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【初心者向けざっくり解説!】ハードウェアウォレットとアプリケーションウォレットのメリット&デメリット

2018/07/25

名波 はるか

名波はるか

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こんにちは、名波はるかです。
今回は、ハードウェアウォレットとアプリケーションウォレット(アプリウォレット)のメリット、デメリットについて。

初めての方でもわかりやすいよう基本のみをざっくりお話します。

ハードウェアウォレットとは?

まずハードウェアウォレットについて簡単に説明します。

そもそも、仮想通貨を保管するウォレットには常時オンラインで使用するホットウォレットと、普段はオフライン状態で資金を保管でき、送金時などにのみオンラインで扱うコールドウォレットの2種類に大きく分けられます。

ハードウェアウォレットは資金の移動を行うときのみ、インターネットに接続しますので、コールドウォレットに分類されます。

 

ハードウォレットの勘違いに注意

よく誤解されがちなのが、ハードウォレットそのものの中に仮想通貨がしまわれていると思われている点です。

ハードウォレットが保管しているのは、ブロックチェーン上にある自分の保有している資産を送金する時などに使われる秘密鍵です。

この秘密鍵を外部からのハッキングに遭わないよう安全に保管できるのがハード(ウェア)ウォレットなのです。

ハードウェアウォレットのメリット

コールドウォレットであるハードウェアウォレットのメリットは「ハッキングリスクを限りなく低くできる」という点がまず挙げられます。

また、紛失・破損した場合も復元パスフレーズによるリカバリーが可能といった点もメリットの一つでしょう。

ハードウェアウォレットのデメリット

逆にデメリットと言えるのが、「PC(インターネット)に繋がないと送金などが行えない」点でしょうか。安全性は高いですが若干の不便さがあるのは確かです。

また、「紛失、破損、フレーズ漏洩による永久的な損失」となりえることも挙げられます。

紛失や破損によって使っているウォレットが使えなくなっても、復元パスフレーズを保管しておけば、新しく同商品を購入して復元フレーズを入力すれば復元出来ますが、フレーズを忘れたりしてしまった場合は復元は難しいしょう。

また、フレーズを誰かに知られてしまったりといった場合もウォレット内部の資産を失う可能性は高くなります。

最後に、これはデメリットとして挙げるほどではないかも知れませんが、わざわざ購入しなければならないという点も人によってはデメリットとして挙げられるかもしれません。

ハードウェアウォレットの種類、おすすめを紹介!

ハードウェアウォレットで有名なものといえば「Trezor」「レジャーナノ S」があげられます。

対応している主要通貨は以下の通りです。

Trezor(トレザー):対応銘柄数は15

ビットコイン/ライトコイン/Dash/Zcash/ビットコインキャッシュ/ビットコインゴールド/NEM/モナコイン/ERC-20トークン/イーサリアム/イーサリアムクラシック/Dogecoin/etc…TREZOR紹介用URL 980×200

Ledger Nano S(レジャーナノエス):対応銘柄数は24

ビットコイン/ライトコイン/リップル/Dogecoin/ビットコインキャッシュ/ビットコインゴールド/イーサリアム・イーサリアムクラシック/Zcash/Dash/etc…

ここまでがハードウェアウォレットの簡単な説明です。

 

アプリケーションウォレットとは?

次はアプリケーションウォレットについてご説明します。

先ほど、ウォレットには常にオンラインで保管するホットウォレットと取引時以外はオフラインで保管するコールドウォレットの2種類があることについて触れたかと思います。

今から説明するアプリケーションウォレットはホットウォレットにあたります。

厳密に言うとアプリケーションウォレットにはコールドウォレットも存在しますが、少々話がややこしくなるため、今回はホットウォレットとしてのアプリウォレットの解説となります。

原則としてアプリケーションウォレットはPC、スマートフォンのアプリケーションとしてインストールし、使用します。

アプリケーションウォレットのメリット

最も特筆すべきメリットとしては、「誰でもすぐに入手することができ、どこにでも持ち運べる」という点です。

ビットコイン決済ができる店舗は日に日に増えていっていますので、アプリケーションウォレットで資産を管理するようにすれば、外出時にビットコイン決済を選択することもできます。

次いで挙げられるメリットは「無料」だという点。

導入、管理にかかる費用が不要なため、まだ多くの仮想通貨を持っていない場合には無料のアプリケーションウォレットでの管理で良いと思います。

もちろん、保有する金額が大きくなってきたら、ハードウェアウォレット を購入し、そちらで管理することをお勧めします。

また、アプリケーションと言う名の通り、アプリとしてダウンロードするため「フィッシング詐欺サイトの被害に遭いにくい」こともメリットとして挙げられるでしょう。

アプリケーションウォレットのデメリット

デメリットについては、やはり「ハッキングリスクが多少伴う」点です。

また、復元パスフレーズのリカバリー機能があるとはいえ、「機種変更、デバイスの紛失/破損による資産の喪失の可能性」がないとはいえないのもある意味デメリットと言えるかと思います。

アプリケーションウォレットの種類、おすすめを紹介!

アプリウォレットにはどんなものがあるか?というと、「Copay」や「Bitcoin.com」、「Blockchain」などが有名なウォレットとして挙げられます。

アプリウォレットについてはかなりの種類があり、それぞれ取り扱い銘柄の違いや様々な違いがありますので使いやすいかどうかや、自分が管理したい銘柄のコインがあるかどうかなどが判断基準になるかと思います。

また、あらゆるアプリケーションウォレットを初めて使う際は、先述している復元パスフレーズという幾つかの単語が出てきますので、携帯やデバイスの紛失などに備えて、必ず控えておきましょう。

 

ウォレットで資金を管理する際に気をつけたいこと

どちらのウォレットで資金を管理するにしても、気をつけなければならないことはただ一つです。

それは、復元パスフレーズ(リカバリーフレーズ) の管理を徹底すること。

この記事で何度も書いていますが、万が一ウォレットが破損したり紛失しても、復元パスフレーズを保管しておけば、復元が可能です。

このことを逆に考えると、復元パスフレーズを紛失したり、第三者に知られてしまうと、仮想通貨を永遠に引き出せなくなるだけでなく復元パスフレーズを知ってしまった人に盗まれてしまうという危険性もあるわけです。

仮想通貨を始めるにあたり、何より大事なことは自分の資産そのものだけでなくそれらを保管するウォレットなどの管理をしっかりとすることが重要なこととなりますね。

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