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これを知らないと話にならない。情報収集に役立つ暗号通貨(仮想通貨)の基本。

2018/04/01

クリプト鬼

クリプト鬼

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日本では2016年の4月に資金決済法が改正されました。
これは、BTC(ビットコイン)をはじめとする仮想通貨に適用する為の動きといえます。
2017年は日本最大の取引所であるbitFlyer(ビットフライヤー)が「仮想通貨元年」というフレーズを用いて、ドンドン広告しました。
新聞、CM、トラック、インターネットを大いに賑やかしました。
その甲斐あってか、日本国民のBTCの認知度は90%を超えました。
それに伴い、新規参加者が集まりました。お金が沢山集まったので、BTCの価格も大きく上がりました。
「2017年1月約10万円→2017年12月最大約230万円」
価格だけでもいかに盛り上がったのかがよく分かると思います。

2018年の1月から下がっていき、2月には60万円台になりました。
もちろん、これには理由があります。
価格は買ったら上がり、売ったら下がるのが基本です。
売りたくなる何かの理由があった事になります。
その一つは個人の税金です。

最初に売り始めた人はそれを事前に予見していたことになります。
仮想通貨の情報を追って、情報を持っていたという事です。
それを知らずに230万円台の高値掴みをした人はとても大変だったと思います。

私は仮想通貨に興味を持っている方に仮想通貨の基本を知って頂き、今後の活動に役立てて欲しいので、第一回目の記事は基本的な事をお伝えさせて頂きます。
そして、それを情報収集に役立てる方法までを今回の記事とさせて頂きます。

◆本来は仮想通貨ではなく、暗号通貨◆

2008年にインターネット上に「White paper」(ホワイトペーパー)と呼ばれるBTC(ビットコイン)の設計に関する論文が公開されました。
論文の著者は「Satoshi Nakamoto」。そこには「PoW」(Proof of work/プルーフオブワーク)のシステム、「Blockchain」(ブロックチェーン)の中身。
「Mining」(マイニング)は送金と受け取りの承認であり、報酬としてBTCを得ること、既存の銀行システムの抱える課題などといった事が記載されています。
BTCは銀行をはじめとした、既存のお金の在り方に疑問を持った人が考え出して論文を出して、1年後の2009年に誕生しました。

BTCの心臓ともいえる技術がブロックチェーンです。そのブロックチェーンの根源が暗号技術です。
暗号技術は元々は軍事技術です。ものすごく高度な技術です。難しいとか感じる人もいるかと思いますが、セキュリティ等で私達の日常生活に浸透しています。
「暗号技術でお金のような機能を持つ」から「暗号通貨(Crypto Currency/クリプトカレンシー)」とされています。
当時、日本で暗号通貨を伝えようとした時、
「暗号通貨じゃ分かりにくいし、とっつきにくいから仮想通貨と伝えよう」とメディアが行動したと言われています。
それが、そのまま定着して法律上の明記も仮想通貨となりました。

◆Fintech(フィンテック)は広い概念◆

金融(Finance/ファイナンス)と技術(Technology/テクノロジー)の最初の文字を合わせて、生まれた言葉がFintechです。
技術はインターネット技術を指しています。
フィンテックは、BTCやブロックチェーンだけの概念ではありません。

例えば・・・
〇スマホの家計簿アプリ
→インターネットと家計簿(金融関係)

〇インターネットバンキング
→インターネットで銀行(金融関係)を使用できる

上記の2つの例から言っても、Fintechの考え方は広いです。
フィンテックの中にブロックチェーン。
ブロックチェーンの中にBTCがあります。

◆暗号通貨には公式風?なサイトがある◆

暗号通貨は未だ各国の規制(市場健全化の為のルール)が追い付いていません。
その為、公式・非公式が明確になっていません。
仮に「みんなが確認する情報」を公式とするならば、
「Coin marketcap.com(コインマーケットキャップドットコム)」という暗号通貨の時価総額ランキングサイトがそれに該当します。
URL:https://coinmarketcap.com/

◆BTC以外の暗号通貨がある◆

BTCの作り方はgithubと呼ばれるインターネットサイトで公開されています。
これをオープンソースと呼んでいます
BTCを基に多くの暗号通貨が誕生しました。
BTC以外のコインは「アルトコイン」と呼ばれています。
現在、公開されているだけでも1500種類以上あります。
※2018年3月2日現在

◆アルトコインの中にはトークンがある◆

暗号通貨には「トークン」と呼ばれる種類があります。
上記の図はコインマーケットキャップのトークンのみを表示したものです。
トークンとは簡単にいうと
「Platform(プラットフォーム/基盤というような意味)から誕生したコイン」です。
時価総額ランキング2位のETH(イーサリアム)というコインがあります。
現状、多くのトークンはETHが基となっています。

トークンはシステムの維持はプラットフォーム側となるコインが行います。
ETHが基となるトークンはETHがシステムダウンしたら、連動してダウンします。
基本的にはプラットフォーム側と運命共同体です。
プラットフォーム側はトークンにシステムを提供しています。
そして、トークンが増えると価値が上がります。
トークンが使用される手数料として、プラットフォーム側のコインが必要です。
結果として、トークンを活用しようとしたらプラットフォーム側のコインの買いが入るからです。

◆プラットフォームは広い意味で使用されている◆

プラットフォームという言葉はコインの関係性だけで使用される訳ではありません。
例えば、EOSが自身のコインを使う一般消費者向けの製品を開発したとします。
そうすると、製品をプラットフォームと呼ぶ事になります。
公開されているコインであれば、コインマーケットキャップでトークンなのかプラットフォーム型のコインなのかの見分けがつきます。
公開前のものであれば、ホワイトペーパーに記載されています。
例えば、ETHを使用しているトークンであれば「ERC20」と記載されています。
※2018年3月2日現在

◆ICO(イニシャル・コイン・オファリング)は暗号通貨を使用した資金調達◆

BTC以降のコインは主にプロジェクトです。
「ブロックチェーンという未知で大きな可能性を秘めた技術を研究・開発する事で将来、世の中を変えるような製品をつくる」
大体のコインはこのような事を言っています。ようは、ベンチャー(大企業が手を出さないような冒険的・野心的な事業)です。
コインとは、将来開発される製品で使用される道具であり、プロジェクトの象徴のようなものです。
ブロックチェーンは未開拓市場です。明確なノウハウや完成品と評価される事例は未だありません。
※2018年3月2日現在

ICOの利点としては、
「世界中からかなりの低コストで資金調達ができる」という点です。
ICOは株式会社の上場(IPO)と比較される事が多いです。
IPOはコストが高いです。その上、多くは自国という特定範囲で行われ、審査基準が厳しいです。
ICOはIPOに比べて、コストパフォーマンスに優れています。

ICOのデメリットとしては、
資金を提供する側の理解が浅い事が挙げられます。
ICOはその利点からビジネス初心者やスタートアップ企業が実施することが現状はほとんどです。
これは、平均してプロジェクトの成功確立が低いことを意味します。
資金を提供する側はその事を理解していない場合が多いです。
「暗号通貨は儲かるから、とにかく参加をしよう」
このように考えてICOに参加をすることが多いです。

◆上記の内容を情報収集に役立てる具体例◆

①英語と日本語を使い分ける
例えば、暗号通貨の事を調べようとして、Googleで「暗号通貨」と検索したとします。
そうすると、日本語の情報が検索に引っかかります。
日本も大切ですが、暗号通貨は海外が発祥であり、本場です。
世界中で最もポピュラーな「crypto currency」の検索には基本的には適いません。
また、情報の流れとしては
「海外の英語記事→日本語に翻訳して記事になる」というのが一般的です。
つまり、英語の情報は日本語に比べて、
「事象発生から早くて鮮度が良く、量も多い」という事が言えます。

②chrome(クローム)には翻訳機能がついている
Google翻訳を使用して、分からない英語も日本語にできるというのが一般的だと思います。
この場合は英語の文章をコピーして、張り付けるという面倒な作業が待っています。
でも、インターネットのページなら

・適当な箇所で右クリック

・日本語に翻訳を選択

この手順で日本語化してくれます。
専門的な言葉や誤変換などで分かりにくい時もあると思いますが、大部分は翻訳してくれます。
分からない単語は意味を調べましょう。
その言葉は実はとても重要な言葉だったりします。

③コインの事が知りたいならホワイトペーパーを読む
①の例で考えて、ある特定のコインを調べるとします。
その場合は「コイン名 crypto」と検索すると出てくることが多いです。
もしくは「コイン名 ICO」や「コイン名 blocchain」などです。
一つの単語では、沢山の情報が出てきます。
そのほとんどは自身が探していない情報です。
でも、検索する単語を増やす事で絞ることができます。
・crypto
・blockchain
・ICO
この3つの単語はコイン名と併せて、よく使用することになると思います。
お目当てのコインの情報サイトが出てきました。
コイン発行元の公式サイトなら、多くの場合はホワイトペーパーがあります。
・そのコインのプロジェクト内容
・プロジェクトの意義
これらの情報が記載されています。
英語の場合が多いです。これは、コピーと貼り付けでGoogle翻訳を活用しましょう。

④公開されているコインならコインマーケットキャップを使用する
コインマーケットキャップは様々な情報が載っています。
・コイン毎の公式サイト
・コインの総発行量
・コインが公開されている取引所
・チャート
などなど

コインの情報の詳細を知る為にはコイン発行元の公式サイトを見つけるのが早いです。
公開されているなら、コインマーケットキャップを調べれば出てきます。

◆ここまでのまとめ◆

上記の内容を考慮して、最新の情報を取得する事がとても大切です。
暗号通貨はまだまだ未開拓の領域であり、今、ようやく世界が対応しようとしている状態です。
同行は常に変わります。
世界各国の規制(市場の適正化)とブロックチェーン技術が開発・研究が進みます。
それは、私達の日常に普及します。
今はその未来への途中であり、その未来になるには数年かかると考えられます。
未開拓だからこそ、大きなチャンスに恵まれます。
反面リスクがあります。今回の例でいうと情報が分かりにくい事が挙げれます。
今回の記事の内容を参考にして頂き、今後の活動に役立てて頂ければ幸いです。

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