84446

TMXGROUP(ティーエムエックスグループ)


公式WEBサイト:https://www.tmx.com/
年間売り上げ‎$717.3 million(約800億円弱)。世界で12番目に大きい大手証券会社。天然ガス事業においてAIONとの協力にて実績を発表しています。

Deloitte(デロイト)


公式WEBサイト:https://www2.deloitte.com/
2016年からイスラムのブロックチェーン事情を調査するほど、業界に熱心な世界4大会計事務所。世界中の企業、政府とブロックチェーンのインフラを整える事業を行う。AIONの前身。

Ontario(オンタリオ)


公式WEBサイト:https://www.ontario.ca/
ニュースサイト:https://news.ontario.ca/newsroom/en
AIONはオンタリオ州政府のFintech顧問を務め、AIONの前身であるNucoはオンタリオ政府に技術を提供しました。


また、AIONの前身であるNucoはオンタリオ政府から支援を受けています。

HKMA(エイチケーエムエー)


公式WEBサイト:https://www.hkma.gov.hk/
香港通貨当局の略称。HKMAはAIONと戦略的パートナシップを結んでおり、投資をしています。
参考情報:https://vpr.hkma.gov.hk/doc/100271/ar_17/ar_17_eng.pdf
※97ページ目「ICICI Venture Funds Management Company (ICICI Venture)」の項目に記載

Maven netに記載されているAIONの実績

①安全度の高い銀行間情報交換プラットフォームの開発
②航空宇宙製造における構成部品の出所の追跡ができるブロックチェーンプラットフォームを構築
③消費者によって保護、収益化が可能なP2P(個人対個人)取引所のプラットフォームを構築
④天然ガス事業において、これまで数週間かけて行っていた違反者追跡を数秒に短縮する追跡プログラムの開発
⑤研究者、病院、患者の間でゲノム(最小限の遺伝子群を含む染色体の一種)と医療記録共有プラットフォームを提供

ここまでのまとめ

AIONチーム

・CEOのMatthew Spoke(マシュースポーク)
・CTOのJin Tu(ジントゥ)
を含む世界4都市の約75名のチームで構成されています。
※2018年9月3日現在

AIONは世界4大会計事務所のDeloitte(デロイト)の事業を会社化してNucoを設立したところから始まります。
NucoはETHの創設者であるVitalik Buterin(ビタリックブテリン)がアドバイザーになっています。
そして、父親のDmitry Buterin(ドミトリーブテリン)がエンジェル投資家です。
Nucoは現在、解体されてAION財団が創設されました。

AION Foundation(AION財団)

Jin Tu(ジントゥ)が理事を務めています。
Nucoが保有していたAIONプロジェクトに関するリソースを保有している非営利組織です。
この組織はAIONプロジェクトに関する権限も保有しています。
Nucoが解体されたのはAION Foundation(AION財団)が設立された為です。
最近では、Ian Chan(イアン・チャン)が加入をして、マーケティングの強化を行う方針を発表しました。
Ian Chan(イアン・チャン)はDeloitte(デロイト)と13年関わり、優秀な経歴を積み重ねた人物です。

AIONの技術

・Singularity NET(シンギュラリティーネット)との提携でパフォーマンスの向上

・eniguma(エニグマ)との提携でプラバシーを強化

・Blockchain Interoperability Allianceの発足により、相互運用性技術の研究・開発を強化
相互運用性においては「トークンブリッジ」のα(テスト版のようなもの)が公開されている

・ePICとの提携によりEquihashシステムを10倍の効率化に成功

・メインネットは公開されており、エクスプローラーもある

・開発状況に関しては「Cryptomiso(開発進捗ランキング)」によると14位。時価総額トップ10のCardanoが13位である事を考慮するとトップコイン達に引けを取らない開発速度であると言えます

・ATS(Aion Token Standard)の発表。これは相互運用性(異なるブロックチェーンに互換性を持たせること)、取引手数料の低料金、強力な決済処理能力(スケーラビリティ)などのブロックチェーンが抱える課題に対する具体的な解決案になり得る※2018年9月18日に追加

AIONのマイニング

・700名以上のマイナーが存在している

・SONMが先行してマイニングを実行しており、一般ユーザーがマイニングをしやすいように協力しています

・大手マイニング業者の「F2PooL」がAIONのマイニングをしている

・マイニングサービスを提供しているWinMinerがAIONをサポートしている

・現状100万ブロック以上生成されている

・AIONのマイニングに関してYouTuberも登場

AIONのビジネス活動

Bicameral Crypto Ventures(バイカメラル クリプト ベンチャーズ)

AIONのトークンを生み出すことにつながる会社。AIONのメインネットを基にしたトークンが増える事はAIONの需要獲得に繋がります。ETHが大きく高騰した理由はICOです。
現在、ICOは規制が厳しく実施しにくいイメージがあるかもしれません。
しかし、AIONはDeloitte(デロイト)という世界的大企業の事業を会社化してICOを実施しました。
既存の大企業が規制に即した健全なICO実施する為のスキームをAIONは有していることを意味します。

AIONの技術を使用したトークン

AIONのメインネットの技術を基にしたVelocia(べロシア)がICOを行う予定
銃の所有権の移動を容易にしたブロックチェーンプロジェクトveritransfer(ベリトランスファー)

Maven net(メイバンネット)

世界的企業のMoog(ムーグ)、Vordafon(ボーダフォン)、TMXgroup(ティーエムエックスグループ)、Deloitte(デロイト)。
政府との繋がりであるOntario(オンタリオ)、HKMA(韓国通貨当局)。

これらの組織との提携・協力から
①安全度の高い銀行間情報交換プラットフォームの開発
②航空宇宙製造における構成部品の出所の追跡ができるブロックチェーンプラットフォームを構築
③消費者によって保護、収益化が可能なP2P(個人対個人)取引所のプラットフォームを構築
④天然ガス事業において、これまで数週間かけて行っていた違反者追跡を数秒に短縮する追跡プログラムの開発
⑤研究者、病院、患者の間でゲノム(最小限の遺伝子群を含む染色体の一種)と医療記録共有プラットフォームを提供。
の5つの実績とプラットフォームを開発。

Maven netはAIONのブロックチェーンを具体的な実需用の獲得につながる商品のような役割を果たします。世界的な大企業や政府との協力はその組織が有する需要がAIONに移る事が期待できます。
つまり、大企業との提携・協力はAIONの大きな実需用に繋がる可能性があるということです。

情報取得の参考となるURL

公式WEBサイト

https://t.me/aion_blockchain

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Blog(ブログ)

https://blog.aion.network/

 

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